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【2】 の範囲における関数のグラフをの範囲における関数のグラフをとする.実数はの範囲にあるとし,上の点の座標は上の点の座標はであるとする.
点でに接する直線の方程式は
であり,点でに接する直線の方程式は
である.直線と直線の交点をとすると,の座標はである.点は,の値によらずに放物線の上にある.
また,および軸で囲まれた三角形の面積はである.
直線との交点を直線との交点をとおき,曲線と線分および直線によって囲まれた図形の面積をとする.このとき
である.の範囲において,は
のときに極小値をとり,関数のグラフの概形はである.に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
【3】 三つの文字 a
,b
,c
を用いた文字列で,次の(ⅰ)と(ⅱ)を満たすものを考える.
(ⅰ) 最初の文字は a
である.
(ⅱ) 同じ文字が二つ以上続くことはない.すなわち,文字列の中に aa
,bb
,cc
は現れない.
含まれている文字の個数をその文字列の長さとよぶ.たとえば,abcba
は(ⅰ)と(ⅱ)を満たす文字列であり,その長さはである.
は自然数とする.最後の文字が a
である長さの文字列の個数をとし,最後の文字が b
である長さの文字列の個数をとし,最後の文字が c
である長さの文字列の個数をとする.
長さの文字列は a
のみであり,長さの文字列は ab
,ac
のみであるので,である.同様にしてであり,である.
について
が成り立つ.ただしについては,当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
同様に,もを用いて表すことができる.
であり,したがって,である.
とおくと
が成り立つから,である.また,のとき
が成り立つので,とおくと
となる.これらより,に対して
である.
【4】 三角形の辺に接する円(内接円)をとし,その中心をとおく.この円と辺との接点を辺との接点をとし,とおく.であるとし,とおく.
なお,一般に円の外部の点からその円に本の接線を引き,その接点をそれぞれとするとき,が成り立つ.
(1) ベクトルは,ベクトルを用いての形に表される.である.であることから,実数をを用いて表すと
となる.
(2) とおく.点が辺をに内分するとする.辺と円との接点をとすると,であり,である.
一方,であり,であるから,はとを用いても表される.これより
が成り立つことがわかる.したがって,はを用いて
とも表される.
線分と線分との交点をとする.ベクトルを実数を用いてと表すとき,実数は
と表される.したがって,のとき,線分と辺とは平行になる.このとき辺は辺をに内分する.
【5】 次の二つの度数分布表は,あるクラスの人について行われた漢字の「読み」と「書き取り」のテストの得点をそれぞれまとめたものである.ただし,テストの得点は整数値をとるものとする.
読 み
階 級(点) 以上 以下 | 人数 (人) |
合 計 |
書き取り
階 級(点) 以上 以下 |
人数 (人) |
合 計 |
以下,小数の形で解答する場合は,指定された数の一つ下の桁を四捨五入し,解答せよ.途中で割り切れた場合は,指定された桁までにマークすること.
度数分布表にまとめる前の得点がわからないものとして,度数分布表の数値だけをもとに,度数分布表にまとめる前の得点の中央値と平均値がどのような値であるかを考える.
(1) 「読み」の得点の中央値は,最も小さい値として点の可能性があり,最も大きい値として点の可能性がある.
(2) 「読み」の得点の平均値を「書き取り」の得点の平均値をとする.このときは最も小さい値として点の可能性があり,最も大きい値として点の可能性がある.また,との関係については,ただし,については,当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
得点は次のようになっていた.以下,この得点について考える.
番号 | 読 み | 書き取り |
A |
||
B |
||
平均値 | ||
標準偏差 | C |
ただし,「読み」の得点の最大値と最小値との差が点であり,A
の値は B
の値より大きいものとする.
(3) A
と B
の値の和は点であり,A
の値は点,B
の値は点となる.また,「読み」の得点の標準偏差 C
の値は点である.
(4) 「読み」の得点と「書き取り」の得点の相関図(散布図)として適切なものはであり,相関係数の値はを満たす.に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
にあてはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
(5) 新たに人について,漢字の「読み」と「書き取り」のテストを行ったところ,得点は次のようになった.
番 号 | 読 み (点) |
書き取り (点) |
この人の得点を加えた「読み」の得点の標準偏差の値は,加える前の値と比較して同様に,この人の得点を加えた「書き取り」の得点の標準偏差の値は,加える前の値と比較してに当てはまるものを,次ののうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを選んでもよい.
【6】 座標平面上で,座標と座標がともに整数である点を格子点と呼ぶ.を以上以下の整数とするとき
で表される領域をとする.
(1) 座標平面上における領域の概形はの影をつけた部分である.ただし,軸,軸は含まない.に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
領域内の格子点の総数を求めたい.そのために,内においての値ごとに格子点の個数を求め,その合計としての値を求める次の〔プログラム1〕を作成した.
〔プログラム1〕
100 INPUT PROMPT "c=";C
110 DIM L(100)
120 LET N = 0
130 FOR Y = 1 TO C - 1
140 LET A = 4 * ( C - Y )
150 LET B =
160 IF A < = B THEN
170 LET L(Y) =
180 GOTO 210
190 END IF
200 LET L(Y) =
210 PRINT "y=" ; Y ; "
である格子点の個数は " ; L(Y) ; "
個である "
220 LET N =
230 NEXT Y
240 PRINT "
格子点の総数は " ; N ; "
個である "
250 END
ただし,110
行の DIM L(100)
は番号付きの変数(配列変数)L(1)
,L(2)
,L(100)
を宣言した文である.
(2) に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.ただし,INT(X)
は X
を越えない最大の整数を表す関数である.
( 5 * C - 3 * Y ) / 2
INT ( 5 * C - 3 * Y / 2 )
INT( 5 * C - 3 * Y) / 2)
( 5 * C - 2 * Y ) / 3
INT( 5 * C - 2 * Y / 3 )
INT( ( 5 * C - 2 * Y ) / 3 )
に当てはまるものを,次ののうちから一つずつ選べ.
A - 1
A
A + 1
B - 1
B
B + 1
に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
L(Y) - 1
L(Y)
L(Y) + 1
N + L(Y) - 1
N + L(Y)
N + L(Y) + 1
(3) 〔プログラム1〕を実行して,C
にを入力したとき,210
行で出力される L(1)
の値はであり,240
行で出力される N
の値はである.
領域内の格子点のうち,を満たすものの個数が総数の半分以上となる最小の整数の値も出力させたい.そのために,〔プログラム1〕に次の 241
行〜 246
行を追加した〔プログラム2〕を作成した.
241 LET P = 0
242 FOR K = 1 TO C - 1
243 LET P =
244 IF
THEN GOTO 246
245 NEXT K
246 PRINT "
求める整数 k
は " ; K ; "
である "
(4) に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
1
K
L(K)
P + 1
P + K
P + L(K)
に当てはまるものを,次ののうちから一つ選べ.
K = N / 2
K > = N / 2
K < = N / 2
P = N / 2
P > = N / 2
P < = N / 2
(5) 〔プログラム2〕を実行して,C
にを入力したとき,246
行で出力される K
の値はである.