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2013 東京理科大学 薬学部B方式

薬学科

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】(1) 次の条件を満たす数列 { an } を考える.

条件:ある定数 k があって,点 ( n,an ) n=1 2 3 はすべて直線 y =-5 x+k の上にある.

このとき, {a n} は公差 - の等差数列である. 1 n2 i=1 na i の値が n によらず一定となるのは k = のときであり,その値は - である.

(2) 次の条件を満たす数列 { bn } を考える.

条件:ある定数 l があって,点 ( n,log2 bn ) n=1 2 3 はすべて直線 y =-5 x+l の上にある.

このとき, {b n} は公比 の等比数列である. i= 1n bi 1 がすべての n に対して成り立つためには, llog 2 であることが必要十分である.

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薬学科

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】  n を自然数とする. 0r n を満たす整数 r に対して, fn (r) = 4r 2n- rr! (n -r) ! g n( r)= 5r r! (n- r)! とおく.ただし, 0!=1 であるとする.

(1)  rn- 1 のとき, fn (r) <fn (r +1) が成り立つためには,

r< ( n-1)

であることが必要十分である.また, gn (r) <gn (r+1 ) が成り立つためには,

r< ( n-1)

であることが必要十分である.

(2)  n=10 とする.

(a)  f10 (r ) が最大になるのは r = のときである.また, g10 (r ) が最大になるのは r = のときである.

(b) 

r= 110 f10 (r) = 2 3 5 7

である.また,

r= 010 g10 (r )= 2 3 5 7

である.

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配点25点

易□ 並□ 難□

【3】 座標空間において, 3 A (1 ,0,0 ) B (0 ,1,0 ) C (0 ,0,1 ) をとり,線分 AC p :1-p に内分する点を P とする.ただし, 0<p <1 とする.

(1) 線分 BC 上に点 Q が,線分 AQ と線分 BP が直交するようにとれるためには, p< であることが必要十分である.そのような Q がとれるとき, BQ BC=q とおく.そのとき, (p+ 1) (q+ 1)= が成り立ち,

PQ2 = ( p2+ q2) -

となる.さらに, PQ が最小となるのは, p= - のときで,このとき

PQ2= -

である.

(2) 点 D ( 1,1, 1) をとる.線分 AB 1 :2 に内分する点を E とし,線分 CD 1 :2 に内分する点を F とする.点 P に対して,線分 BD 上の点 R を,線分 EF と線分 PR が交わるようにとる.このとき

PR2= p2- p+

である.

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【4】  k は正の定数として f (x )=- x2+ kx とおき, xy 平面における放物線 C :y=f (x ) の上の点 P に対し,次の条件(*)を考える.

(*): P における C の法線(すなわち, P を通り, P における C の接線と垂直な直線)は,原点 O を通る.

(1) 条件(*)を満たす P が, C 上に 3 つあるような k の値の範囲は

k> (**)

である.

k が(**)の範囲にあるとき,条件(*)を満たす 3 つの点のうち O と異なる点を P1 P2 とし,それらの x 座標を α β α<β とする.さらに領域 α xβ において,放物線 C x 軸,および 2 直線 x =α x =β で囲まれた図形の面積を S とし,直線 P1 P2 x 軸,および 2 直線 x =α x= β で囲まれた図形の面積を T とする.

(2)  α+β = k α β= (k 2+ ) である.

(3)  P 1O P2 45 ° になるのは, k= のときである.そのとき, T S= である.

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