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2012-10271-0101
2012 電気通信大学 昼間・前期
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】 関数 f⁡ (x) =1 x2 +1 に対して, xy 平面上の曲線 C: y=f⁡ (x ) を考える.このとき,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) 導関数 f ′⁡( x) を求めよ.
(ⅱ) 曲線 C の第 1 象限にある変曲点 P の座標を求めよ.
(ⅲ) 変曲点 P における曲線 C の接線 l の方程式を求めよ.
(ⅳ) x=tan⁡ θ( - π2< θ< π2 ) とおく.このとき,不定積分
I= ∫⁡ d xx2 +1
を θ を用いて表せ.
なお,不定積分の計算においては積分定数を省略してもよい.
(ⅴ) 曲線 C と接線 l および y 軸とで囲まれる部分の面積 S を求めよ.
2012-10271-0102
【2】 区間 0 ≦x≦π で連続な関数 f⁡ (x ) に対して,定積分
I= ∫0π ⁡ {t⁢ sin⁡x- f⁡( x)} 2⁢d x ( t は実数)
を考える.定数 c 1 ,c2 , c3 を
c1= ∫ 0π⁡ sin2⁡ x⁢dx , c2= ∫ 0π⁡ f⁡( x)⁢ sin⁡x⁢ dx ,c3 =∫ 0π⁡ {f ⁡(x )} 2⁢d x
と定めるとき,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) I を, t および c 1 ,c2 , c3 を用いて表せ.
(ⅱ) c1 の値を求めよ.
以下では, I を最小にする t の値を t 0 とし,その最小値を I 0 とする.
(ⅲ) t0 を c 2 を用いて表せ.また, I0 を c 2 ,c3 を用いて表せ.
(ⅳ) 次の定積分 A , B の値を求めよ.
A= ∫0π ⁡x ⁢sin⁡x ⁢dx ,B= ∫0π ⁡x⁢ cos⁡x⁢ dx
(ⅴ) f⁡( x)= x⁢( π-x ) のとき, c2 ,c3 および I 0 の値をそれぞれ求めよ.
2012-10271-0103
【3】 a を正の定数とし,次のように定められた 2 つの数列 { an} ,{ bn} を考える.
{ a1 =a ,an +1= 12 ⁢( an+ 4 an ) ( n=1 ,2 ,3 ,⋯) bn= a n-2 an+2 ( n= 1, 2, 3, ⋯)
このとき,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) -1< b1<1 であることを示せ.
(ⅱ) bn+ 1 を a n を用いて表せ.さらに, bn+ 1 を b n を用いて表せ.
(ⅲ) b3 ,b4 をそれぞれ b 1 を用いて表せ.さらに,数列 { bn } の一般項 b n を n と b 1 を用いて表せ.
(ⅳ) 数列 { an} の一般項 a n を n と b 1 を用いて表せ.
(ⅴ) 極限値 lim n→∞ ⁡a n を求めよ.
2012-10271-0104
【4】 次の条件をみたす 2 次正方行列 A , B を考える.
A⁢B= -E ,A-B =E ( E は単位行列)
(ⅰ) A2- A を求めよ.
(ⅱ) A3 を求めよ.
(ⅲ) An= E となる最小の正の整数 n を求めよ.
(ⅳ) A=( ab cd ) とするとき, a+d ,a⁢d -b⁢c の値をそれぞれ求めよ.ただし, a ,b , c ,d は実数とする.
(ⅴ) A⁢( 1 0 )= ( 31 ) となるとき, A を求めよ.