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2011 東京理科大学 全学部C日程

2月18日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の実数とし,実数 x

8( ax+ 1 ax )+ 9 (a 2x + 1a2 x )- 802=0

を満たすものとする.

(1)  t=ax + 1ax とおくと, t

t2+ t- =0

を満たす.ゆえに

t=

である.

(2)  a=3 のとき, x=- となり, a=243 のとき, x=- となる.

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配点25点

易□ 並□ 難□

【2】 平面上の 2 つのベクトル x y

|4 x -3 y |= 1 | 3x +4 y |=1

を満たすように動いている.ここで, 4x -3 y =u 3x +4 y =v とおくと

x = 1 ( u+ v ) y= 1 ( - u + v )

となる.このことから

| x +y | 2= + u v

となる.ゆえに, | x+ y | の最大値は で,最小値は である.

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易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面上の任意の点を直線 y= 3x に関して対称な点に移す 1 次変換を考える.

(1) この 1 次変換を表す行列を A とすると

A=( - 1 1 )

となる.

(2) 楕円 x24 +y 2=1 上の点を A で表された 1 次変換で移し,さらに続けて原点のまわりに角 θ だけ回転したとする. θ= π6 のとき,この点は

1 ( x2+ x y+ y2) =1

で表される図形上に移り, θ=- π 6 のとき

x 2 + y2 =1

で表される楕円上に移る.

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【4】 座標空間において, 4 O (0 ,0,0 ) A( 1,0,0 ) B( 0,1,0 ) C( 0,0,1 ) をとり, a =OA b =OB c =OC とする.点 D( 1,0, 1) をとり,線分 AD 1 :3 に内分する点を P とする.また点 G (1 ,1,1 ) をとり,線分 DG t :(1 -t) に内分する点を Q とする.ただし, 0<t <1 である.

(1) 点 E (0 ,1,1 ) をとるとき

OP =a + 1 c

EP =a -b - c

OQ =a +t b+ c

である.

(2) 線分 EP OQ が交わるとし,その交点を R とする. OR =OE +ER であるから, t= であり,点 R の座標は ( , , ) である.

(3) (2)のとき, POQ=θ とすると

| OP |= 4 | OQ |=

であるから, cosθ= であり, OPQ の面積は である.

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【5】  x の関数 F (x) = 02 | t-x| t+3 dt の最小値を求めたい. x<0 のとき F (x )>F (0 ) x>2 のとき F (x )>F (2 ) であることがわかるから, 0x 2 の範囲で調べればよい.

 以下において log x は自然対数を表す.

(1)  0x 2 のとき

F( x)= - log - ( + log ) x   + ( x+ ) log( x+ )

である.

(2)  0<x< 2 において, F( x) の導関数 F (x )

F (x) =-log + log (x+ )

である.

(3) 以上より, F( x) x= - のとき最小値 - 2 をとる.

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【6】  xy 平面に媒介変数 t ( 0t π 2 ) を用いて表された曲線

x=cos 2t y= (sin t) k

がある.ここで, k は正の整数である.

(1)  k=2 のとき, d xdt =- sin2 t dydt = sin tcos t であるから,定積分

0π2 ( dxdy ) 2+ ( dyd t) 2 dt

の値は である.

(2)  k=3 のとき,この曲線と x 軸と直線 x= -1 とで囲まれた図形の面積は である.

(3) (2)の図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積は π である.

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