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2010 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

(2),(3)と合わせて配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の から までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.

(1) 最高次の係数が 8 3 次多項式 P (x)

P(0 )=-4 P (1) =5 P ( 1)=16

を満たすとする.ここで, P (1) P (x) x= 1 における微分係数を表す.多項式 P (x)- a(x -1)- bx が多項式 x (x-1 ) で割り切れるように定数 a b を定めると

a= b=

であり,このとき,その商を Q (x) とすると

P( x)=x (x- 1)Q (x) + (x- 1)+ x

と表わされる.この両辺を微分すると

P (x)= (x-1 )Q (x)+x Q( x)+x (x- 1)Q ( x)+

となる.したがって, Q(x )

Q(1 )=

を満たし, P(x ) は最高次の係数が 8 3 次式なので,

P(x )= x (x- 1)2 + x (x-1 )+ (x -1)+ x

と表わされる.

2010 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

(1),(3)と合わせて配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の から までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.

(2) 自然数 n に対して, 1 から n までの番号の組 (i, j) i j=1 2 n をすべて考え,その 1 1 つを書いた n2 枚のカードを用意する.ここで, (1, 2) の書かれたカードと (2 ,1) の書かれたカードは異なるカードである.

(ⅰ)  n=10 とする.カードに書かれた 2 つの数の和が 10 となるカードをすべて選び出し,その中から, 1 枚取り出すとき,書かれた数の積が 16 より大きい確率は である.

(ⅱ)  n=10 とする.カードに書かれた 2 つの数の和が 10 以下となるカードをすべて選び出し,その中から, 1 枚取り出すとき,書かれた数の積が 16 より大きい確率は である.

(ⅲ)  n 5 の倍数として, n=5 k とおく.カードに書かれた 2 つの数の和が n となるカードをすべて選び出し,その中から, 1 枚取り出すとき,書かれた数の積が 4 k2 より大きい確率は k- k- である.

2010 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

(1),(2)と合わせて配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の から までに当てはまる 0 から 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.

(3) 座標平面上に異なる 2 A( x1, y1) B( x2, y2 ) をとる.点 A B からの距離の比が 3: 2 となる点 P の軌跡は,中心が

( - x1 + x2 , - y1 + y2 )

半径が

r= (x2 -x1 )2 +( y2- y1) 2

の円である.さらに,線分 AP m: n に内分する点 Q の軌跡が,点 B を中心とする半径 R の円となるとき,

mn = Rr =

である.

2010 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

30点

易□ 並□ 難□

【2】 座標平面において, 2 つの放物線 y= x2 y= 2x 2 を考える.正の実数 t に対し,放物線 y= x2 上の点 ( t,t2 ) における法線を l とする.直線 l と放物線 y= 2x2 の交点を P 1 P2 とし,線分 P 1P2 の中点を Q とする.

(1) 直線 l の方程式を求めなさい.

(2) 点 Q x 座標を求めなさい.

(3)  t が正の範囲を動くとき,点 Q y 座標の最小値と,それを与える t の値を求めなさい.

2010 東京理科大学 理工学部B方式

情報科,工業化,機械工,土木工学科

2月4日実施

30点

易□ 並□ 難□

【3】 各自然数 n に対して, t の関数 Jn (t )

Jn (t)= t t+π 2 cosn x dx

と定める.このとき,以下の問いに答えなさい.

(1)  Jn (t) の導関数 J n (t ) を, sint cos t を用いて表しなさい.

(2)  Jn (t+π )=( -1) nJ n( t) を,置換積分法を用いて示しなさい.

(3)  n=2 のとき, 0t π の範囲で, J2 (t) の最大値と最小値,および,それらを与える t の値を,それぞれ求めなさい.

(4)  n=3 のとき, 0t π の範囲で, J3 (t) の最大値と最小値,および,それらを与える t の値を,それぞれ求めなさい.

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