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2012 長崎大学 前期

易□ 並□ 難□

【1】 四面体 OABC において

OA=1 OB=3 OC=2

AOB= 90 ° AOC= BOC=120 °

とする. OA =a OB =b OC =c とおく.次の問いに答えよ.

(1) 平面 ABC 上に点 H をとり, s t u を実数として

OH =s a +tb +u c

とおく.このとき, s+t+ u=1 となることを示せ.

(2) (1)の OH が平面 ABC に垂直であるとき, s t u の値をそれぞれ求めよ.

(3) 平面 OAB 上に点 K をとり, CK が平面 OAB に垂直であるとする.このとき, OK a b で表し, CK の大きさと四面体 OABC の体積を求めよ.

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【2】 次の問いに答えよ.

(1)  m 5 以上の自然数とする.次の不等式が成り立つことを,数学的帰納法によって証明せよ.

m!> 2m> m2

(2) 自然数 n に対する次の和を求めよ.

Sn= 1 13 + 124 + 135 + +1 n( n+2)

(3) (2)で求めた S n について, Sn< 34 が成り立つことを示せ.

(4) (2)で求めた S n について, Sn > 23 を満たす最小の自然数 n を求めよ.

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【3】  3 P ( 4,-5 ) Q (0 ,3) R ( 7,4 ) を通る円を C とする.次の問いに答えよ.

(1) 円 C の方程式を x2+ y2+a x+b y+c =0 とおいて, a b c の値を求めよ.

(2) 点 S ( -4,0 ) を通り,傾き m の直線を l とする.直線 l が円 C 2 つの交点をもつような傾き m の範囲を求めよ.

(3) 傾き m が(2)の範囲にあるとき,直線 l と円 C 2 つの交点の中点の軌跡はある円の一部分であることを示し,その軌跡を求めよ.

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【4】  a を正の定数とする.次の問いに答えよ.

(1) 半径 a の球面に内接する円柱の高さを g 底面の半径を r とする. r a g を用いて表せ.

(2) (1)の円柱で,体積が最大になるときの高さ,およびそのときの底面の半径と体積をそれぞれ a を用いて表せ.

(3) 半径 a の球面に内接する円 すい がある.ただし,円錐の頂点と底面の中心を結ぶ線分は球の中心を通るものとする.円錐の高さを h 底面の半径を s とする. s a h を用いて表せ.

(4) (3)の円錐で,体積が最大になるときの高さ,およびそのときの底面の半径と体積をそれぞれ a を用いて表せ.

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【5】 関数 f( x)= xe -x2 について,次の問いに答えよ.

(1)  y= f( x) の増減,極値,グラフの凹凸,および変曲点を調べて,そのグラフをかけ.ただし, limx xe -x2 =0 limx - x e-x2 =0 を用いてよい.

(2)  y= f( x) の最大値と最小値,およびそのときの x の値を求めよ.

(3)  t>0 とする.曲線 y= f( x) x 軸,および直線 x =t で囲まれた部分の面積 S (t ) を求めよ.

(4) (3)で求めた S (t ) について, limt S( t) を求めよ.

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【6】 次の問いに答えよ.

(1)  I1 = 03 dx x2+1 とする. x=tan θ とおくことにより, I1 =π 3 を示せ.

(2) (1)の I 1 を部分積分して, I1 I2= 03 dx (x 2+1 )2 の関係式を導き, I2 の値を求めよ.

(3)  t=x+ x2 +1 とおくことにより,不定積分 d xx2 +1 を求めよ.

(4) 合成関数の微分法を用いて,関数 y =log( x+x2 +1 ) の導関数を求めよ.

(5) 極限値 limn { 1 n2+ 12 +1 n2+ 22 ++ 1 n2+ n2 } を求めよ.

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【7】 原点 O を中心とし,半径 1 の円を C とする.次の問いに答えよ.

(1) 直線 y =2 上の点 P ( t,2 ) から円 C 2 本の接線を引き,その接点を M N とする.直線 OP と弦 MN の交点を Q とする.点 Q の座標を t を用いて表せ.ただし, t は実数とする.

(2) 点 P が直線 y =2 上を動くとき,点 Q の軌跡を求めよ.

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【8】 実数 x y が連立不等式

{ 1010 <2x 3y <1011 (A) 109 <3x 2y <1010 (B)

を満たすとき,次の問いに答えよ.

(1) 連立不等式(A),(B)が表す x y 平面上の領域は,どのような図形であるか答えよ.また,その理由を述べよ.

(2) 連立不等式(A),(B)が満たす実数 x y において, x+y がとりうる値の範囲,および y -x がとりうる値の範囲をそれぞれ求めよ.

(3) 連立不等式(A),(B)を満たす整数 x y を考える.このとき, y-x が最大となる整数 x y を求めよ.ただし, log10 2=0.3010 log10 3=0.4771 として計算してよい.

教育,薬学部 【1】【2】【4】【5】

経済,環境科,水産学部 【2】【3】

医学部 【1】【6】【7】【8】

工,歯学部 【1】【4】【5】【6】

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