2013 立命館大 情報理工学部2月8日実施MathJax

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2013 立命館大学 情報理工学部

2月8日実施

易□ 並□ 難□

【1】  2 つの箱 A B にそれぞれ白玉 1 個,赤玉 3 個,合計 4 個ずつ入っている.箱 A B からそれぞれ無作為に玉を 1 個取り出し,交換して,箱に入れる.この操作を n 回繰り返した後,箱 A に白玉 1 個,赤玉 3 個が入っている確率を P (n ) とする.

(1)  P( 1)=

(2) 操作を n 回( n 1 )繰り返した後,箱 A の白玉の個数は 個, 個, 個の 3 通りの場合がある.(ただし, < < とする.)

  (n +1) 回目の操作の後,箱 A に白玉 1 個,赤玉 3 個が入っている確率は,上記の場合分けに対応して,

個のとき, である.

個のとき, である.

個のとき, である.

(3)  n1 のとき, P( n+1 ) を, P( n) を用いて表すと P (n +1) = である.

 (1)と合わせ, P( n) n を用いて表すと, P( n)= n 1 と表される.

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2月8日実施

易□ 並□ 難□

【2】 自然数 N が異なる 2 つの素数 a b により N =am bn m n :正の整数)と表されるとする.

(1)  N の約数の個数は である.また,全ての約数の和 S S = a-1 × b-1 と表される.(ただし, a の式, b の式とする.)

(2) 自然数 N において, S=2 N となる数を考える. a=2 の場合, b について整理すると, bn+ 1+ bn+ =0 が成立する. n=1 の場合には, b= と求まる.この場合, N m を用いて N = と書ける.いま, N<1000 であるとすると, N= の形で表される数は である.

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易□ 並□ 難□

【3】

(1)  x y を未知数とする連立方程式を次のように行列を用いて表現する.ただし a b は実数とする.

( a-1 15 a+3 ) ( x y) =( -3 b2 +2b ) (*)

 この連立方程式(*)が 1 組の解を持つための必要十分条件は 0 である.このとき, b=-1 とすると,解は, x= y= である.

 また,連立方程式(*)が解を無数に持つ場合, a の値は であり, b の値は小さい方から である.このときの解は y = を満たすすべての x y の組み合わせとなる.

(2)

A=( a- 11 5a +3 )

について, a の値が であるとき,その行列を B とする.行列 B で表される一次変換 f において,直線 y =5x +2 上の点は に移る.また原点 O P (1 ,0) Q (1 ,5) により構成される三角形 OPQ が一次変換 f によって移る図形の面積は である.

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易□ 並□ 難□

【4】 関数 fn (x )= log xx n x> 0 について次の問いに答えよ.ただし n は自然数,対数の底は e とする.

(1)  fn ( x)= xn+1 である.よって曲線 y =fn (x ) は, x の値が のとき,極大値 をとる.

 また, limn = limn = となる.

(2)  x についての方程式 a x3 =logx の実数解が 2 個となる a の範囲は < a< である.ただし, limx logx xn =0 を用いてよい.

(3)  t>0 とする. tt+1 f 1( x) dx= であり, tt+1 f1 (x )d x=0 となる t の値は である.

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