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2013 東京理科大学 全学部C方式

2月18日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】 正の実数 a b と実数 c 1 および,正の整数 m に対して,関数 f (x ) g (x )

f( x)= a( x-1) 2m +b (x -c) 2

g( x)=log f( x)

と定める.以下, f (x ) g (x ) は,それぞれ f (x ) g (x ) の導関数を表す.

(1)  f( x) は条件

f( 1)= 2 f (1 )=9

を満たすとする.このとき, b= c= である.

(2)  f( x) が(1)の条件を満たすとき, g (1 )= である.さらに, g (c) =-9 であるとすると, m= となる.

(3)  f( x) は条件

f( 1)= 2 f (1 )=9 g (c) =-9 f (c) =64 81

を満たすとする.このとき, a= である.

2013 東京理科大学 全学部C方式

2月18日実施

25点

易□ 並□ 難□

【2】 座標平面において不等式

-6 x2 yx+ 1 x 2+y 24

が表す領域を D とする.

(1) 領域 D x のとり得る値の最大値は 最小値は - である.また, y のとり得る値の最大値は + 最小値は - 3 である.

(2)  -4 x+4 y=k として,領域 D において k の値のとり得る範囲を求めると

- 2 k

である.

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2月18日実施

25点

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x )

f( x)= x3- 6x 2+27

と定める.

(1) 関数 f (x ) の極小値は - 極大値は であり,方程式 f (x )=0 は整数の解 α = をもつ.

(2)  α と異なる実数 t をとり,座標平面において曲線

Cy =f( x)

と, C 上の 2 P ( α,0 ) Q ( t,f (t) ) を結ぶ直線 l を考える.直線 l の方程式は

ly =( t2- t- ) (x- α)

となる.

(3) 直線 l は曲線 C に, t= のとき点 P で接し, t= のとき点 Q で接する.

(4)  t かつ t のとき,直線 l は曲線 C と相異なる 3 点で交わる. l C の交点のうち P Q と異なるもう一つの交点を R とし,点 P と点 R の中点を T とするとき,点 T x 座標は

- t

と表される. t t <0 の範囲を動くとき,点 T y 座標の極小値は, - である.

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2月18日実施

25点

易□ 並□ 難□

【4】  n 2 以上の整数とする.実数 a b に対し, n 次関数 f (x )

f( x)= xn+ 2a x+3 b

と定め,定積分 I =1 2 -11 {f (x )} 2d x を考える. I の値を最小にするような a b と,そのときの I の値を求めたい.

(1)

I=[ 1 2n+ 1 x 2n+ 1+ a2 x3+ b2 x]0 1+ [ n+2 ax n+2+ n +1 b xn+1 ] -11

である.

(2)  n が偶数の場合, I は, a= b=- 1 ( n+1) のとき,最小値

n 2( n+ ) (n + ) 2

をとる.

(3)  n が奇数の場合, I は, a=- 2( n+ ) b= のとき最小値

(n- ) 2( n+1) (n + ) 2

をとる.

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2月18日実施

25点

易□ 並□ 難□

【5】 平面に OAB をとり,その面積を 1 とする.線分 AB 1 :2 に内分する点を M 線分 OM の中点を N とする.辺 OA 上の点 P OB 上の点 Q を, P N Q が一直線上にあるようにとる. N は線分 PQ t :(1 -t) に内分しているとする. OP OA=x OQ OB=y とおく.

(1)  P= A のとき, OAN ONQ の面積はそれぞれ

OAN= ONQ= y

なので,このときの y の値は である.

Q= B のとき, OBN ONP の面積はそれぞれ

OBN= ONP= x

なので,このときの x の値は である.

(2)  ON OA OB を用いて表すと OA+ OB 6 である.また, N PQ t :(1 -t) に内分するので

(1 -t) x= t y=

である.

(3)  x 1 y1 であるから, t の範囲は t である. OPQ= 1 1 t( 1-t) であるから, OPQ の面積の最大値は 最小値は である.

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2月18日実施

25点

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【6】 原点を O とする座標平面で, 2 A ( 1,0 ) B (cos θ,sin θ) をとる.ただし, 0<θ <π とする.

P は線分 AB 上を,また,点 T は線分 OA 上を動き, APT の面積は OAB の面積の 23 となっているとする.

(1)  AP=s AT=t とおくとき, AB= sin θ 2 であるから, st= sin θ2 となる.

(2)  PT2 =L とおき, L θ t で表すと,

L=t 2- sin2 θ2 + sin2 θ2 t2

となる.

(3)  AB が次の不等式を満たすように θ を固定し,点 P T が上記の条件を満たして動くときの L の最小値を求めると,次のようになる.

(a)  0<AB < 32 のとき, L の最小値は,

+ sin2 θ2

(b)  2 3AB 3 2 のとき, L の最小値は,

sin θ2 - sin2 θ2

(c)  3 2AB <2 のとき, L の最小値は,

- sin 2 θ2

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