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2011 大阪教育大学 前期

易□ 並□ 難□

【1】 平行四辺形 OABC

OA=BC= 1 OC= AB=r AOC=θ

を満たす.ただし, r>0 かつ 0 <θ< π とする.このとき,次の問に答えよ.

(1)  OB2+ AC2 θ の値によらず一定であることを示し,その値を r を用いて表せ.

(2)  θ 0 <θ< π の範囲を動くとき, OB+AC の最大値とそのときの θ の値を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【2】 一般項が

an =27 10 ( 23 ) n-1

で与えられる数列 { an } の,初項から第 n 項までの和を b n と表すとき,次の問に答えよ.

(1) 数列 { bn } の一般項を求めよ.

(2) 楕円

x2 ( 432- bn) 2 + y2 ( 8110+ bn) 2= 1

の面積を S n で表すとき, Sn が最大になる自然数 n と,そのときの S n の値を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【3】 座標平面上の円 x 2+y 2=1 C とする.点 P が行列

A=( 1 1 10 )

で表される 1 次変換で点 Q に移されるとき,次の問に答えよ.

(1) 点 P が円 C 上を動くとき,点 Q の軌跡を求め,図示せよ.

(2) (1)で求めた曲線で囲まれた図形の面積 S を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【4】 次のようなゲームを考える.成功の確率が p 0< p<1 ), 失敗の確率が q =1 -p であるような試行を A B 2 人が行い,先に成功した方を勝ちとする.なお, A が勝つ確率が B が勝つ確率より大きいとき,ゲームは A に有利であるといい, A が勝つ確率と B が勝つ確率が等しいとき,ゲームは公平であるという.このとき,次の問に答えよ.

(1)  A から始めて,以後交互に試行を行う.すなわち, ABABAB という順で試行を行う.このとき, p の値にかかわらずゲームは A に有利であることを示せ.

(2)  A から始めるが, A 1 回に対して, B 2 回試行を行えるとする.すなわち, ABBABB という順で試行を行う. p がどのような値のとき,ゲームは公平になるか.

(3) (2)において,ゲームが公平であるとき, q についての等式

q=q 2+q 4+q 6+

が成り立つことを示せ.

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