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2012-10721-0101
2012 広島大学 前期
数学I・数学II・数学A・数学B
易□ 並□ 難□
【1】 f⁡( x)= log2⁡ (x- 1)+ log2⁡ (4- x) とする.次の問いに答えよ.
(1) 関数 f⁡ (x ) の定義域を求めよ.
(2) 不等式 f⁡ (x) ≧0 を解け.
(3) 関数 f⁡ (x ) の最大値を m とするとき, 2m- 2 を求めよ.
(4) (3)の m について, 1000m の整数部分の 桁けた 数を求めよ.ただし, log10 ⁡2=0.3010 , log10 ⁡3= 0.4771 とする.
2012-10721-0102
【2】 放物線 C: y= 12⁢ x 2- 1 2 上に 2 点 A , B があり, A の x 座標は 3 である.点 A , 点 B における C の接線をそれぞれ l , m とし, l と m の交点を P とおくと, ∠APB= 45° であった.次の問いに答えよ.
(1) 接線 l の方程式を求めよ.
(2) 接線 m の傾きを求めよ.
(3) 点 P の座標を求めよ.
(4) C ,l ,m で囲まれた図形において,不等式 x≧ 0 を満たす部分の面積 S を求めよ.
2012-10721-0103
【3】 図のような 3 辺の長さをもつ三角形 ABC がある.
次の問いに答えよ.
(1) 45° <∠B< 60° を証明せよ.
(2) ∠A=2 ⁢∠C を証明せよ.
(3) 40° <∠C< 45° を証明せよ.
2012-10721-0104
【4】 N は 4 以上の整数とする.次の規則にしたがって 1 個のさいころを繰り返し投げる.
規則:出た目を毎回記録し,偶数の目が 3 回出るか,あるいは奇数の目が N 回出たところで,さいころを投げる操作を終了する.
ただし,さいころの目の出方は同様に確からしいとする.次の問いに答えよ.
(1) さいころを投げる回数は,最大で何回か.
(2) さいころを 3 回投げて操作を終了する確率を求めよ.
(3) さいころを N 回投げて操作を終了する確率を求めよ.
(4) 最後に奇数の目が出て操作を終了する確率を求めよ.
(5) N=4 のとき,さいころを投げる回数の期待値を求めよ.
2012-10721-0105
【5】 n は 3 以上の整数とする. 1 から n までの整数から連続する 2 つの整数 x , x+1 を取り除く.次の問いに答えよ.
(1) n=17 のとき,残された整数の総和を個数 15 で割った値が 425 であるとする.取り除いた 2 つの整数を求めよ.
(2) n≧39 のとき,不等式
1 2⁢ n ⁢( n+1) -1-2 ⁢(n -1) > 20511 ⁢ (n- 2)
が成り立つことを証明せよ.
(3) 残された整数の総和を個数 n- 2 で割った値が 20511 であるとする. n と取り除いた 2 つの整数を求めよ.
2012-10721-0106
数学I・数学II・数学III・
数学A・数学B・数学C
【1】 行列 A= ( ab cd ) の表す 1 次変換によって, 2 点 P (1 ,1) ,Q (2 ,2) は連立不等式 1 ≦x≦2 , 1≦y ≦2 の表す領域内の点 P′ , Q ′ にそれぞれ移されるものとする.ただし, a ,b , c ,d は正の実数で a >c を満たすとする.次の問いに答えよ.
(1) a+b= 1 および c+ d=1 が成り立つことを証明せよ.
(2) 4 点 O (0 ,0) ,R (a ,c) ,S (a +b,c+ d) ,T (b ,d) を頂点とする平行四辺形 ORST の面積を p とするとき,次の式が成り立つことを証明せよ.
A⁢( b -c )=p⁢ ( b- c)
(3) 自然数 n に対して, an ,bn , cn ,dn を
( an bn cn dn )= An⁢ ( 1b 1- c)
で定める.このとき a n ,bn , cn ,dn を b , c ,n および(2)の p を用いて表せ.
(4) A3= 1 27⁢ ( 1413 13 14 ) となるように A を定めよ.
2012-10721-0107
【2】 a を実数とし, f⁡( x)= x3- 3⁢x 2+3 ⁢x とおく.数列 { xn } を
x1= a ,xn +1= f⁡( xn )( n= 1 ,2 ,3 ,⋯ )
で定める.次の問いに答えよ.
(1) すべての自然数 n について x n=a となるとき, a を求めよ.
(2) a<1 のとき, xn< 1 (n =1 ,2 ,3 ,⋯ ) が成り立つことを証明せよ.
(3) 0<a< 1 のとき, xn< xn+ 1 ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ ) が成り立つことを証明せよ.
2012-10721-0108
【3】 関数 f⁡ (x) = ex1 +ex について,次の問いに答えよ.ただし, e は自然対数の底である.
(1) limx→ ∞⁡ f⁡( x) ,lim x→-∞ ⁡f⁡ (x) の値を求めよ.
(2) 関数 y= f⁡( x) の増減,グラフの凹凸および変曲点を調べ,グラフの概形をかけ.
(3) α=lim x→∞ ⁡f⁡ (x ) とおく.正の実数 t に対して,曲線 y= f⁡( x) ,3 直線 x =t ,x= 0 および y =α で囲まれた図形の面積 S ⁡(t ) を求めよ.
(4) limt→ ∞⁡ S⁢( t) の値を求めよ.
2012-10721-0109
【4】 0<θ< π 2 とする.原点 O を中心とする単位円周上の異なる 3 点 A , B , C が条件
(cos⁡ θ)⁢ OA→ +(sin ⁡θ) ⁢OB→ +OC→ =0→
を満たすとする.次の問いに答えよ.
(1) 2 つのベクトル OA → ,OB→ は垂直であることを証明せよ.
(2) | CA→ | , | CB→ | を θ を用いて表せ.
(3) 三角形 ABC の周の長さ AB +BC+CA を最大にする θ を求めよ.
2012-10721-0110
【5】 n は自然数とし,点 P は次の規則にしたがって座標平面上を動くとする.
規則:
(A) P は,はじめに点 (1 ,2) にある.
(B) さいころを投げて 2 以下の目が出れば P は原点を中心に反時計回りに 120 ° 回転し, 3 以上の目が出れば時計回りに 60 ° 回転する.
(C) (B)を n 回繰返す.
(1) n=3 のとき,出た目が 4 , 1, 2 であったとする.このとき P が最後に移った点の座標を求めよ.
(2) n=3 のとき, P が点 (1 ,2) にある確率を求めよ.
(3) n=6 のとき, P が点 (- 1,-2 ) にある確率を求めよ.
(4) n=3⁢ m のとき, P が点 (1 ,2) にある確率を求めよ.ただし, m は自然数とする.