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2010-11556-0101
2010 大阪市立大学 前期
商・経済・医(看護)・
生活科学部
50点
易□ 並□ 難□
【1】 正の実数からなる 2 つの数列 {an } と {bn } は, n≧3 について
an= an-1 +a n-2 2 , bn= bn- 1⁢ bn-2
をみたすものとする.次の問いに答えよ.
問1 {an } の階差数列を {cn } とすると, {cn } は等比数列になることを示し,その公比を求めよ.
問2 n≧3 について an を a1 , a2 ,n を用いて表せ.
問3 b1= 1, b2= 2 のとき, n≧3 について log2 ⁡bn を n を用いて表せ.
2010-11556-0102
【2】 実数 r に対し, n≦r< n+1 となる整数 n を [r] と表すことにする.正の整数 m について, f⁡(m )=[m -log2 ⁡(m+ 1)] とおく.次の問いに答えよ.
問1 m+1= 2s となる整数 s があれば, f⁡(m +1)=f ⁡(m) となることを示せ.
問2 m+1= 2s となる整数 s がなければ, f⁡(m +1)= f⁡(m )+1 となることを示せ.
2010-11556-0103
【3】 a ,b を正の実数とし,座標平面上の放物線 C: y=a⁢ x2+ b を考える. t ,s は正の実数とし,点 P (t ,a⁢ t2+ b) における C の接線を l P , 点 Q (s ,a⁢ s2+ b) における C の接線を lQ で表す. lP は原点を通っているとする.次の問いに答えよ.
問1 lP の傾きが 1 未満となるための必要十分条件を, a と b を用いて表せ.
問2 lP の傾きは 1 未満とし, lP と x 軸がなす鋭角を θ と表す. Q を lQ と x 軸のなす鋭角が 2⁢ θ になるようにとるとき, lQ の傾きを a と b を用いて表せ.
問3 a ,b が a+ b= 12 をみたすとき, lP の傾きは 1 未満であることを示せ.
問4 a ,b は a+ b= 12 をみたすものとし, Q を問2のようにとる. lQ の傾きが最大になるような a ,b を求めよ.
2010-11556-0104
生活科・理・工・医(医)学部共通
理・工・医(医)学部は【2】
【4】 確率 p で表がでるコインが 2 枚ある.それらを A ,B とする. X さんは表が 2 回出るまでコイン A を投げ続け, Y さんは表が 3 回出るまでコイン B を投げ続ける.次の問いに答えよ.
問1 A の裏がちょうど k 回出る確率 ak を p と k を用いて表せ.
問2 B の裏がちょうど k 回出る確率 bk を p と k を用いて表せ.
問3 A の裏が出る回数と B の裏が出る回数の和が 3 である確率 c を p を用いて表せ.
2010-11556-0105
理・工・医(医)学部
【1】 A=( 1 1 -11 ) ,E= ( 10 01 ) とする.次の問いに答えよ.
問1 2 次正方行列 X ,Y が共に逆行列をもてば,積 X⁢ Y も逆行列をもつことを示せ.
問2 すべての実数 s について, A+s⁢ E は逆行列をもつことを示せ.
問3 すべての実数 t について, A2+ 3⁢t⁢ A+2⁢ t2⁢ E は逆行列をもつことを示せ.
2010-11556-0106
【3】 関数 f⁡ (x)= sin⁡2⁢ x+3⁢ sin⁡x について,次の問いに答えよ.
問1 導関数 f′ ⁡(x ) の最大値,最小値を求めよ.
問2 a を定数として, g⁡(x )=f⁡ (x)- a⁢x と定義するとき, g⁡(x ) が極値をもつような a の値の範囲を求めよ.
2010-11556-0107
【4】 a ,b は a< b をみたす実数とする. f⁡(x ),g ⁡(x ) は閉区間 [a, b] で定義された連続関数で, g⁡( x)≦f ⁡(x ) をみたすとする.座標平面上,不等式 a≦ x≦b ,g⁡ (x)≦ y≦f⁡ (x) をみたす点 (x, y) 全体からなる図形を A とする. A の面積 S が正のとき, A の重心の y 座標は,
1 S⁢ ∫ ab ⁡ {f ⁡(x} 2- {g⁡ (x)} 22 ⁢dx
で与えられる.この事実を用いて,次の問いに答えよ.
問1 r は 0< r<1 をみたす実数とする.不等式 r2 ≦x2 +y2 ≦1 ,y≧0 をみたす点 (x, y) 全体からなる図形を B とおく. B の重心の y 座標 Y⁡ (r) を r を用いて表せ.
問2 t は正の実数とする.不等式 -1≦ x≦1 ,1- x2 -t≦y ≦1- x2 をみたす点 (x, y) 全体からなる図形を C とおく. C の重心の y 座標 Z⁡ (t) を t を用いて表せ.
問3 問1で得られた Y⁡ (r) と問2で得られた Z⁡ (t) について, limr →1- 0⁡ Y⁡( r) と lim t→+ 0⁡ Z⁡(t ) の大小を比較せよ.