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2010-13442-0901
2010 東京理科大学 薬学部B方式
生命創薬学科
2月11日実施
配点25点
易□ 並□ 難□
【1】 A ,B ,C ,D を頂点とする四面体において, ▵ACD の重心を G 1, ▵BCD の重心を G2 とする.このとき次が成り立つ.
(1) G1G 2AB = ア イ である.
(2) また, E は線分 AC を AE: EC=2: 1 に内分する点とし,点 B ,D , E を通る平面と線分 G 1G2 の交点を F とする.このとき FG2 G1 F= ウ である.
(3) さらに AB= 4, AC=4 かつ ∠BAC と ∠BAD および ∠BFE がすべて直角とすると AD= エ である.
2010-13442-0902
【2】 a を実数の定数として, x の関数
f⁡(x )=(x -2⁢a -2)⁢ (x2 +2⁢a ⁢x-5 ⁢a3 -4)
を考える.このとき, f⁡(x ) の導関数を f′ ⁡(x ) として, x についての方程式 f⁡ (x)= 0 と f ′⁡ (x)= 0 が共通の解をもつような a の値は オ 個あり,そのうち整数は カ 個ある.
2010-13442-0903
【3】 t は正の実数とする. xy 平面において,放物線
C1: y=x2
と, C1 上の 2 点 ( - 4t , 16t2 ) ,( t2 , t2 4 ) をそれぞれ頂点とする 2 つの放物線
C2: y=( x+ 4t )2 +16 t2 ,
C3: y=( x- t2 )2 + t24
がある. C2 と C3 の交点の座標は
( t キ - ク t , t2 ケ + コ サ t 2 )
であり, C1 ,C2 ,C 3 で囲まれる部分の面積 S⁡ (t) は
S⁡(t )=t+ シ t
である. t が t> 0 の範囲を動くときの S⁡ (t) の最小値は, ス ⁢ セ である.また, t=4 のとき, C2 , C3 の共通接線と C1 で囲まれる部分の面積は ソ タ ⁢ チ である.
2010-13442-0904
【4】 a は定数として, θ に関する方程式
sin⁡3⁢ θ-3⁢ sin⁡θ+ a⁢cos2 ⁡θ- 5=0⋯ ①
について考える.ただし, 0≦θ< 2⁢π とする.
(1) sin⁡θ= x とおくと,方程式 ① は x に関する 3 次方程式
ツ ⁢ x3 +a⁢ x2-a + テ =0 ⋯ ②
に書きかえられる.ただし, -1≦x ≦1 である.
(2) ② の左辺を f⁡ (x) とおくと, -6<a <0 ならば, -1≦x ≦1 の範囲では, f⁡(x ) は x= - a ト のとき極小値 ナ ニ ヌ ネ ⁢a 3-a+ ノ をとる.
(3) 定数 a の値に応じて,方程式 ② の -1 ≦x≦1 における異なる実数解の個数は
a< ハ のとき 0 個
a= ハ のとき 1 個
a> ハ のとき 2 個
であることがわかる.したがって,方程式 ① の 0≦ θ<2⁢ π における解の個数は
a< ハ のとき ヒ 個
a= ハ のとき フ 個
a> ハ のとき ヘ 個
である.
2010-13442-0905
【5】 n を自然数として,正方形を縦と横にそれぞれ n 等分して n2 個の小正方形に分けたものを考える.このとき,次の 3 条件を満たすように n2 個の小正方形のそれぞれに 0 か 1 を書き入れることを考える(右図は n= 5 の場合の例である.
(条件1) 各行(横の並び)の n 個の小正方形に記された数のうちちょうど一つが 1
(条件2) 各列(縦の並び)の n 個の小正方形に記された数のうちちょうど一つが 1
(条件3) 0 ,1 の配置は,大きな正方形の左上から右下に向かう対角線に関して対称
これらの条件を満たす 0 ,1 の書き入れ方の総数は, n=3 から n= 7 までの各場合について次のとおりである.
n=3 のとき ホ 通り
n=4 のとき マ ミ 通り
n=5 のとき ム メ 通り
n=6 のとき モ ヤ 通り
n=7 のとき ユ ヨ ラ 通り