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2012 大阪府立大学 中期

工学部

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章の   に適する答えを,解答用紙の所定の欄に記入せよ.

 自然数 28 のすべての約数は 1 2 4 7 14 28 であり,その和は 1 +2+4 +7+14 +28=56 =2× 28 となり, 28 2 倍である.このように,自然数 m で,そのすべての約数の和が 2 m となるような m を完全数と呼ぶ.以下, p q は相異なる素数を表すとする. m=p q の形の自然数で完全数となるものを探そう. p q が相異なる素数であるから, pq の約数は, (1) 4 つであり,その和が 2 pq と等しいから, ( (2) ) ( (3) ) =2 となる. XY =2 となる自然数 X Y ( X,Y) =(1 ,2) ( 2,1 ) の二組しかないから, p<q とすると, p= (4) q= (5) となる.したがって, pq の形の完全数は (6) のみということがわかる.

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【2】 座標平面上に 3 O (0 ,0) A (r ,0) B (0 ,1) がある. O を中心として, A を反時計回りに θ 回転した点を A とし,線分 AB と線分 O A の交点を P とする.ただし, r r >1 を満たす定数とし, θ 0 <θ< π 2 を満たす変数とする. θ が不等式

12 rcos θsin θ2 rcos θ

を満たしながら変化するとき, | OP | の最小値 M と,そのときの P の座標 ( k,l ) を求めよ.ただし,計算の過程は記入しなくてよい.

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【3】 表が出る確率が p 裏が出る確率が 1 -p である 1 個のコインがある.ただし, p 0 <p<1 である定数とする.このコインをくりかえし投げる試行を考える. n 2 以上の自然数とし, Qn n 回目に初めて 2 回続けて表が出る確率とする.以下の問いに答えよ.ただし,計算の過程は記入しなくてよい.

(1)  Q2 Q3 Q4 p を用いて表せ.

(2)  1 回目に表が出た場合と裏が出た場合に分けることによって, Qn+ 2 Qn Q n+1 および p を用いて表せ.

(3)  p= 37 のとき,一般項 Q n n を用いて表せ.

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【4】  a を正の定数とする.実数の変数 x の関数

f( x)= (x+ a) e2 x2

について,以下の問いに答えよ.ただし,(1)については計算の過程を記入しなくてよい.

(1) 一階導関数 f (x ) はある多項式 g (x ) により

f (x) =g( x) e2 x2

と表され,二階導関数 f ( x) はある多項式 h (x) により

f ( x)= h( x) e2 x2

と表される. g( x) h( x) を求めよ.

(2) 関数 f (x ) が極大値と極小値をもつための a の値の範囲を求めよ.

(3)  a が(2)で求めた範囲にあるとする.関数 f (x ) が極大値をとる x の値を α とし,極小値をとる x の値を β とする.このとき, f (γ )=0 となる γ α β の間に存在することを示せ.

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【5】  n k を自然数, t を正の実数とする.以下の問いに答えよ.ただし(1)については計算の過程を記入しなくてよい.

(1) 不定積分 x sint xd x を求めよ.

(2) 定積分 0 2t π | xsin tx | dx を求めよ.

(3) 定積分 I k( t)= k- 1t π kt π | xsin tx | dx を, k が偶数である場合に求めよ.

(4) 定積分 0 2 nt π | xsin tx | dx を求めよ.

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