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2013-10481-0101
2013 名古屋大学 前期
文科系,理科系共通
易□ 並□ 難□
【1】 3 人でジャンケンをする.各人はグー,チョキ,パーをそれぞれ 13 の確率で出すものとする.負けた人は脱落し,残った人で次回のジャンケンを行ない(アイコのときは誰も脱落しない),勝ち残りが 1 人になるまでジャンケンを続ける.このとき各回の試行は独立とする. 3 人でジャンケンを始め,ジャンケンが n 回目まで続いて n 回目終了時に 2 人が残っている確率を pn ,3 人が残っている確率を q n とおく.
(1) p1 , q1 を求めよ.
(2) pn , qn がみたす漸化式を導き, pn , qn の一般項を求めよ.
(3) ちょうど n 回目で 1 人の勝ち残りが決まる確率を求めよ.
2013-10481-0102
文科系
【2】 平面上に同じ点 O を中心とする半径 1 の円 C 1 と半径 2 の円 C 2 があり, C1 の周上に定点 A がある.点 P , Q はそれぞれ C1 ,C 2 の周上を反時計回りに動き,ともに時間 t の間に弧長 t だけ進む.時刻 t =0 において, P は A の位置にあって O , P , Q はこの順に同一直線上に並んでいる. 0≦t≦ 4⁢π のとき ▵APQ の面積の 2 乗の最大値を求めよ.
2013-10481-0103
理科系【3】の類題
【3】 k ,m , n は整数とし, n≧1 とする. Ck m を二項係数として, Sk⁡ (n ), Tm ⁡(n ) を以下のように定める.
Sk⁡ (n) =1k +2k +3k +⋯+n k ,Sk (1) =1 ( k≧0 )
Tm⁡ (n )= C1 m ⁢S1 ⁡( n)+ C2 m ⁢S2 ⁡( n)+ C3 m ⁢S3 ⁡( n)+ ⋯+ Cm -1 m ⁢S m-1 ⁡(n )
= ∑k= 1m- 1⁡ Ck m ⁢Sk ⁡(n )( m≧ 2)
(1) Tm⁡ (1 ) と Tm⁡ (2 ) を求めよ.
(2) 一般の n に対して Tm⁡ (n ) を求めよ.
(3) p が 7 以上の素数のとき, S1 (p- 1) ,S 2⁡( p-1) ,S 3⁡( p-1) ,S 4⁡( p-1 ) は p の倍数であることを示せ.
2013-10481-0104
理科系
【2】 x>0 とし, f⁡( x)= log⁡x 100 とおく.
(1) 次の不等式を証明せよ.
100 x+1 <f⁡ (x+ 1)- f⁡( x)< 100 x
(2) 実数 a の整数部分( k ≦a<k +1 となる整数 k )を [ a] で表す.整数 [ f⁡( 1) ], [ f⁡( 2) ], [f ⁡(3 ) ], ⋯, [f ⁡(1000 )] のうちで異なるものの個数を求めよ.必要ならば log ⁡10=2.3026 として計算せよ.
2013-10481-0105
文科系【3】の類題
(3) p が 3 以上の素数のとき, Sk (p- 1) ( k= 1 ,2 , 3 ,⋯ ,p- 2) は p の倍数であることを示せ.
2013-10481-0106
【4】 半径 1 の円盤 C 1 が半径 2 の円盤 C 2 に貼付けられており, 2 つの円盤の中心は一致する. C2 の周上にある定点を A とする.図のように,時刻 t =0 において C 1 は O ( 0,0 ) で x 軸に接し, A は座標 ( 0,-1 ) の位置にある. 2 つの円盤は一体となり, C1 は x 軸上をすべることなく転がっていく.時刻 t で C 1 の中心が点 ( t,1 ) にあるように転がるとき, 0≦t ≦2⁢ π において A が描く曲線を C とする.
(1) 時刻 t における A の座標を ( x⁡( t), y⁡( t) ) で表す. (x ⁡(t ),y ⁡( t) ) を求めよ.
(2) x⁡( t) と y ⁡(t ) の t に関する増減を調べ, x⁡( t) あるいは y ⁡(t ) が最大値または最小値をとるときの A の座標を全て求めよ.
(3) C と x 軸で囲まれた図形の面積を求めよ.