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2010-10010-0101
2010 旭川医科大学 前期
医学部(医学科)
易□ 並□ 難□
【1】 次の問いに答えよ.
問1 整数を係数とする n 次方程式
f⁡(x )=a0 ⁢xn +a1 ⁢x n-1 +a2 ⁢xn -2+ ⋯+a n-1 ⁢x+a n=0
が有理数の解 βα ( α と β は互いに素な整数とする)をもつとき, α は a0 の約数であり β は an の約数であることを示せ.
問2 素数 p に対して,
x+y+ z= p3 ,x ⁢y+y ⁢z+z ⁢x= 1p ,x ⁢y⁢z =1 p3
を満たす x ,y ,z がすべて正の有理数であるとき, p および x ,y ,z を求めよ.
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【2】 α>1 とする. 0<t< π α-1 となる t に対して, xy 平面上の点 P (cos⁡ t,sin⁡ t) と点 Q (cos⁡ α⁢t, sin⁡α⁢ t) を通る直線を lt とする.次の問いに答えよ.
問1 直線 lt の方程式を
f⁡(t )⁢x+ g⁡(t )⁢y= h⁡(t )
とする. h⁡(t )=-sin ⁡(α- 1)⁢t のとき, f⁡(t ),g ⁡(t) を求めよ.
問2 行列 ( f⁡( t)g⁡ (t) f′ ⁡(t) g′ ⁡(t) ) は逆行列をもつことを示せ.
問3 x⁡(t ),y ⁡(t) を
( f⁡( t)g⁡ (t) f′ ⁡(t) g′ ⁡(t) ) ⁢( x⁡(t )y ⁡(t) )= ( h⁡(t )h ′⁡( t) )
を満たすものとし,点 R( x⁡(t ),y⁡ (t)) が描く曲線を C とする.このとき,点 R は直線 lt 上にあり,曲線 C の点 R における接線は lt と一致することを示せ.
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【3】 関数 f⁡ (x)= sin⁡x (- π2 ≦x≦ π2 ) の逆関数を g⁡ (x ) ( -1≦x ≦1 ) とおくとき,次の問いに答えよ.
問1 -1<x <1 のとき, g′⁡ (x) を x を用いて表せ.
問2 曲線 y= sin2⁡ x( 0≦ x≦π ) と直線 y= t( 0< t<1 ) の 2 つの交点の x 座標を,それぞれ α ,β ( α<β ) とおくとき, ∫ αβ ⁡sin2 ⁡x⁢d x を t と関数 g を用いて表せ.
問3 h⁡(t )= 2π⁢ ∫αβ ⁡sin2 ⁡x⁢d x-1- t2 (0 <t<1 ) とおくとき, h⁡( t)<0 ( 0< t<1 ) を示し h⁡ (t) を最小にする t の値を求めよ.
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【4】 次の問いに答えよ.
問1 関数 f⁡ (x)= 1 -cos⁡x x2 について,次の問いに答えよ.
(1) limx→ 0⁡ f⁡(x ) を求めよ.
(2) 区間 0< x<π で f⁡ (x ) の増加減少を調べよ.
問2 三角形 ABC において, ∠A ,∠B の大きさをそれぞれ α , β とし,それらの角の対辺の長さをそれぞれ a , b で表す. 0<α <β< π のとき,次の不等式が成り立つことを証明せよ.
b 2a2 < 1 -cos⁡β 1-cos ⁡α < β2 α2