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2013-11341-0101
2013 富山県立大学 前期工学部
易□ 並□ 難□
【1】 a は定数とする. xy 平面上で連立不等式
y+a⁢ x-5≦ 0 ,0 ≦x≦ 2 ,0 ≦y≦3
が表す領域の面積を S とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) a=2 のとき, S の値を求めよ.
(2) a=3 のとき, S の値を求めよ.
(3) a≧1 のとき, S を a を用いて表せ.
2013-11341-0102
【2】 2 から 21 までの整数がそれぞれ 1 つずつ書かれた 20 個のボールが,箱の中に入っている.まず,箱の中の 20 個のボールから 1 個を取り出し,そのボールに書かれた数を p とする.次に,箱の中の 19 個のボールから 1 個を取り出し,そのボールに書かれた数を q とする.このとき,次の確率を求めよ.
(1) log10 ⁡(p +q) =1 となる確率
(2) log10 ⁡p> log10⁡ q となる確率
(3) logp ⁡q>2 となる確率
(4) 2⁢log p⁡q が整数となる確率
2013-11341-0103
【3】 x≧0 とする.関数 f ⁡(x )= e-2⁢ x3 , g⁡( x)= x⁢e -x3 について,次の問いに答えよ.ただし, limx →∞ g⁡( x)= 0 は証明なしに用いてよい.
(1) 導関数 f ′⁡( x) を求めよ.
(2) y=g⁡ (x ) の増減,極値および変曲点を調べて,そのグラフの概形をかけ.
(3) a≧0 とし,曲線 y =g⁡( x) と x 軸および 2 直線 x =a ,x =a+1 で囲まれた部分を, x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積を V ⁡(a ) とする.このとき,極限値 lima→ ∞e 2⁢a 3⁢ V⁡( a) を求めよ.
2013-11341-0104
機械システム工,知能デザイン工,情報システム工,環境工学科
【4】 a ,b , c ,d は実数とする. 1 次変換は,座標平面上の任意の点 ( x,y ) を同じ平面上の点 ( X,Y ) に移す変換で,その変換の規則が
( X Y )=( ab cd )⁢( x y )
と表せるものである.このとき,行列 ( ab cd ) を 1 次変換を表す行列という.次の変換が, 1 次変換であるならばその 1 次変換を表す行列を求め, 1 次変換でないならばその理由を述べよ.
(1) 座標平面上の任意の点をそれ自身に移す変換
(2) 座標平面上の任意の点を直線 y =-x に関して対称な点に移す変換
(3) 座標平面上の任意の点を x 軸方向に 2 , y 軸方向に 4 だけ移動する変換
2013-11341-0105
生物工学科
【4】 条件 a1=2 , an +1= 3⁢an +1 ( n= 1 ,2 , 3 ,⋯ ) によって定められる数列 { an } について,次の問いに答えよ.
(1) bn =an + 12 とおいて数列 { bn } の初項と漸化式,および一般項を求めよ.
(2) 数列 { an } の一般項を求めよ.また,極限値 limn→ ∞ an+ 1a n を求めよ.
(3) 2 直線 y = an+ 1a n⁢ x , y= a nan +1 ⁢ x のなす鋭角を θ n とするとき,極限値 lim n→∞ tan⁡ θn を求めよ.