2010 東京理科大学 理学部情報数理学科2月13日実施MathJax

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2010 東京理科大学 理学部情報数理学科B方式

2月13日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 次の問いに答えよ.必要ならば「正の実数 a に対して lim n a 1n =1 」ということを用いてもよい.

(1)  0<a< b 0<c< 1 であるような実数 a b c に対して, limn {bn -c (-a )n }1 n b のみを用いて表せ.

(2)  1 枚の硬貨を n 回投げるとき,「 2 回連続で裏が出る」ことがない確率を Pn とする.ただし P 1=1 とする.また,硬貨を投げて表と裏が出る確率は等しいものとする.

(a)  P2 P3 の値を求めよ.

(b)  Pn+ 2=s Pn+ 1+t Pn n=1 2 3 をみたす実数 s t を求めよ.



 以下では, α β は,(b)で求めた s t に対して α +β=s αβ =-t をみたす, α<β であるような実数とする.

(c)  α β n を用いて Pn を表せ.

(d)  α β の値を求めよ.

(e)  limn Pn 1n の値を求めよ.

2010 東京理科大学 理学部情報数理学科B方式

2月13日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】  f(x )=x3 -x2 -4x -1 とおく.

(1) 方程式 f (x)= 0 の正の実数解と負の実数解はそれぞれいくつあるか答えよ.

(2) 方程式 f (x)= 0 のすべての実数解 a に対して f (x) =(x- a) {x2 +g( a)x +h( a)} が成り立つような, 2 次以下の整式 g (t) h (t) を求めよ.

(3)  a を方程式 f (x)= 0 の実数解とするとき, a2 -2a -2 -a 2+a +3 もまた方程式 f (x)= 0 の解であることを示せ.

(4)  a を方程式 f (x)= 0 の最大の実数解であるとするとき, a2 -2a -2 -a 2+a+ 3 の符号はそれぞれ正,負のどちらかであるか,理由も含めて答えよ.

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