2009 立命館大 理系学部A方式2月7日実施MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2009 立命館大学 理系学部A方式(薬学部を除く)2月7日実施

易□ 並□ 難□

【1】  a b を実数とし,行列 A A =( 1-a a b1 -b ) とする.

(1)  x y についての連立 1 次方程式が,行列を用いて

A( x y )= ( a b)

と表されているとする.連立 1 次方程式 がただ 1 つの解をもつための必要十分条件は であり, が解をもたないための必要十分条件は であり, が解を無数にもつための必要十分条件は である.

(2)  a b を正の数とする.このとき,行列 A

A2+ ( ) A+ ( ) E=O

を満たす.ただし, E 2 次の単位行列で, O 2 2 列の零行列である. t についての 2 次方程式

t2+ ( ) t+ =0

は解 t= をもつ(ただし > とする).

  t= のとき, x y に関する連立 1 次方程式

(A- ( ) E) ( xy ) =( 0 0 )

を満たす組 (x, y) x 2+y 2=1 かつ x >0 となるものは ( x,y) = である.

 また, t= のとき, x y に関する連立 1 次方程式

(A- ( ) E) ( x y) =( 0 0 )

を満たす組 (x, y) x 2+ y2= 1 かつ x> 0 となるものは ( x,y) = である.

 なお, には行列を用いず, a b を用いた式を記せ.

2009 立命館大学 理系学部A方式(薬学部を除く)2月7日実施

易□ 並□ 難□

【2】 座標平面上の曲線 C が,媒介変数 t によって

x= 15 (4 t-3 t2 ) y= 1 5 (3t +4 t2)

と表されているとする.

(1)  x y の式から t を消去すれば

16x 2+ xy+ y2+ x + y=0

となる.

(2) 曲線 C 上の点 P ( 15 ( 4t -3 t2) , 15 ( 3t+ 4t2 ) ) と放物線 y =x2 上の点 Q ( -t, t2 ) の中点 M の座標は t を用いて と表されるので, M t の値に関係なく定直線 y = x 上にある.また, PQ のとき,この直線 y = x 2 P Q を通る直線は垂直である.

(3) 曲線 C と放物線 y= x2 の原点以外の共有点の座標は であり,曲線 C と放物線 y =x2 で囲まれる部分の面積は である.

2009 立命館大学 理系学部A方式(薬学部を除く)2月7日実施

易□ 並□ 難□

【3】

(1)  1 個のさいころを,次の規則で勝者が決まるまで投げ続けるものとする.

を得点し,先に 4 点取った方を勝者とする.多くとも 回まで投げると必ず勝者が決まる.また, A 君が勝つ確率は である.

2009 立命館大学 理系学部A方式(薬学部を除く)2月7日実施

易□ 並□ 難□

【3】

(2)  A 君, B 君, C 君の 3 人でじゃんけんをすることにした. 1 回目は 3 人で始め,負けたものは抜けることとし,勝者が 1 人になるまで繰り返す. n を自然数とし, n 回目に勝者が 1 人になる確率を求める.

(a)  1 回目で勝者が 1 人になる確率は である.

(b)  1 回目では勝者が 1 人にならず, 2 回目に勝者が 1 人になる確率は である.

(c)  n3 とし, m は自然数で 1< m<n とする.

(ⅰ)  n-1 回目まで 3 人とも負けないで, n 回目に勝者が 1 人になる確率は である.

(ⅱ)  1 回目に 1 人が負け,その後残った 2 人がじゃんけんを続け,初めから数えて n 回目に勝者が 1 人になる確率は である.

(ⅲ)  1 回目から m- 1 回目まで 3 人とも負けないで, m 回目に人が負け,その語残った 2 人がじゃんけんを続け,初めから数えて n 回目に勝者が 1 人になる確率は である.

 したがって,(ⅰ),(ⅱ),(ⅲ)より n 回目に勝者が 1 人になる確率は となる.

2009 立命館大学 理系学部A方式(薬学部を除く)2月7日実施

易□ 並□ 難□

【4】  k を実数とし,

I(k )= 01 |e x-k | dx

とする.

(1)  k を用いて,

k 1 のとき, I (k )= 1< ke のとき, I (k) = e< kのとき, I (k) =

となる.

(2)  0k e とする. I(k )

をとる.

inserted by FC2 system