2010 立命館大 文系学部A方式2月3日実施MathJax

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2010 立命館大学 文系学部A方式

2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 点 (-1 ,-3) を頂点とする放物線の方程式を y= f(x ) 2 (1 ,2) ( -3,2 ) を通る放物線の方程式を y= g(x ) とする.このとき, f(x )=x 2+ x+ g(x )=3 x2 + x + となる.

 また,関数 y= g (x) f( x) -2 x- 1 2 における最大値は x= のとき, 最小値は x= のとき である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 座標平面上に直線 l:y =-4 x+18 と放物線 C: y=-x 2+6 がある.放物線 C y 軸方向に平行移動させて直線 l と接するようにしたものを C1 とする.直線 l と放物線 C1 の接点の座標は, である.放物線 C x 軸方向に平行移動させて直線 l と接するようにしたものを C2 とする.直線 l と放物線 C2 の接点の座標は, である.直線 l と放物線 C 1 C2 で囲まれる図形の面積は, である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(3) 点 A( 0,2, 4) B(4 ,0,0 )C (1, 4,4) が与えられている.点 O を原点,点 P を直線 AB 上の点とし, OPAB となるとき,点 P の座標は であり,ベクトル CP を成分表示であらわすと CP = である.また,直線 CP zx 平面と交わる点を Q とするとき, | CP | | PQ | の比を簡単な整数比で表わすと, | CP |: | PQ |= : となり,点 Q の座標は である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【2】 年利率 r で銀行に 1 年ごとの複利で A0 円貯金すると, n 年後の金額 An は,

An= (1+ r)n A0

と表せる. は,

「現在の価値 A0 円は, n 年後の An 円に相当している.」

ということを表わしている.

  を逆に用いると,

A0= 1 (1+ r)n An

となり,

n 年後の An 円は,現在の価値に換算すると A0 円に相当する.」

ということを表わしている.

 いま,ある企業が,保有している土地の今後 10 年間の利用について,以下の表に示す 2 つの方法を検討している.

案1駐車場にする
案2何もしない

  を前提として,それぞれの場合について考えてみよう.(ただし,年利率は r とする.)

 まず,案1の駐車場にする場合,最初の年に 100 万円をかけて土地を整備する必要があるが, 10 年間は毎年 12 万円の収入が確実に受け取り得ることが分かっている.この状況を表にすると,下のようになる.

年数 今年 1 年後 2 年後 3 年後 4 年後 5 年後 6 年後 7 年後 8 年後 9 年後 10 年後
支出(万円) 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
収入(万円) 0 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12

(1)  を用いると, 1 年後に得られる 12 万円を現在の価値に換算すると 万円となる.また, 10 年間毎年得られる 12 万円について,すべてを現在の価値に換算した上で総額を考える.この総額を数学の和を表わす記号を用いずに書くと (1 -1 )万円 となる.

(2)  r= 0.03 とすると 万円となる.ただし, (1.03 )10 =1.34 を用い,小数第 1 位を四捨五入し整数で答えよ.

 次に,案2の何もしない場合,最初の年にはお金はかからないが,今後 10 年間,毎年 C 万円の維持費がかかることが分かっている.この状況を表にすると,下のようになる.

年数 今年 1 年後 2 年後 3 年後 4 年後 5 年後 6 年後 7 年後 8 年後 9 年後 10 年後
支出(万円) 0 C C C C C C C C C C
収入(万円) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(3) 再び年利率を r とし,今後 10 年間の維持費全体を現在の価値に換算すると (1 -1 ) 万円となる.

(4) このように案1と案2を,現在の価値に換算した上で比較検討し,利潤 =収入- 支出 が大きくなるように選択肢を選ぶと, ( 1- 1 ) - 0 のとき,企業は土地を駐車場にすべきであるという結論に達する.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【3】 ハートとスベードのカードそれぞれ 13 枚からなる計 26 枚のカードの束がある.

(1) いま,そのカ−ドをよくきり, 3 枚のカードを同時に取り出すとき,ハートのカードが 2 枚で,スペードのカードが 1 枚である確率 P を求めよ.

(2)  次に,取り出したカードをもとに戻し,クラブのカードを n 枚付け加えて n+ 26 枚にしたあと,これらをよくきってから,同時に 3 枚のカードを取り出す.取り出したカードが赤のマーク(ハート)が 1 枚で,黒のマーク(スペードとクラブ)が 2 枚である確率 Pn を求めよ.

 ただし,付け加えるクラブのカードの枚数 n は, 1n 13 の範囲にあるものとする.

(3)  Pn を最大にする n の値を求めよ.また,そのときの Pn の値を求めよ.

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