2012 筑波大学 後期理工学群小論文MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2012 筑波大学 後期理工学群

応用理工学類小論文

易□ 並□ 難□

【1】 関数 f (x) =e- xsin x について考える.以下の問いに答えよ.

(1)  f (x) を計算せよ.

(2) ある定数 A B を使って f ( x)= Af (x+ B) と表すことができる. A B を求めよ.ただし, A>0 0 B<2 π とする.

(3)  f( x) の第 n 次導関数 f (n ) (x) を計算せよ.

(4)  f( x) の極小値を与える x のうち x 0 のものを小さい方から順に p 1 p2 p3 とする. pn を求めよ.

(5) 不定積分 I= e- xsin x dx および J= e- xcos xd x を求めよ.

2012 筑波大学 後期理工学群

応用理工学類小論文

易□ 並□ 難□

【2】 座標平面の

y=e a( x+a) a0

によって表される曲線について以下の問いに答えよ.

(1) 原点 O を通る接線 l の方程式を求めよ.

(2) この曲線と接線 l および y 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.

(3) (2)で考えた図形を y 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積 V を求めよ.

(4)  V を最小にする a の値とそのときの V の値を求めよ.

2012 筑波大学 後期理工学群

応用理工学類小論文

易□ 並□ 難□

【3】 赤と白の玉が多数入っている袋から無作為に玉を 1 つ取り出し元に戻す試行を繰返す.初めて連続して赤玉が現れるのが n -1 回目と n 回目である確率を Q n n2 として, Qn の漸化式を求めたい. 1 回の試行で赤玉が取り出される確率を p として,以下の問いに答えよ.

(1)  Q2 Q3 Q4 を求めよ.



ここで,確率 w n rn n 1 を次のように定義する.

・試行を n 回繰返したとき,赤玉が連続して現れることが一度もなく,かつ, n 回目が白玉(white)である確率を w n とする.

・試行を n 回繰返したとき,赤玉が連続して現れることが一度もなく,かつ, n 回目が赤玉(red)である確率を r n とする.



(2)  w3 r4 Q5 を求めよ.

(3)  Qn p r n-1 を用いて表せ.

(4)  rn+ 1 p rn wn のうち必要なものを用いて表せ.(赤玉が連続して現れないためには, n+1 回目が赤玉の場合は n 回目は白玉でなければならないことに注意せよ.)

(5)  wn+ 1 p rn wn のうち必要なものを用いて表せ.(赤玉が連続して現れないためには, n+1 回目が白玉の場合は n 回目は赤玉でも白玉でもかまわないことに注意せよ.)

(6) (4),(5)から r n を消去して w n の漸化式を求めよ.

(7)  Qn の漸化式を求めよ.

inserted by FC2 system