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2012 九州大学 後期

工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(1)  0x π 2 のとき, sinx- x0 が成り立つことを示せ.

(2)  0x π2 のとき, sinx -x+a x3 0 が成り立つような正の数 a 1 つ定めよ.

(3)  0<| x| π2 のとき,

| sinx x- 1|a x2

が成り立つことを示せ.ただし, a は(2)で定めた値とする.

(4) 曲線 y =sinx と直線 y =x および x = π2 で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積を求めよ.

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工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  O を原点とする座標空間において, 3 A ( a,0, 0) B ( 0,a, 0) C ( 0,0, 1) が定める平面を α とする.ただし, a は正の定数とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) 平面 α 上の任意の点 P に対し, CP =s CA +tCB を満たす実数 s t が存在する.点 P の座標を a s t を用いて表せ.

(2) 原点 O から平面 α に垂線 OH を下ろす.点 H の座標を a を用いて表せ.

(3)  a=1 とする.平面 α 上で点 A を中心とする半径 1 の円を考え,その円周上に点 Q QAB =θ となるように取る.ただし, 0<θ <π とし,点 Q z 座標は正とする.点 Q の座標を θ を用いて表せ.

2012 九州大学 後期

工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】  2 個のサイコロを投げて, xy 平面上の点 P を移動させる次の試行を考える.

試行 2 個のサイコロを同時に投げて,大きい目の数を X 小さい目の数を Y とする.ただし,同じ目が出た場合は, X Y の両者をその目の数とする.このとき,

X 3 以上なら,点 P x 軸の正の方向に 1 動かし,

Y 3 3 以上なら,点 P をさらに y 軸の正の方向に 1 動かす.

この試行を繰り返して点 P を原点 ( 0,0 ) から順に動かしていくとき,以下の問いに答えよ.

(1)  1 回目の試行終了後に点 P ( 1,0 ) に移動している確率を求めよ.

(2)  2 回目の試行終了時に点 P ( 1,1 ) に移動している確率を求めよ.

(3)  n 回目の試行終了時に点 P ( n,n- 1) に移動している確率を求めよ.ただし, n は自然数である.

2012 九州大学 後期

工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】 数列 { an } を次式で定義する.

an= c1 nx n-1 (log ( 1x )) ndx n=1 2 3

ただし, c 0 <c<1 を満たす定数とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) 数列 { an } の初項 a 1 および第 2 a 2 を求めよ.

(2)  0<x 1 のとき, 0x log ( 1x )< 12 が成り立つことを示せ.

(3)  an< n 2n log( 1c ) n=1 2 3 が成り立つことを示せ.

(4)  limn an =0 を示せ.

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工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】 数直線上に 2 X1 X 2 を取り,それぞれの座標を a 1 および a 2 とする.ただし, 0<a 1<a 2 とする.線分 X1 X2 s :1-s に内分する点を X3 線分 X2 X3 s :1-s に内分する点を X4 同様に自然数 k に対して線分 Xk X k+1 s :1-s に内分する点を X k+2 とする.ただし, 0<s <1 とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(1)  2 X2 n-1 X 2n の座標を並べてベクトル ( a2 n-1 a2n ) で表し,

( a2 n+1 a2n +2 )= A( a 2n -1 a2 n )

と書くとき,行列 A s を用いて表せ.ただし, n は自然数である.

(2) 行列 P

P=( 1 1 s-1 1)

とし,行列 B B =P- 1A P とする.行列 B を求めよ.

(3) 座標 a 2n +1 および a 2n +2 n s a 1 a2 を用いて表せ.

(4) 点 X k の座標 a k の極限 limk a k を求めよ.

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