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【1】 以下の問に答えよ.必要なら(1)に述べられている事実および(1)で得られた結果は(2)の解答に用いてよい.
(1) 実数とつの以上の実数によって定まる行列を回かけることによって行列が得られる.ただし,とする.各自然数に対し,
によって定まる数列に関する以下の各問に答えよ.
(a) 数列数列および数列の一般項を求めよ.ただし,この問については答のみを解答すればよい.
(b) のとき,数列の一般項をのように表すことによって得られる数列について,をおよびを用いて表せ.
(c) (b)の数列の第項についてとなる.このことを数学的帰納法によって証明せよ.
(2) つの以上の実数および各自然数に対し,行列とが
によって与えられているとする.とおき,さらに各自然数についておよびと定めることによって,行列が与えられる.各自然数に対し,
によって定まる数列に関する以下の各問に答えよ.
(a) 第項がであるような数列について,を求めよ.
(b) 数列の収束・発散を調べ,収束する場合はその極限値を求めよ.
(c) 第項がであるような数列の収束・発散を調べ,収束する場合はその極限値を求めよ.
(d) 数列の収束・発散を調べ,収束する場合はその極限値を求めよ.
【2】 この問題の解答に背理法を用いてはならない.なお,必要なら正の整数に関する素因数分解を用いてよい.以下の各問に答えよ.
(1)(a) 「正の整数について,が有理数ならばは整数である.」このことを証明せよ.
(b) (a)に述べられた事実を用いて,次の個の数
のうち無理数となるものはいくつあるか理由を述べ答えよ.さらに,有理数となるものをすべて求めよ.
(2)(a) 「つの正の整数について,が有理数ならばは整数である.」このことを証明せよ.
(b) (a)に述べられた事実を用いて,次の個の数
のうち無理数となるものはいくつあるか理由を述べ答えよ.さらに,有理数となるものをすべて求めよ.
(c) (a)に述べられた事実を用いて,次の個の数
のうち無理数となるものはいくつあるか理由を述べて答えよ.