2012 大阪教育大学 後期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2012 大阪教育大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】  1 辺の長さが 1 である正三角形 ABC の辺 BC 上に点 A 1 をとる. A1 から辺 AB に垂線 A1 C1 を引き,点 C1 から辺 AC に垂線 C1 B1 を引き,さらに点 B1 から辺 BC に垂線 B1 A2 を引く.これを繰り返し,辺 BC 上に点 A1 A 2 A n AB 上に点 C1 C 2 C n AC 上に点 B1 B 2 B n をとる.このとき, B An =xn とする.

 次の問に答えよ.

(1)  B Cn A Cn x n を用いて表せ.

(2)  xn xn +1 が満たす漸化式を求めよ.

(3) 極限値 limn x n を求めよ.

2012 大阪教育大学 後期

易□ 並□ 難□

【2】 次の問に答えよ.

(1) 実数 a b a 0 b 0 を満たすとき,

a+b 2a b

が成り立つことを示せ.

(2) 実数 x y x >y>0

x6 y2 -x5 y3 +x5 y5 -x4 y6 4

を満たすとき,

x3 +y2 3

が成り立つことを示せ.

2012 大阪教育大学 後期

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面上の原点を O とする.実数を成分とする行列

A=( a bc d )

で表される座標平面上の移動を f で表す.また,行列 Rθ T

Rθ =( cosθ -sin θsin θcos θ ) T=( 1 00 -1 )

とする.ただし, -π< θπ とする.次の問に答えよ.

(1) 積 Rθ T T Rθ を計算せよ.

(2) すべての点 P ( x,y ) に対して,

| OP |= | Of (P ) |

が成り立つとき,行列 A は,ある θ を用いて,

A=R θ または A =Rθ T

と表されることを示せ.ただし, |OP | はベクトル OP の長さを表す.

(3)  A=R θT で表される移動 f について,原点 O を通る直線 l 上のすべての点 P に対して, f( P ) が直線 l 上にあるとき,直線 l の方程式は, θ を用いて,

(cos θ2 ) x+( sin θ 2) y= 0 または ( sin θ 2) x- (cos θ2 ) y=0

と表されることを示せ.

2012 大阪教育大学 後期

易□ 並□ 難□

【4】

Ik= kπ (k +1) π (sin 2t )( logt) dt k= 1 2 3

とする.次の問に答えよ.

(1) 不等式

π 2 log (k π)< Ik< π 2 log (k+ 1) π

を示せ.

(2) 不等式

π 2 ( 1nlog td t+n logπ ) < π (n+ 1) π( sin2 t) (log t) dt

< π2 ( 2n +2 logt dt+n+ logπ)

を示せ.

(3) 極限値

limn 1 nlog n π (n+ 1) π (sin2 t) (log t) dt

を求めよ.

inserted by FC2 system