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2012-10401-0201
2012 山梨大学 後期
医(医学科)学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の問題文の空欄 ア から カ にあてはまる数または式を解答欄に記入せよ.
(1) 実数 x に関する 2 つの条件 p :4⁢ x2 -12⁢x +5≧0 , q: x2- 3⁢a⁢ x≦0 を考える. p が q の必要条件にならないような定数 a の値の範囲は ア である.
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(2) 平面上で点 ( 1,1 ) および直線 y =-x- 2 から等距離にある点の軌跡の方程式を x2+ a⁢x⁢ y+b⁢ y2+ c⁢x+ d⁢y+ e=0 (ただし, a ,b , c , d ,e は実数)と書いたとき, d= イ であり, a+b+ c+d+e = ウ である.
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(3) 初項 a1= 1 , 漸化式 an+1 = an2 ⁢an +3 ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ ) で定められる数列 { an } の一般項は, an= エ である.
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(4) 自然数 n に対して, Sn= ∑ k=n+ 12⁢ n log⁡k- log⁡n k とするとき, limn →∞ Sn = オ である.
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(5) ∫ π4 15⁢π 4 {sin⁡ x⁢cos2 ⁡x+2 ⁢sin3 ⁡x+3 ⁢sin2 ⁡x⁢cos 2⁡x +4⁢sin 5⁡x ⁢cos2 ⁡x+5 ⁢(x -2⁢π )⁢ sin2⁡ x}⁢ dx = カ である.
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【2】 f⁡( x)= (x -2) 2 とする. 1 ,2 , 3 ,4 の数字が 1 つずつ書かれた 4 枚のカードがある.無作為に 1 枚選んで,書かれた数を記録し,カードを戻す操作を 1000 回くり返す. 1000 以下の自然数 n に対して, n 回目に記録された数を d n とする. x1 =d1 , y1 =f⁡( x1 ) とし, y1 の期待値を e 1 とする. 2 以上 1000 以下の自然数 n に対して,
xn ={ xn -1+ 1 2n-1 ⁢ d n( f′ ⁡( xn-1 )< 0 のとき) xn-1 ( f′ ⁡(x n-1 )=0 のとき) xn- 1- 12n- 1⁢ dn ( f′⁡( xn-1 )> 0 のとき)
および yn=f ⁡( xn ) とし, yn の期待値を e n とする.
(1) x1000 >10 となる確率が 0 になることを示せ.
(2) e1 , e2 を求めよ.
(3) 1≦n <1000 となる自然数 n に対して, en ≧en +1 が成り立つことを示せ.
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【3】 f⁡( m,n) =m2 -m⁢n +n2 とおく.自然数 k に対して,平面上の点 ( m,n ) の集合 X⁡ (k )= {( m,n) |m , n は整数,f⁡ (m, n)= k} を考える.
(1) X⁡ (k ) は有限集合であることを示せ.また, X⁡( 1) の要素をすべて求めよ.
(2) k=2 , 4 に対して, X⁡( k) の要素の個数をそれぞれ求めよ.
(3) 自然数 r に対して, X⁡( 2r ) の要素の個数を求めよ.
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【4】 次の各問いに答えよ.
(1) 微分可能な関数 f ⁡(x ) で,次の条件(ⅰ),(ⅱ)をともに満たす例を 1 つあげよ.
(ⅰ) すべての実数 x に対して, f⁡( x)> 0 かつ f ′⁡( x)> 0 が成り立つ.
(ⅱ) limx →∞ f′⁡ (x )f ⁡(x ) =∞ かつ limx→ -∞ f ′⁡( x) f⁡( x) =∞ が成り立つ.
(2) 関数 f ⁡(x ), g⁡ (x ) は,すべての実数 x に対して f ⁡(x )>0 かつ g ⁡(x )> 0 を満たし, limx →∞ ⁡ f⁡( x) g⁡( x) =∞ かつ limx→ ∞g ⁡(x )=∞ が成り立つと仮定する.このとき,次の条件(ⅰ),(ⅱ)をともに満たす関数 h ⁡(x ) の例を f ⁡(x ), g⁡( x) を用いて 1 つ作れ.
(ⅰ) すべての実数 x に対して, h⁡( x)> 0 が成り立つ.
(ⅱ) limx →∞ f⁡( x) h⁡( x) =∞ , lim x→∞ h⁡( x) g⁡( x) =∞ ,lim x→∞ {h⁡ (x) }4 {f ⁡(x )} 3= ∞ が成り立つ.