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2014-10381-0101
2014 福井大学 前期
教育地域科学部
易□ 並□ 難□
【1】 総数 20 本のくじの中に,賞金 1000 円の 1 等が 1 本,賞金 500 円の 2 等が 2 本,賞金 100 円の 3 等が 3 本入っており,残りは全て賞金 0 円のはずれくじである.このくじを 2 本引くとき,次の問いに答えよ.
(1) 3 等が 1 本以上当たる確率を求めよ.
(2) 得られる賞金の総額が 1000 円になる確率を求めよ.
(3) 得られる賞金の総額の期待値を求めよ.
(4) このくじを 1 本引くのに参加料を x 円払う必要があるとする.このくじを 2 本引くとき, x がいくらまでならば,「くじを引くこと」が得になるか答えよ.ここで,得られる賞金の総額の期待値よりも参加料の方が少ないとき,得であると判断することにする.
2014-10381-0102
【2】 ▵OAB は OA =OB=1 を満たす二等辺三角形とする. t を 12 <t <1 を満たす定数とし,辺 AB を t :1 に内分する点を M ,1 :t に内分する点を N としたとき, ∠AOB= 3⁢∠ AOM が成り立つとする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) ON= 1-t t であることを証明せよ.
(2) x=cos⁡ ∠AOB ,y= cos∠AOM とするとき, x ,y を t を用いて表せ.
(3) x=- y2 が成り立つときの, t の値と辺 AB の長さを求めよ.
2014-10381-0103
教育地域科,医学部
医学部は【2】
【3】 次の条件によって定められる数列 { an } がある.
a1 =2 ,3⁢ an+ 1-4 ⁢an +1=0 ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ )
このとき,以下の問いに答えよ.
(1) 数列 { an } の一般項を求めよ.
(2) a n+1 an の小数部分を b n とおくとき,数列 { bn } の一般項を求めよ.
(3) ∑k= 1n 1 bk を求めよ.
2014-10381-0104
教育地域科(理数教育コース)学部
【4】 f⁡( x)= 3⁢sin⁡ x ,g⁡ (x) =x⁢( 2+cos⁡ x) とするとき,以下の問いに答えよ.
(1) 0<x <π のとき, 0<f⁡ (x )<g ⁡(x ) が成り立つことを証明せよ.
(2) 0≦x ≦π の範囲で, 2 つの曲線 y =f⁡( x) ,y =g⁡ (x ) と直線 x =π によって囲まれた図形の面積を求めよ.
2014-10381-0105
教育地域科(理数教育を除く学校教育課程,地域科学課程)学部
【5】 O を原点とする座標平面上に点 A ( 2,0 ) と放物線 C :y= 12 ⁢ x2- 3⁢x+ 6 があり, C 上の点で x 座標が t と 2 ⁢t であるものをそれぞれ P ,Q とおく.このとき,以下の問いに答えよ.ただし t >0 とする.
(1) 3 点 A ,P , Q が一直線上にあるときの t の値を t 0 とおく. t0 の値を求めよ.
(2) t=t 0 のとき, ▵OAQ の周および内部と,不等式 y ≧ 12⁢ x 2-3 ⁢x+6 の表す領域との共通部分の面積を求めよ.
(3) 0<t <t0 を満たす t に対して, ▵APQ の面積を S ⁡(t ) とおくとき, S⁡( t) の最大値とそのときの t の値を求めよ.
2014-10381-0106
工学部
【1】 ▵OAB は OA =OB=1 を満たす二等辺三角形とする. t を 12 <t <1 を満たす定数とし,辺 AB を 1 :t に内分する点を P ,∠ AOP の二等分線と辺 AB との交点を Q とする. a→ =OA → ,b →= OB→ , k=OP とおくとき,以下の問いに答えよ.
(1) OP→ を a→ , b→ と t を用いて表せ.
(2) OQ→ を a→ , b→ と t , k を用いて表せ.
(3) AQ=BP が成り立つとする. k を t を用いて表せ.また内積 a→⋅ b→ を t を用いて表せ.
2014-10381-0107
【2】 1 から 7 までの数を 1 つずつ書いた 7 個の玉が,袋の中に入っている.袋から玉を 1 個取り出し,書かれている数を記録して袋に戻す.この試行を n 回繰り返して得られる n 個の数の和が 4 の倍数となる確率を p n とする.ただし, n は正の整数とする.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) p1 と p 2 を求めよ.
(2) pn+ 1 を p n の式で表せ.
(3) pn を求めよ.また極限値 limn→ ∞p n を求めよ.
2014-10381-0108
【3】 関数 f ⁡(x )= x x2+ 1 について,以下の問いに答えよ.
(1) 関数 f ⁡(x ) の導関数 f ′⁡( x) を求めよ.
(2) 曲線 y =f⁡( x) 上の点 ( t,f⁡ (t ) ) における接線が点 (0 , 12⁢ 2 ) を通るような t の値を求めよ.
(3) t を(2)で求めた値とする.曲線 y =f⁡ (x ) と x 軸および直線 x =t によって囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積を求めよ.
2014-10381-0109
【4】 以下の問いに答えよ.
(1) p>1 , q>1 のとき,不等式 p +q<p ⁢q+1 を証明せよ.
(2) a>1 , b>1 のとき,不等式 a+b- 1<a +b -1 を証明せよ.
(3) a>1 , b>1 , c>1 のとき,不等式 a+b+ c-2 <a+ b+ c-2 を証明せよ.
2014-10381-0110
医学部
【1】 三角形 OAB は OA =OB=1 を満たす二等辺三角形とする. t を 12 <t <1 を満たす定数とし,辺 AB を 1 :t に内分する点を M ,∠ AOM の二等分線と辺 AB の交点を N とする. a→ =OA → ,b →= OB→ と表すとき,以下の問いに答えよ.
(1) OM=s とおく. ON→ を a→ , b→ , s ,t を用いて表せ.
(2) AN=BM のとき,内積 a→⋅ b→ を t を用いて表せ.
(3) cos⁡∠ BOM=x とおく.(2)の仮定のもとで,さらに x 2+a →⋅ b→ =0 が成り立っているとき,辺 AB の長さを求めよ.
2014-10381-0111
【3】 行列 A = 14⁢ ( 53 3 5 ) に関して,以下の問いに答えよ.
(1) 次の等式が成り立つような cos ⁡θ ,sin⁡ θ ,a , b を求めよ.ただし, 0≦θ ≦ π2 とする.
A⁢( cos ⁡θ -sin⁡θ sin⁡ θcos ⁡θ )=( cos ⁡θ -sin⁡θ sin⁡ θcos ⁡θ )⁢( a 0 0b )
(2) n を正の整数とするとき, An +( A-1 ) n を求めよ.
(3) A=B 2 となる行列 B をすべて求めよ.
2014-10381-0112
【4】[1] n を正の整数として,以下の問いに答えよ.ただし,自然対数の底 e は無理数であることを証明せずに用いてよい.
(1) 等式 ∫01 tn⁢ et⁢ dt=a n⁢e+ bn が成り立つ整数 an ,bn がただ 1 組存在することを示せ.
(2) an+ 1⁢ bn- an⁢ bn+ 1 の値を求めよ.
2014-10381-0113
【4】[2] 区間 [0 , π2 ] で連続な関数 f ⁡(x ) に対し,等式 ∫0 π2 f⁡( x)⁢ dx= ∫0π 2f ⁡( π2 -x )⁢d x が成り立つことを証明せよ.さらに,それを利用して次の定積分の値を求めよ.
∫ 0π2 sin⁡3⁢ xsin⁡ x+cos⁡ x⁢ dx