2013 大学入試センター試験 追試験 数学I/数学IAMathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2013 大学入試センター試験 追試

数学I,数学IA共通

配点10点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕  a b c を定数とし, x についての整式 P Q

P=a (x +1) 3+b ( x+1) 2+c (x +1)

Q=a x3+ bx2 +cx

とする. P-Q x について整理すると

P-Q= ax2 +( a+ b )x +(a+ b+c)

となる.

a=1 a+ b=0 a+b+ c=0

となる a b c

a= 1 b= エオ c=

である.このとき

P-Q= x2 P2 -Q2 = x 5+ x3

である.

2013 大学入試センター試験 追試

数学I

配点15点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔2〕  a を定数とし, x についての連立不等式

{ 2x 2-3 x-35> 0 ax 2-a (5 a+1) x+2 a2 (3 a+1 )<0

を考える.不等式 の解は

x< スセ <x

であり,不等式 の左辺を因数分解すると

a( x- a ) (x- a- )

となる.

 これより,この連立不等式を満たす実数 x が存在するような a の値の範囲は

a< <a

である.この範囲の中の最小の自然数は であり, a= のとき,上の連立不等式の解は

<x<

である.

2013 大学入試センター試験 追試

数学I,数学IA共通

配点25点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】  b を定数とするとき, x 2 次関数

y=x2 -2 bx- 43 b+ 59

のグラフの頂点の座標は

(b , b 2- b+ )

である.

(1)  a c を定数とする. のグラフが,関数 y= ax2 -2x +c のグラフと原点に関して対称となるのは, a= カキ b= c= のときである.また b = のとき, のグラフと,関数 y =x( x+4 ) のグラフを x 軸方向に s y 軸方向に t だけ平行移動したグラフとが一致するのは

s= t= シス

のときである.

(2) 下の, には,次の 0 4 のうちから当てはまるものを一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

  0x 1 の範囲における関数 の値の最小値を m とする.

b<0 のとき m =- 43 b+ 59

0b 1 のとき m = b2- b+

b>1 のとき m= - ソタ b+ ツテ

である.したがって m <0 となる b の値の範囲は

b

である.

 また, 0x 1 の範囲で のグラフと x 軸が異なる 2 点で交わる b の値の範囲は

b ヘホ

である.

2013 大学入試センター試験 追試

数学I

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】  ABC において, AB=3 BC=5 CA=3 2 とする.このとき

cosABC = sin ABC=

であり, ABC の外接円 O の半径は である.点 A から辺 BC へ垂線を引き,垂線と辺 BC との交点を H とすると, BH= AH= である.また,直線 AH と円 O の交点のうち点 A と異なる点を L とすると, ABH CLH に着目して, HL= となる.

(1) 下の には,次の 0 5 のうちから当てはまるものを一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

  AL= であり, AL AC= となるから, ALC= となる.ここで,辺 AB の延長と線分 CL の延長との交点を D とすると, ABC ACD に着目して, ADC= となる.

(2)  BCD の外接円 O の半径は チツ となる.辺 BC は円 O と円 O の共通の弦であり, BAC は鈍角であるから,二つの円の中心間の距離 O O となる.

2013 大学入試センター試験 追試

数学I

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】  a を正の定数とし, x についての整式 A

A=x3 -2 x2-( 4a2 +2a +3) x+6 a( 2a+ 1)

とする.

(1) 整式 A

A =x3 -2 x2-3 x- ( a2 + a) x+6a (2 a+1 ) =x (x2 -2x -3) -2a ( a+ 1) (x- )

となるから

A=( x- ) (x- a) (x+ a+ )

1 次式の積に因数分解される.

 以下 x = の範囲で,不等式 A 0 を満たす整数 x の個数を N とする.

(2)  a=1 のとき, N= である.

(3)  N= となる正の定数 a の値の範囲は

a<

である.

2013 大学入試センター試験 追試

数学IA

配点10点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

〔2〕  ABC について次の条件 p q r s を考える.ただし A B C の大きさをそれぞれ A B C で表すものとする.

p A<90 °

q B>45 ° または C> 45°

r A<90 ° かつ B< 90°

s cosA cosB> 0

(1) 命題「 p q 」の対偶は「 」である. に当てはまるものを,次の 0 7 のうちから一つずつ選べ.

(2) 次の に当てはまるものを,下の 0 3 のうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

p q であるための

r s であるための

0  必要十分条件である

1  必要条件であるが,十分条件ではない

2  十分条件であるが,必要条件ではない

3  必要条件でも十分条件でもない

2013 大学入試センター試験 追試

数学IA

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】  ABC において, AB=2 3 BC= 6 CA =3 とする.このとき

cosACB = イウ sinACB = エオカ キク

であり, ABC の外接円 O の半径は コサ シス である.

 円 O の点 B における接線と点 C における接線の交点を P とし,線分 AP と辺 BC の交点を D とする.また,点 A を通り辺 BC と平行な直線と,直線 PB PC との交点をそれぞれ X Y とする.

(1) 下の には,次の 0 6 のうちから当てはまるものを一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

  XY BC は平行であるから, XAB= である.また, XP が円 O に接するので, XBA= である.したがって, AXB= であり, AX= となる.

(2) (1)と同様に, AY= となる. XY BC は平行であるから, DC BD= である.よって, DC= となる.これより, AD= ヒフ となる.

2013 大学入試センター試験 追試

数学IA

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

青1黄1黒1白1緑1
青2黄2    
青3     
青4     

【4】 袋の中に青玉 4 個,黄玉 2 個,黒玉 1 個,白玉 1 個,緑玉 1 個の合計 9 個の玉がはいっている.青玉には 1 から 4 までの数字が一つずつ,黄玉には数字の 1 2 が一つずつ,黒玉と白玉,緑玉のそれぞれには数字の 1 が書かれている(右図参照).ただし,例えば青1は,数字の 1 が書かれた青玉を表す.

 この袋から同時に 4 個の玉を取り出す.このとき, 4 個の玉の取り出し方は アイウ 通りある.取り出した 4 個の玉の数字がすべて異なる取り出し方は エオ 通りで,取り出した 4 個の玉の色がすべて異なる取り出し方は カキ 通りである.また,取り出した 4 個の玉の中に,青玉が一つだけある取り出し方は クケ 通りである.

 次のように得点を定める.

・取り出した 4 個の玉の中に青玉が 1 個だけある場合,

この青玉に書かれた数字を m とする.取り出した 4 個の玉の中に,数字 m の書かれた玉が,この青玉を含めて k 個あるとき,得点を m k 倍の k m 点とする.

・取り出した 4 個の玉の中に青玉がない場合,または青玉が 2 個以上ある場合,得点を 0 点とする.

 例えば,取り出された 4 個の玉が,青3黄2黒1白1のとき,得点は 3 点であり,青2黄2白1緑1のときは,得点は 4 点である.また,青1青3黒1緑1のときは,得点は 0 点である.

(1) 得点が 2 点となる確率は サシ で,得点が 3 点となる確率は セソ である.また,得点が 4 点となる確率は タチ ツテ である.

(2) 得点の期待値は トナ ニヌ 点である.

inserted by FC2 system