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2010 大阪府立大学 前期

生命環境科学部,経済学部

易□ 並□ 難□

【1】 コインを n 回投げて,表が出た回数 k に応じてポイント 2k が与えられるゲームを考える.ただし,コインを投げたとき,表が出る確率を 12 とする.

(1)  n=4 として,このゲームを 1 ゲーム行ったとき, 8 ポイント以上を獲得する確率を求めよ.

(2)  n=4 として,このゲームを 3 ゲーム行ったとき,少なくとも 1 ゲームは 8 ポイント以上を獲得する確率を求めよ.

(3)  n=4 として,このゲームを 3 ゲーム行ったとき,獲得するポイントの合計が 32 以上となる確率を求めよ.

(4) このゲームを 1 ゲーム行ったとき,獲得するポイントの期待値を n を用いて表わせ.

2010 大阪府立大学 前期

生命環境科学部,経済学部

易□ 並□ 難□

【2】 空間の 3 A B C は同一直線上にはないものとし,原点を O とする.空間の点 P の位置ベクトル OP が, x+y+ z=1 を満たす正の実数 x y z を用いて,

OP =x OA+ yOB +z OC

と表わされているとする.

(1) 直線 AP と直線 BC は交わり,その交点を D とすれば, D BC z: y に内分し, P AD (1- x):x に内分することを示せ.

(2)  PAB PBC の面積をそれぞれ S1 S2 とすれば,

S 1z = S2x

が成り立つことを示せ.

2010 大阪府立大学 前期

生命環境科学部

易□ 並□ 難□

【3】 単位行列 E の実数倍ではない行列 A= ( ab cd ) を考える. A で表される xy 平面上の移動を f とする.

(1)  A2= kE を満たす実数 k が存在するための必要十分条件は, a+d= 0 であることを示せ.

(2)  a+d= 0 のとき,原点 O とは異なる点 P で, f(P ) が直線 OP 上にあるものが存在すれば, a2+ bc 0 であることを示せ.

(3)  a+d= 0 かつ a2 +b c0 であるとする.このとき λ= a2+ bc とおけば, (A-λ E) (A+λ E)=O が成り立つことを示せ.ただし, O は零行列とする.

(4) (3)の仮定のもとで, λ=a 2+b c とおく.原点 O とは異なる点 P で, Q=f (P) とすれば, OQ =λ OP となるものが存在することを示せ.

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経済学部

易□ 並□ 難□

【3】 数列 {an } の初項から第 n 項までの和を Sn で表わす.

(1) すべての自然数 n に対して, Sn= 2an -1 を満たす数列 {an } の一般項 an を求めよ.

(2) すべての自然数 n に対して, Sn= an+ n2- 1 を満たす数列 { an } の一般項 an を求めよ.

(3)  a1= 1 a2= 1 とし,すべての自然数 n に対して, an+ 2= an+1 +a n を満たす数列を { an } とする.このとき,すべての自然数 n に対して, Sn= an+ 2-1 および S n<3 an が成り立つことを示せ.

2010 大阪府立大学 前期

生命環境学部

易□ 並□ 難□

【4】  k を正の実数とし, xy 平面上の 2 曲線

C1: y=-x 3+k x C2 :x2 +y2 =k

を考える.

(1)  C1 C2 の共有点の個数を求めよ.

(2)  C1 C2 4 つの共有点を持つとする. x0 y0 の範囲において, C1 C2 で囲まれた 2 つの部分の面積をそれぞれ求めよ.

2010 大阪府立大学 前期

経済学部

易□ 並□ 難□

【4】  xy 平面上に 2 直線

l:y= -x+5 m :y=3 x-3

が与えられている.曲線 C は, y=x2 を平行移動した放物線であり, l と点 P で接し, m と点 Q で接しているとする.

(1)  C の方程式を求めよ.

(2)  P Q の座標をそれぞれ求めよ.

(3)  C l m で囲まれた部分の面積を求めよ.

2010 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

【1】  f(x )= 43+4 x2 とする.次の問いに答えよ.

(1) 直線 y= 1 と曲線 y= f(x ) の交点のうち, x 座標が正であるものを P とする.点 P における y= f(x ) の接線の方程式を求めよ.

(2) 直線 y= 1 と曲線 y= f(x ) で囲まれた図形の面積を求めよ.

(3) 直線 y= 1 と曲線 y= f(x ) で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ.

2010 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

【2】 数列 {an } が,

a1 =1

an+ 1= n n+5 an n= 1 2 3

で与えられている.数列 {bn }

bn= n +44 an n =1 2 3

で定める.

(1) 数列 {an } の一般項を求めよ.

(2)  bn- bn+ 1- an を求めよ.

(3)  Sn= a1+ a2 + a3+ +a n n を用いて表せ.

(4) 無限級数 a1 +a2 +a3 ++ an+ の和を求めよ.

2010 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

【3】  f(x )=2 x2- 4x+ 3 g(x )=-x 2-2 x-2 とする.次の問いに答えよ.

(1) 放物線 y= f(x ) の頂点と放物線 y= g(x ) の頂点を通る直線とこれらの放物線との交点をすべて求めよ.

(2) 放物線 y= f(x ) と放物線 y= g(x ) の両方に接する 2 本の直線の交点を求めよ.

2010 大阪府立大学 前期

理学部

易□ 並□ 難□

【4】  2 次の正方行列 A の表す 1 次変換を f とする.(すなわち,行列 A で表される座標平面上の点の移動を f とする.) f により,点 (1 ,1) は点 (2 ,2) に移り,点 (1 ,-1) は点 (-1 ,1) に移る.次の問いに答えよ.

(1) 行列 A を求めよ.

(2)  f によって自分自身に移る点は原点のみであることを証明せよ.

(3) 直線 y= ax 上のすべての点が f によって x 軸上に移る.このとき, a を求めよ.

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