【3】
(1) を未知数とする連立方程式を次のように行列を用いて表現する.ただしは実数とする.
(*)
この連立方程式(*)が組の解を持つための必要十分条件はである.このとき,とすると,解は,である.
また,連立方程式(*)が解を無数に持つ場合,の値はであり,の値は小さい方からである.このときの解はを満たすすべてのの組み合わせとなる.
(2)
について,の値がであるとき,その行列をとする.行列で表される一次変換において,直線上の点はに移る.また原点により構成される三角形が一次変換によって移る図形の面積はである.