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2011 九州工業大学 後期

工学部

配点75点

易□ 並□ 難□

【1】  n 3 以上の自然数とする.サイコロを n 回投げるとき, 1 の目がちょうど 3 回出る確率を p n とする.次に答えよ.

(ⅰ)  p4 を求めよ.

(ⅱ)  pn+1 pn > をみたす n の最大値を求めよ.

(ⅲ)  pn が最大となるときの n をすべて求めよ.

(ⅳ)  np n が最大となるときの n を求めよ.

2011 九州工業大学 後期

工学部

配点75点

易□ 並□ 難□

【2】  O を原点とする座標空間に 3 A ( 1,0, 0) B ( 0,6 ,0) C ( 0,0, 1) がある. 0<t <1 とし,線分 OA 上に点 P ( t,0, 0) をとり,線分 OC 上に点 Q ( 0,0, t) をとる.また,線分 BC 上に点 R ( 0,6 ( 1-t) ,t) をとり,線分 AB 上に点 S ( t,6 (1 -t) ,0) をとる.次に答えよ.

(ⅰ) 内積 PR QS t を用いて表せ.

(ⅱ) 四角形 PQRS の面積を f (t ) とする. f( t) が最大になるときの t の値を求めよ.

(ⅲ)  t を(ⅱ)で求めた値とするとき,ベクトル PR QS のなす角 θ を求めよ.

2011 九州工業大学 後期

工学部

配点75点

易□ 並□ 難□

【3】 曲線 C y= 1 x 上に点 P (s ,1 s) Q (t ,1 t) 0<s< t がある.曲線 C の点 P Q における法線をそれぞれ l m とする.直線 l と曲線 C の交点で点 P と異なる点を P とし,直線 m と曲線 C の交点で点 Q と異なる点を Q とする.次に答えよ.

(ⅰ) 直線 l の方程式を s を用いて表せ.

(ⅱ) 点 P の座標を s を用いて表せ.

(ⅲ) 点 P x 座標を α Q x 座標を β とする.曲線 C x 軸,および 2 直線 x =α x =β で囲まれた図形の面積 S s t を用いて表せ.

(ⅳ)  s t t =4 s3+1 をみたすとき,(ⅲ)の面積 S の最小値を求めよ.

2011 九州工業大学 後期

工学部

配点75点

易□ 並□ 難□

【4】  a>0 とする.関数 f (x )=cos x-a xsin x (0 x π 2 ) について,次に答えよ.

(ⅰ) 関数 f (x ) は区間 [0 , π2 ] で減少することを示せ.

(ⅱ) 方程式 f (x )=0 0 <x< π 2 の範囲にただ 1 つの解をもつことを示せ.

(ⅲ) (ⅱ)における解が π4 のとき,定積分 0 π4 f( x) dx を求めよ.

2011 九州工業大学 後期

情報工学部

配点100点

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【1】 実数 p q q <p2 をみたすとする.点 C ( p,q ) から放物線 y =x2 2 本の接線を引き,それぞれの接点を A B とする.ただし, A x 座標は B x 座標より大きいとする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  A B の座標をそれぞれ p q を用いて表せ.

(ⅱ)  A B を通る直線の方程式を p q を用いて表せ.

(ⅲ)  ABC の面積 S p q を用いて表せ.

(ⅳ)  C が円 x2+ (y +2) 2= r2 上を動くとき, ABC の面積 S が最大となる C の座標とそのときの面積 S をそれぞれ r を用いて表せ.ただし, 0<r <2 とする.

2011 九州工業大学 後期

情報工学部

配点100点

易□ 並□ 難□

2011年九州工業大後期情報工学部【2】の図

【2】 中心 P ( 0,1 ) にある半径 1 の円を図のように x 軸上を x の正方向にすべらないように転がす.円が回転した角を θ 0 θπ とし, θ=0 のとき,円上の定点 Q が原点 O と重なっているとする.また, P を通り y に平行な直線と Q を通り x 軸に平行な直線の交点を R とする. θ 0 から π までの円の回転によって Q R が描く曲線をそれぞれ C1 C2 とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  Q R の座標をそれぞれ θ を用いて表せ.

(ⅱ)  Q における C 1 の接線の傾きを θ を用いて表せ.ただし, 0<θ <π とする.

(ⅲ)  C1 C 2 で囲まれる部分の面積を求めよ.

2011 九州工業大学 後期

情報工学部

配点100点

易□ 並□ 難□

【3】 複素数 ω1= a1+ b1 i ( ω1 )3 =1 をみたすとする.ただし, a1 b1 は実数で b1> 0 i は虚数単位を表す.この a 1 b 1 を用いて,実数 a k b k k2 を漸化式

ak= ak-1 +1 ( ak- 1+1 )2 +( bk- 1) 2 bk = bk-1 ( ak-1 +1) 2+ (b k-1 )2

で定め,複素数 ω k ωk= ak+ bk i で定める.以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 複素数 ω 1 を求めよ.

(ⅱ)  ( a1) 2+ (b 1) 2 の値を求めよ.

(ⅲ)  ( ak) 2+ (b k) 2 k2 の値を求めよ.

(ⅳ)  ( ωk )2 =ωk -1 k 2 であることを示せ.

(ⅴ)  ( ω4 )24 =1 であることを示せ.

(ⅵ) 複素数 ω 4 を求めよ.

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情報工学部

配点100点

易□ 並□ 難□

【4】  n 枚( n 3 )のカードにそれぞれ 1 から n までの数が一つずつ書かれている.この中から 3 枚のカードを無作為に取り出し,取り出されたカードに書かれた数を大きい方から順に X Y Z とする.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  n=7 であるとき, X=5 となる確率, Y=5 となる確率, Z=5 となる確率をそれぞれ求めよ.

(ⅱ)  1k n である整数 k に対して, Xk となる確率を k n を用いて表せ.

(ⅲ)  1k n である整数 k に対して, Zk となる確率を k n を用いて表せ.

(ⅳ)  1k n である整数 k に対して, X=k となる確率を k n を用いて表せ.

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