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【1】 以下,小数の形で解答する場合,指定された数の一つ下の桁を四捨五入し,解答せよ.途中で割り切れた場合,指定された桁までにマークすること.
(1) からまでの数字が,それぞれつずつ書かれた枚のカードが,箱の中に入っている.この箱から,枚のカードを同時に無作為に抽出するとき,取り出されたカードに書かれている数字の小さい方を大きい方をとする.このときとなる.同様にしての確率分布を求めてからそれぞれの期待値を計算すると,となる.したがって,およびがカードの枚数と等しくなるためには,でなければならない.
(2) からまでの数字が,それぞれつずつ書かれた何枚かのカードが,箱の中に入っている.と書かれたカードが入っている割合をとする.この箱から,カードを無作為に復元抽出する試行を回行い,そのうちと書かれたカードが取り出された回数をとする.
(ⅰ) もしであるとすれば,確率変数は平均標準偏差の二項分布に従う.ここで,試行回数は十分大きいと考えられるので,とおけば,は近似的に平均標準偏差の正規分布に従う.
(ⅱ) がであったとき,の出る割合に対する信頼度の信頼区間は
と計算できる.ただし,を標準正規分布に従う確率変数とするとき,である.