2010 東京理科大学 理学部数学科2月12日実施MathJax

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2010 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 答のみを簡単な形に整理して解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(1)  xy 平面において,点 A は曲線 y= 1x x> 0 の部分を動き,点 B は曲線 y= 1 x x< 0 の部分を動くものとする.点 A x 座標を a B x 座標を b とするとき,次の問いに答えよ.

(a) 点 A を固定したとき,点 A と点 B の距離が最小となるような b を, a を用いて表せ.

(b) (a)で求めた b に対して, a-b はある a で最小値 m をとる.その最小値をとるときの a の値を求めよ.

(c) (b)における m に対して, m4 が有理数かどうかを判定し,無理数ならば解答欄に「無理数」と記入し,有理数ならばそれを既約分数の形で解答欄に記入せよ.

2010 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 答のみを簡単な形に整理して解答用紙の所定の欄に記入せよ.

2010年東京理科大理学部数学科2月12日実施【1】(2)の図

(2)  xy 平面において, x4+ y4= 2x y を満たす点 (x, y) の全体は右図のような曲線 C となる.

(a) 曲線 C 上の (0, 0) 以外の点 (x, y) の極座標を (r, θ) とするとき, r2 sin 2θ の式で表せ.

(b) 点 (x, y) が曲線 C 上を動くときの (x -y)2 の最大値を求めよ.ただし,最大値を与える x y の値を答える必要はない.



2010 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 答のみを簡単な形に整理して解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(3)  n を自然数とし, l n 以下の自然数とするとき,次の問いに答えよ.なお,以下において k= 0 のときの (1 +x) k xk は定数 1 を表すものとする.

(a)  k=0 n (1+x )k x の多項式として整理したときの xl の係数を,ただ一つの二項係数を含む式で表せ.

(b)  k=0 n xn- k (1+x )k x の多項式として整理したときの xl の係数を,ただ一つの二項係数を含む式で表せ.

2010 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 答のみを簡単な形に整理して解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(4) 次の問いに答えよ.ただし, logx x の自然対数を表す.

(a) 次の極限値を求めよ.

limn k =1n k n2 log ( n +kn )

2010 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 答のみを簡単な形に整理して解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(4) 次の問いに答えよ.

(b) 次の積分の値を求めよ.

01 2 x+2 x2+ x+1 d x

2010 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】  xy 平面における放物線 y= x2 C とする.また,実数 a b に対して定まる放物線 x= (y- a)2 +b C a,b とする.このとき次の性質(*)を持つような数 A がただ一つ定まる.

(*)  { 0<a< A ならばすべての実数 bに対して C C a,b の共有点は 2個以下, a> Aならばある実数 b に対してC Ca,b の共有点は3 個以上となる.

一般に, C C a,b の共有点の x 座標は方程式 x= ( x2-a )2 +b の解であることに注意し,次のように考察を進めて A を求めよ.ただし一般に関数 f (x) の導関数を f (x) で表す.

(1)  a>0 として, x の関数 y= ( x2-a )2 のグラフの概形を描け.

(2)  a>0 b は実数として g (x)= (x 2-a )2 +b-x とおく.このとき, y=g (x) のグラフの概形を, x ± a および 0 のときの値に注意しながら, g (x )=0 をみたす実数 x の個数が 1 個と 3 個の場合に分けて描け.ただし, g (x) =0 をみたす実数 x は必ず存在するので,そのうちの最大のものを x1 として,グラフにその位置を記入せよ( x1 を具体的な式で表示する必要はない).

(3)  a>0 として f (x)= ( x2- a) 2 とおく.このとき, -a <x0 <0 をみたすある x0 において f (x 0) >1 となるならば, xy 平面において,直線 y=x -x0 +f (x0 ) と曲線 y= f(x ) x 0<x< a の範囲に必ず共有点を持つことを証明せよ.(ヒント:関数 h (x)= f(x )-{ x-x0 +f( x0 )}= (x 2-a) 2+ {x0 +f( x0) } -x を考える.)

(4)  A を求めよ.また,その A が性質(*)を持つことを証明せよ.

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