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2013-10521-0201
2013 滋賀大学 後期
経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 2 次方程式 x2-a ⁢x+b =0 の解を α , β とする.実数 a , b が a ≧0 ,b≠ 0 であるとき,次の問いに答えよ.
(1) | β α+ α β |<2 ならば, α と β は実数でないことを示せ.
(2) α3 +β3 <0 ならば, α と β は実数でないことを示せ.
(3) α4 +β4 を a と b を用いて表せ.
(4) (3)の答えを, b を定数とする a の関数とみなし,それを f ⁡(a ) とする.このとき, f⁡( a) の最小値と最小値を与える a の値を,それぞれ b を用いて表せ.
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【2】 数列 { an } を C1 1 , C1 2 ,2⁢ C2 2 , C1 3 ,2⁢ C3 2 ,3⁢ C3 3 ,⋯ と定め,次のような群に分ける.
C1 1 ⏟, C1 2 ,2⁢ C2 2 ⏟, C1 3 ,2⁢ C2 3 , 3⁢ C3 3 ⏟, ⋯, C1 m ,2⁢ C2 m ,⋯ ,m⁢ Cm m ⏟, ⋯ 第 1 群 第 2 群 第 3 群 第 m 群
このとき,次の問いに答えよ.
(1) n 以下の自然数 r に対して, r⁢ Cr n =n⁢ C r-1 n -1 が成り立つことを示せ.
(2) 二項定理を用いて,第 m 群に含まれる数の総和を求めよ.
(3) 第 1 群から第 m 群までに含まれる数の総和を求めよ.
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【3】 0 から n までの数字が 1 つずつ書かれている n +1 個の箱がある.そのなかの 1 つに当たりが入っていて, k という数字が書かれている箱に当たりが入っている確率 p k は
pk= { ∫ 012 ⁢n {( b-a) ⁢x+a }⁢d x ⋯ ① ( k=0 ) ∫ 2⁢k -12 ⁢n 2⁢k+ 12⁢ n {( b-a) ⁢x+a )⁢d x ⋯ ② ( k=1 ,2 ,⋯ ,n-1 ) ∫ 2⁢n -12 ⁢n1 { (b- a)⁢ x+a} ⁢dx ⋯ ③ ( k=n )
である.ただし, a ,b は正の定数である.当たりが入っている箱に書かれている数を n で割ったものを X とするとき,次の問いに答えよ.
(1) ①, ②. ③ の積分をそれぞれ計算せよ.
(2) X の期待値を E とする. E を a , b ,n を用いて表せ.
(3) E の n に依存しない項を C とする. C= 712 のとき, a ,b の値を求めよ.
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【4】 実数 a , b に対して, f⁡( x)= x3- 3⁢a2 ⁢x+2 -b とする.ただし, a≧0 である.このとき,次の問いに答えよ.
(1) f⁡( 1)- f⁡( a) を因数分解せよ.
(2) 区間 0 ≦x≦1 における関数 f ⁡(x ) の増減を調べよ.
(3) 方程式 f ⁡(x )=0 が 0 ≦x≦1 の範囲に実数解を持つための a , b についての条件を求め,その条件を満たす点 ( a,b ) の範囲を a b 平面上に図示せよ.