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2013-10270-0201
2013 お茶の水女子大学 前期理学部選択
理(数学科)学部-数学専門A
理(物理学科・情報学科)学部-数学B
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上の 3 点 A ( a1, a2 ), B ( b1, b2 ), C ( c1, c2 ) について考える. I=( 1 0 01 ) ,J =( - 12 - 32 32 - 12 ) とおく.
(1) I+J+ J2 ,J3 を求めよ.
(2) ( a1 a2 ) ≠( 0 0 ), ( b1 b2 ) =J⁢( a 1 a2 ), ( c1 c2 )= J2⁢ ( a1 a2 ) のとき, 3 点 A , B , C は正三角形をなすことを示せ.
(3) 3 点 A , B , C が異なり,
( a1 a2 ) +J⁢ ( b1 b2 )+ J2⁢ ( c1 c2 )= (0 0 )
が成り立つとき,三角形 ABC が正三角形となることを示せ.
2013-10270-0202
【2】 -2≦ x≦2 上で関数 f ⁡(x ), g⁡ (x ) を
f⁡( x)= 12 - 14⁢ | x| ,g⁡ (x) =∫ -2x ⁡f⁡ (t) ⁢dt
によって定める.
(1) y=f⁡ (x ) のグラフの概形を描け.
(2) g⁡( x) を計算し, y=g⁡ (x ) のグラフの概形を描け.
(3) y=g⁡ (x ) の逆関数 y =g- 1⁡ (x ) を求め,そのグラフの概形を描け.
(4) ∫ 01 (g -1 ⁡(x )) 2⁢d x を計算せよ.
(5) y=g -1 ⁡(x ) は x =1 2 で微分可能であることを示せ.
2013-10270-0203
【3】 硬貨投げをしたとき,表,裏がそれぞれ 12 の確率で出る硬貨がある.この硬貨を用いて硬貨投げを n 回繰り返す. k=1 , 2 ,⋯ , n に対し, k 回目の硬貨投げの結果に応じて a k を次で定める:
ak ={ 1k 回目の硬貨投げの結果が表のとき -1 k 回目の硬貨投げの結果が裏のとき
また,この a k ( k=1 ,2 , ⋯ ,n ) を用いて n 次式 f ⁡(x ) を f ⁡(x )= ∑k= 1n ak⁢ xk で定める.
(1) n が偶数のとき, f⁡( x) が x -1 で割り切れる確率を n を用いて表せ.
(2) n が 4 の倍数のとき, f⁡( x) が ( x-1) ⁢(x +1) で割り切れる確率を n を用いて表せ.
(3) n が 2 以上の自然数のとき, f⁡( 2)= 2 となる確率を n を用いて表せ.
2013-10270-0204
【4】 放物線 y =x2 を C1 ,C1 と異なる放物線 y =a⁢x 2+b⁢ x+c ( a≠ 0 ) を C 2 とする.
(1) a=1 のとき, C1 と C 2 の両方に接する直線は最大でも 1 本しか存在しないことを示せ.
(2) a=1 のとき,条件 b ≠0 は条件
C1 と C 2 の両方に接する直線が 1 本だけ存在する
の必要十分条件であることを示せ.
(3) 条件 p 1 , p2 , q 1 ,q 2 を次で定める.
p1 : C2 は下に凸である.
p2 : C2 は上に凸である.
q1 : C 1 と C 2 が異なる 2 点で交わる.
q2 : C1 と C 2 が交わらない.
a≠1 のとき,条件
p :「 p 1 かつ q 1 」または「 p 2 かつ q 2 」
は条件
q : C1 と C 2 の両方に接する直線が 2 本存在する