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【3】 コインを枚持っている君と,コインをたくさん持っている君が,次の(G)を何回か繰り返すゲームを行う.
(G) 君と君がそれぞれ個のさいころを投げ,それら二つのさいころの目の和がの倍数のときは君が君からコインを枚もらい,の倍数でないときは君が君からコインを枚もらう.
ただし,は自然数である.君がコインをたくさん持っているとは,君が君からコインをもらうべきときに,君は必要な枚数のコインを必ず持っていることを意味するものとする.
(1) (G)を回行うとき,君が持っているコインの枚数の期待値がより大きくなるのは,のときであり,のとき,その期待値はである.
(2) (G)を回行うとき,君が枚より多くのコインを持っている確率がより大きくなるのは,のときであり,のとき,その確率はである.
(3) (G)を回行う.ただし,君が持っているコインの枚数がになったらその時点でゲームを終了するものとする.また,君が君からコインを枚もらうべきときに,君が枚しか持っていない場合は,君はその枚だけをもらうものとする.このゲームを行うとき,君がコインを少なくとも枚持っている確率は
のとき
のとき
である.
【4】 を原点とする平面において,放物線を考える.ただし,は正の定数とし,は
(*)
の範囲にある実数とする.そのとき,と軸の交点のうち座標が大きい方をとし,と軸の交点をとする.
(1) が(*)の範囲を動くときの,の最大値をを用いて表すとの場合はの場合はとなる.
(2) が(*)の範囲を動くときの,の最大値および最大値を与えるの値をそれぞれを用いて表すと
である.
が(*)の範囲を動くとき,線分が通過してできる領域(境界を含む)をとし,の面積をとおく.
(3) である.
(4) に含まれる三角形のうち,面積が最大である三角形の面積をとおくと
である.
ただし,点に対して,は線分の長さを表し,とくにのとき,線分とは点のことであってであるものとする.