2010 大阪市立大学 前期MathJax

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2010 大阪市立大学 前期

商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【1】 正の実数からなる 2 つの数列 {an } {bn } は, n3 について

an= an-1 +a n-2 2 bn= bn- 1 bn-2

をみたすものとする.次の問いに答えよ.

問1  {an } の階差数列を {cn } とすると, {cn } は等比数列になることを示し,その公比を求めよ.

問2  n3 について an a1 a2 n を用いて表せ.

問3  b1= 1 b2= 2 のとき, n3 について log2 bn n を用いて表せ.

2010 大阪市立大学 前期

商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【2】 実数 r に対し, nr< n+1 となる整数 n [r] と表すことにする.正の整数 m について, f(m )=[m -log2 (m+ 1)] とおく.次の問いに答えよ.

問1  m+1= 2s となる整数 s があれば, f(m +1)=f (m) となることを示せ.

問2  m+1= 2s となる整数 s がなければ, f(m +1)= f(m )+1 となることを示せ.

2010 大阪市立大学 前期

商・経済・医(看護)・

生活科学部

50点

易□ 並□ 難□

【3】  a b を正の実数とし,座標平面上の放物線 C: y=a x2+ b を考える. t s は正の実数とし,点 P (t ,a t2+ b) における C の接線を l P Q (s ,a s2+ b) における C の接線を lQ で表す. lP は原点を通っているとする.次の問いに答えよ.

問1  lP の傾きが 1 未満となるための必要十分条件を, a b を用いて表せ.

問2  lP の傾きは 1 未満とし, lP x 軸がなす鋭角を θ と表す. Q lQ x 軸のなす鋭角が 2 θ になるようにとるとき, lQ の傾きを a b を用いて表せ.

問3  a b a+ b= 12 をみたすとき, lP の傾きは 1 未満であることを示せ.

問4  a b a+ b= 12 をみたすものとし, Q を問2のようにとる. lQ の傾きが最大になるような a b を求めよ.

2010 大阪市立大学 前期

商・経済・医(看護)・

生活科・理・工・医(医)学部共通

50点

理・工・医(医)学部は【2】

易□ 並□ 難□

【4】 確率 p で表がでるコインが 2 枚ある.それらを A B とする. X さんは表が 2 回出るまでコイン A を投げ続け, Y さんは表が 3 回出るまでコイン B を投げ続ける.次の問いに答えよ.

問1  A の裏がちょうど k 回出る確率 ak p k を用いて表せ.

問2  B の裏がちょうど k 回出る確率 bk p k を用いて表せ.

問3  A の裏が出る回数と B の裏が出る回数の和が 3 である確率 c p を用いて表せ.

2010 大阪市立大学 前期

理・工・医(医)学部

50点

易□ 並□ 難□

【1】  A=( 1 1 -11 ) E= ( 10 01 ) とする.次の問いに答えよ.

問1  2 次正方行列 X Y が共に逆行列をもてば,積 X Y も逆行列をもつことを示せ.

問2 すべての実数 s について, A+s E は逆行列をもつことを示せ.

問3 すべての実数 t について, A2+ 3t A+2 t2 E は逆行列をもつことを示せ.

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理・工・医(医)学部

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x)= sin2 x+3 sinx について,次の問いに答えよ.

問1 導関数 f (x ) の最大値,最小値を求めよ.

問2  a を定数として, g(x )=f (x)- ax と定義するとき, g(x ) が極値をもつような a の値の範囲を求めよ.

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理・工・医(医)学部

50点

易□ 並□ 難□

【4】  a b a< b をみたす実数とする. f(x )g (x ) は閉区間 [a, b] で定義された連続関数で, g( x)f (x ) をみたすとする.座標平面上,不等式 a xb g (x) yf (x) をみたす点 (x, y) 全体からなる図形を A とする. A の面積 S が正のとき, A の重心の y 座標は,

1 S ab {f (x} 2- {g (x)} 22 dx

で与えられる.この事実を用いて,次の問いに答えよ.

問1  r 0< r<1 をみたす実数とする.不等式 r2 x2 +y2 1 y0 をみたす点 (x, y) 全体からなる図形を B とおく. B の重心の y 座標 Y (r) r を用いて表せ.

問2  t は正の実数とする.不等式 -1 x1 1- x2 -ty 1- x2 をみたす点 (x, y) 全体からなる図形を C とおく. C の重心の y 座標 Z (t) t を用いて表せ.

問3 問1で得られた Y (r) と問2で得られた Z (t) について, limr 1- 0 Y( r) lim t+ 0 Z(t ) の大小を比較せよ.

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