2012 立命館大 文系学部A方式2月2日実施MathJax

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2012 立命館大学 文系学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 光があるガラス板を通り抜けるごとに,光量は通り抜ける前の光量の a 倍になる.さらに,光がこのガラス板を 5 枚通り抜けると,光量はもとの光量の 10243125 倍になることがわかっている.

 このとき, a= になり, x 枚のガラスを重ねた場合,ガラスを通り抜ける光量はもとの光量の 倍になる.

 ここで log 102 =0.301 を使うと log 10 = となる.

 したがって,重ねるガラスの枚数を増やしていったとき, 枚重ねたときに初めて光量がもとの光量の 1100 以下になる.ただし は整数で解答せよ.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 四面体 OABC において,線分 AB 3: 2 に内分する点を P ,線分 OP 5 :1 に外分する点を Q 線分 CQ 2 :1 に内分する点を R とする.

 三角形 ARB の重心を G とするとき, OG = OA + OB + OC と表せる.

 また,線分 OG と平面 ABC の交点を S とするとき, OS = OA + OB + OC と表せる.

 ただし, は既約分数で解答せよ.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(3)  θ 0 θ2 π を満たす実数とし,関数 y= -x2 +6x cosθ +4 で表される曲線を C とする.

 曲線 C 上の点 (a ,-a2 +6 acos θ+4 ) における曲線の接線の方程式は, y=( ) x+ である.

  θ= < のとき,点 (1 ,6) を通る曲線 C の接線は 1 本に定まり,このとき,この接線と曲線 C および x 軸で囲まれた図形の面積は である.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【2】 ある人の収入と支出は時間 t の関数で,収入は f (t ) 支出は g (t ) で表される.収入が支出を上回るとき,この人は貯蓄あるいは借り入れの返済を行っていることになり,反対に支出が収入を上回るとき,借り入れあるいは貯蓄の取り崩しを行っていることになる. f( t) g (t ) がそれぞれ

f( t)= 1 3 t 3- 72 t 2+10 t+20

g( t)= at+ 20

と定められ, a はある定数とする.現在は t= 0 で表される.

 この人が貯蓄や借り入れを行う際の利子率は 0 であることを仮定し,現在から t =p までの貯蓄の残高 S (p )

S( p)= 0p { f( t)- g( t)} dt

で定められる.

 ここで S (p) <0 の場合は,借り入れの残高が正であることを意味し, S( 0)= 0 であることを仮定する.このとき以下の問いに答えなさい.ただし答えが分数になる場合,すべて既約分数で解答すること.

(1) 現在から t= 10 までの支出計画を考える. S( 10)= 0 になるように支出計画を決定すると, a= になる.またこのとき,貯蓄の残高が最大になるのは t = で,借り入れの残高が最大になるのは t = である.

(2) 次にこの人は借り入れあるいは貯蓄の取り崩しが一切,許されないことを仮定する.現在から t =10 までの支出計画を考え, S( 10) が最小になるように支出計画を決定すると, a= になる.またこのとき S (10 )= になる.

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易□ 並□ 難□

【3】(1) 異なる n 個のものの中から順序を考えず r 個のものを取り出し, 1 組にしたものの総数を Cr n で表すとする.次の等式が成り立つことを証明せよ.

Cr n =C r-1 n-1 + Cr n-1 (ただし 1 rn -1 n 2

(2)  を使って,二項定理

(a +b) n= C0 n an+ C1 n an- 1b ++ Ck n an- k bk + C k+1 n a n-k- 1 bk+1 + +C n-1 n a bn- 1+ Cn n b n

が成り立つことを数学的帰納法によって証明せよ.

(3)  (1+ x)+ (1 +x) 2+ (1+ x) 2+ (1+ x)3 ++ (1 +x) n における x r の係数を求めよ.ただし, x>0 r は整数で 0 rn とする.

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