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2013-10565-0201
2013 大阪教育大学 後期
易□ 並□ 難□
【1】 a を正の実数とする.点 P が放物線 y = x24 上を動くとき,点 A ( 0,a ) と点 P の距離 AP の最小値を r ⁡(a ) とおく.このとき,次の問に答えよ.
(1) r⁡( a) を求めよ.
(2) a=5 のとき, AP=r⁡ (5 ) となるような点 P の y 座標を b とする.
(ⅰ) b を求めよ.
(ⅱ) D を,
y≧ x24 ,x 2+ (y- 5) 2≧ (r⁡ (5) )2 , y≦b
をみたす点 ( x,y ) 全体の集合とする. D を図示せよ.
(ⅲ) D を y 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ.
2013-10565-0202
【2】 零行列でない行列 A =( ab cd ) に対して,次の命題を考える.
命題1 行列 X に対して, X=k⁢ A+l⁢ E となる実数 k , l が存在すれば, A⁢X= X⁢A である.
ただし, E は 2 次の単位行列である.
(1) 命題1が正しいことを示せ.
次に,命題2を命題1の逆とする.
(2) a≠d とし, X=( x yz w ) に対し, A⁢X= X⁢A が成り立つとする.
(ⅰ) y と z をそれぞれ, a ,b , c ,d , x ,w を用いて表せ.
(ⅱ) X- x-w a-d ⁢ A を計算し, a≠d のとき命題2が正しいことを示せ.
(3) a=d かつ b ≠0 のとき,命題2が正しいことを示せ.
(4) 命題2の反例をあげ,それが反例である理由を述べよ.
2013-10565-0203
【3】 半径 a の円 O の外に点 S をとる.点 S を通る直線 l は中心 O を通らず,円 O と 2 点( S に近いほうから A ,B )で交わるとする.直径 AA ′ と直径 BB ′ を考え,直線 A′ B′ と直線 SO の交点を S′ とする.
(1) SA=S ′A ′ であることを示せ.
直線 SA 上に点 H ( ≠A ) を SA =AH であるようにとる.直線 A B′ と直線 S ′H の交点を P とする.
(2) S′ P-SP =2⁢a であることを示せ.
(3) 直線 l が動くとき,点 P はどのような曲線を描くか図示せよ.
点 A での円 O の接線と点 B′ での円 O の接線の交点を Q とする.
(4) 三角形 PSA と三角形 QOA は相似であることを示せ.
2013-10565-0204
【4】 さいころを繰り返し投げるとする.自然数 n に対して, n 回目に出た目が 3 の倍数であれば an=1 , そうでなければ an=0 と定める. X0 =0 とし,さらに
Xn = a12 + a22 2+ ⋯+ an2 n
とする. qn を, Xn -1≦ 1 3 かつ X n> 13 となる確率とし, pn を X2⁢n -1> 13 となる確率とする.
(1) 0 2+ 1 22 +0 23 +1 24 +0 25 +1 26 +⋯ を求めよ.
(2) q1 , q2 , q3 , q4 , q5 を求めよ.
(3) q2⁢ n-1 を n を用いて表せ.
(4) limn →∞ pn を求めよ.