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2013 大阪教育大学 後期

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の実数とする.点 P が放物線 y = x24 上を動くとき,点 A ( 0,a ) と点 P の距離 AP の最小値を r (a ) とおく.このとき,次の問に答えよ.

(1)  r( a) を求めよ.

(2)  a=5 のとき, AP=r (5 ) となるような点 P y 座標を b とする.

(ⅰ)  b を求めよ.

(ⅱ)  D を,

y x24 x 2+ (y- 5) 2 (r (5) )2 yb

をみたす点 ( x,y ) 全体の集合とする. D を図示せよ.

(ⅲ)  D y 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ.

2013 大阪教育大学 後期

易□ 並□ 難□

【2】 零行列でない行列 A =( ab cd ) に対して,次の命題を考える.

命題1 行列 X に対して, X=k A+l E となる実数 k l が存在すれば, AX= XA である.

 ただし, E 2 次の単位行列である.

(1) 命題1が正しいことを示せ.

 次に,命題2を命題1の逆とする.

(2)  ad とし, X=( x yz w ) に対し, AX= XA が成り立つとする.

(ⅰ)  y z をそれぞれ, a b c d x w を用いて表せ.

(ⅱ)  X- x-w a-d A を計算し, ad のとき命題2が正しいことを示せ.

(3)  a=d かつ b 0 のとき,命題2が正しいことを示せ.

(4) 命題2の反例をあげ,それが反例である理由を述べよ.

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易□ 並□ 難□

【3】 半径 a の円 O の外に点 S をとる.点 S を通る直線 l は中心 O を通らず,円 O 2 点( S に近いほうから A B )で交わるとする.直径 AA と直径 BB を考え,直線 A B と直線 SO の交点を S とする.

(1)  SA=S A であることを示せ.

直線 SA 上に点 H A SA =AH であるようにとる.直線 A B と直線 S H の交点を P とする.

(2)  S P-SP =2a であることを示せ.

(3) 直線 l が動くとき,点 P はどのような曲線を描くか図示せよ.

A での円 O の接線と点 B での円 O の接線の交点を Q とする.

(4) 三角形 PSA と三角形 QOA は相似であることを示せ.

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易□ 並□ 難□

【4】 さいころを繰り返し投げるとする.自然数 n に対して, n 回目に出た目が 3 の倍数であれば an=1 そうでなければ an=0 と定める. X0 =0 とし,さらに

Xn = a12 + a22 2+ + an2 n

とする. qn を, Xn -1 1 3 かつ X n> 13 となる確率とし, pn X2n -1> 13 となる確率とする.

(1)  0 2+ 1 22 +0 23 +1 24 +0 25 +1 26 + を求めよ.

(2)  q1 q2 q3 q4 q5 を求めよ.

(3)  q2 n-1 n を用いて表せ.

(4)  limn pn を求めよ.

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