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2010 大阪大学 後期

理,工,基礎工学部

配点60点

易□ 並□ 難□

【1】  p は素数, r は正の整数とする.以下の問いに答えよ.

(1)  x1 x2 xr についての式 (x1 +x2 ++ xr )p を展開したときの単項式 x 1p1 x 2p2 xr pr の係数を求めよ.ここで, p1 p2 pr 0 または正の整数で p 1+p 2+ +pr =p をみたすとする.

(2)  x1 x2 xr が正の整数のとき,

( x1+ x2+ +x r) p-( x1p +x 2p+ + xrp )

p で割り切れることを示せ.

(3)  r p で割り切れないとする.このとき, rp- 1-1 p で割り切れることを示せ.

2010 大阪大学 後期

理,工,基礎工学部

配点60点

易□ 並□ 難□

【2】  a>0 は定数, θ 0< θ< π2 の範囲を動く変数とする. xyz 空間で (a cosθ, asin θ,0) に中心をもち半径が a の球を S とする.さらに, S zx 平面により二分し y 軸の負の方向にある部分を S 1 S yz 平面により二分し x 軸の負の方向にある部分を S2 とする.

(1)  S の体積 V1 (θ ) を求めよ.

(2)  S から S1 S2 を取り除いた立体の体積を V (θ) とするとき, V( θ) (0 <θ< π 2 ) の最大値を求めよ.

2010 大阪大学 後期

理,工,基礎工学部

配点60点

易□ 並□ 難□

【3】 曲線 C: y= ex1 +ex 上に点 A (a , ea 1+ea ) をとる.ただし, a>0 とする.

(1)  C 上にあり A とは異なる点 P (p , ep 1+ep ) について,そこでの接線が A での接線と平行となるように p の値を定めよ.

(2)  p は上で定めた値とする. C x 軸および 2 直線 x= a x=p で囲まれた図形を, x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ.

2010 大阪大学 後期

理,工,基礎工学部

配点70点

易□ 並□ 難□

【4】 円 C は, 2 つの放物線 P1 :y= 1 4a x2 a> 0 P 2:y =- 14b x2+ m b >0 m> 0 で囲まれた領域内にあり,両方の放物線と共有点をもち,さらに y 軸上に中心をもつとする.このとき,以下のことを示せ.

(1)  C P1 および P2 のそれぞれと 1 点のみを共有するならば, m4 a かつ m 4b である.

(2)  C P1 および P2 のそれぞれと 2 点を共有するならば, (a+ b)2 <ma かつ ( a+b) 2<m b である.

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