2010 大阪大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2010 大阪大学 前期

文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学)),外国語学部)

配点率35%

易□ 並□ 難□

【1】 曲線 C: y=-x 2-1 を考える.

(1)  t が実数全体を動くとき,曲線 C 上の点 (t, -t2 -1) を頂点とする放物線

y= 34 ( x-t) 2-t 2-1

が通過する領域を xy 平面上に図示せよ.

(2)  D を(1)で求めた領域の境界とする. D x 軸の正の部分と交わる点を (a, 0) とし, x=a での C の接線を l とする. D l で囲まれた部分の面積を求めよ.

2010 大阪大学 前期

文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学)),外国語学部)

配点率30%

易□ 並□ 難□

【2】 連立方程式

{ 2x+ 3y= 43log 2x -log3 y=1

を考える.

(1) この連立方程式を満たす自然数 x y の組を求めよ.

(2) この連立方程式を満たす正の実数 x y は,(1)で求めた自然数の組以外に存在しないことを示せ.

2010 大阪大学 前期

文系(文,人間科,法,経済,医(保健(看護学)),外国語学部)

配点率35%

易□ 並□ 難□

【3】(1) 不等式

( | x|- 2) 2 +( |y |-2 ) 2 1

の表す領域を xy 平面上に図示せよ.

(2)  1 個のさいころを 4 回投げ, n 回目( n= 1 2 3 4 )に出た目の数を an とする.このとき

(x,y) =(a1 -a2 ,a3 -a4 )

が(1)の領域に含まれる確率を求めよ.

2010 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【1】 関数

f(x )=2 log(1 +ex )-x- log2

を考える.ただし,対数は自然対数であり, e は自然対数の底とする.

(1)  f(x ) の第 2 次導関数を f (x ) とする.等式

logf ( x)=- f(x )

が成り立つことを示せ.

(2) 定積分 0 log2 ( x-log 2) e-f (x) dx を求めよ.

2010 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【2】  0<θ< π 2 とする. 2 つの曲線

C1: x2+ 3y 2=3 C2: x 2cos 2θ - y 2sin 2θ =2

の交点のうち, x 座標と y 座標がともに正であるものを P とする. P における C 1 C2 の接線をそれぞれ l 1 l2 とし, y 軸と l 1 l2 の交点をそれぞれ Q R とする. θ 0< θ< π2 の範囲を動くとき,線分 QR の長さの最小値を求めよ.

2010 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【3】  l m n 3 以上の整数とする.等式

( nm- n 2+ 1) l =2

を満たす l m n の組をすべて求めよ.

2010 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

【4】 半径 3 の球 T1 と半径 1 の球 T2 が,内接した状態で空間に固定されている.半径 1 の球 S が次の条件(A),(B)を同時に満たしながら動く.

(A)  S T1 の内部にあるか T1 に内接している.

(B)  S T2 の外部にあるか T2 に外接している.

  S の中心が存在しうる範囲を D とするとき,立体 D の体積を求めよ.

2010 大阪大学 前期

理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)

配点率20%

易□ 並□ 難□

2010年大阪大前期理系【5】の図

【5】  n 0 以上の整数とする.立方体 ABCD- EFGH の頂点を,以下のように移動する 2 つの動点 P Q を考える.時刻 0 には P は頂点 A に位置し, Q は頂点 C に位置している.時刻 n において, P Q が異なる頂点に位置していれば,時刻 n+ 1 には, P は時刻 n に位置していた頂点から,それに隣接する 3 頂点のいずれかに等しい確率で移り, Q も時刻 n に位置していた頂点から,それに隣接する 3 頂点のいずれかに等しい確率で移る.一方,時刻 n において, P Q が同じ頂点に位置していれば,時刻 n+ 1 には P Q も時刻 n の位置からは移動しない.

(1) 時刻 1 において, P Q が異なる頂点に位置するとき, P Q はどの頂点にあるか.可能な組み合わせをすべて挙げよ.

(2) 時刻 n において, P Q が異なる頂点に位置する確率 rn を求めよ.

(3) 時刻 n において, P Q がともに上面 ABCD の異なる頂点に位置するか,またはともに下面 EFGH の異なる頂点に位置するかのいずれかである確率を pn とする.また,時刻 n において, P Q のいずれか一方が上面 ABCD 他方が下面 EFGH にある確率を qn とする. pn+ 1 を, pn qn を用いて表せ.

(4)  limn q npn を求めよ.

inserted by FC2 system