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2012-10565-0201
2012 大阪教育大学 後期
易□ 並□ 難□
【1】 1 辺の長さが 1 である正三角形 ABC の辺 BC 上に点 A 1 をとる. A1 から辺 AB に垂線 A1 C1 を引き,点 C1 から辺 AC に垂線 C1 B1 を引き,さらに点 B1 から辺 BC に垂線 B1 A2 を引く.これを繰り返し,辺 BC 上に点 A1 , A 2 ,⋯ , A n ,⋯ , 辺 AB 上に点 C1 , C 2 ,⋯ , C n ,⋯ , 辺 AC 上に点 B1 , B 2 ,⋯ , B n ,⋯ をとる.このとき, B An =xn とする.
次の問に答えよ.
(1) B Cn , A Cn を x n を用いて表せ.
(2) xn , xn +1 が満たす漸化式を求めよ.
(3) 極限値 limn→ ∞x n を求めよ.
2012-10565-0202
【2】 次の問に答えよ.
(1) 実数 a , b が a ≧0 ,b≧ 0 を満たすとき,
a+b≧ 2⁢a ⁢b
が成り立つことを示せ.
(2) 実数 x , y が x >y>0 と
x6 ⁢y2 -x5 ⁢y3 +x5 ⁢y5 -x4 ⁢y6 ≧4
を満たすとき,
x3 +y2 ≧3
2012-10565-0203
【3】 座標平面上の原点を O とする.実数を成分とする行列
A=( a bc d )
で表される座標平面上の移動を f で表す.また,行列 Rθ ,T を
Rθ =( cos⁡θ -sin⁡ θsin ⁡θcos ⁡θ ), T=( 1 00 -1 )
とする.ただし, -π< θ≦π とする.次の問に答えよ.
(1) 積 Rθ⁢ T ,T ⁢Rθ を計算せよ.
(2) すべての点 P ( x,y ) に対して,
| OP→ |= | Of⁡ (P )→ |
が成り立つとき,行列 A は,ある θ を用いて,
A=R θ または A =Rθ ⁢T
と表されることを示せ.ただし, |OP → | はベクトル OP → の長さを表す.
(3) A=R θ⁢T で表される移動 f について,原点 O を通る直線 l 上のすべての点 P に対して, f⁡( P ) が直線 l 上にあるとき,直線 l の方程式は, θ を用いて,
(cos⁡ θ2 )⁢ x+( sin⁡ θ 2) ⁢y= 0 または ( sin⁡ θ 2) ⁢x- (cos⁡ θ2 )⁢ y=0
と表されることを示せ.
2012-10565-0204
【4】
Ik= ∫ k⁢π (k +1) ⁢π (sin 2⁡t )⁢( log⁡t) ⁢dt ,( k= 1, 2 ,3 , ⋯ )
とする.次の問に答えよ.
(1) 不等式
π 2⁢ log⁡ (k⁢ π)< Ik< π 2⁢ log⁡ (k+ 1)⁢ π
を示せ.
(2) 不等式
π 2⁢ ( ∫ 1nlog ⁡t⁢d t+n⁢ log⁡π ) < ∫π (n+ 1)⁢ π( sin2⁡ t)⁢ (log⁡ t)⁢ dt
< π2 ⁢ ( ∫2n +2 log⁡t⁢ dt+n+ log⁡π)
(3) 極限値
limn →∞ 1 n⁢log⁡ n⁢ ∫π (n+ 1)⁢ π (sin2 ⁡t) ⁢(log ⁡t) ⁢dt
を求めよ.