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2014-10561-0101
2014 大阪大学 前期
文系(文,人間科,法,経済,
医(保健(看護学)),外国語学部)
配点率30%
易□ 並□ 難□
【1】 i は虚数単位とし,実数 a , b は a2+ b2> 0 を満たす定数とする.複素数 ( a+b⁢ i)⁢ (x+ y⁢i ) の実部が 2 に等しいような座標平面上の点 ( x,y ) 全体の集合を L 1 とし,また ( a+b⁢ i)⁢ (x+ y⁢i ) の虚部が -3 に等しいような座標平面上の点 ( x,y ) 全体の集合を L 2 とする.
(1) L1 と L 2 はともに直線であることを示せ.
(2) L1 と L 2 は互いに垂直であることを示せ.
(3) L1 と L 2 の交点を求めよ.
2014-10561-0102
文系(文,人間科,法,経済, 医(保健(看護学)),外国語学部)
配点率35%
【2】 次の問いに答えよ.
(1) cos⁡x+ cos⁡y≠ 0 を満たすすべての実数 x , y に対して等式
tan⁡ x +y2 = sin⁡x+ sin⁡y cos⁡x+ cos⁡y
が成り立つことを証明せよ.
(2) cos⁡x +cos⁡y +cos⁡z ≠0 を満たすすべての実数 x , y ,z に対して等式
tan⁡ x+y+ z3= sin ⁡x+sin ⁡y+sin ⁡zcos ⁡x+cos ⁡y+cos ⁡z
は成り立つか.成り立つときは証明し,成り立たないときは反例を挙げよ.
2014-10561-0103
【3】 関数 f ⁡(x )=p ⁢x3 +q⁢x 2+r⁡ x+s は, x=0 のとき極大値 M をとり, x=α のとき極小値 m をとるという.ただし, α≠0 とする.このとき, p ,q , r ,s を α , M ,m で表せ.
2014-10561-0104
理系(理,医(医,保健(放射線技術,検査技術)),歯,薬,工,基礎工学部)
配点率20%
【1】 実数 a , b ,c , d ,e に対して,座標平面上の点 A ( a,b ), B (c ,d) ,C ( e,0 ) をとる.ただし点 A と点 B はどちらも原点 O ( 0,0 ) とは異なる点とする.このとき,実数 s , t で
s⁢OA →+t ⁢OB→ =OC→
を満たすものが存在するための, a ,b , c ,d , e についての必要十分条件を求めよ.
2014-10561-0105
【2】 t>0 において定義された関数 f ⁡(x ) は次の条件(ア)(イ)を満たす.
(ア) t>0 のとき,すべての実数 x に対して不等式
t⋅ ex+ e-x 2 +f⁡( t)≧ 1+x
が成り立つ.
(イ) t>0 に対して,等式
t⋅ ex+ e-x 2 +f⁡( t)= 1+x
を満たす実数 x が存在する.
このとき, f⁡( t) を求めよ.
2014-10561-0106
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【3】 ∑n =140000 1 n の整数部分を求めよ.
2014-10561-0107
【4】 半径 1 の 2 つの球 S 1 と S 2 が 1 点で接している.互いに重なる部分のない等しい半径を持つ n 個( n ≧3 )の球 T1 ,T 2 ,⋯ , Tn があり,次の条件(ア)(イ)を満たす.
(ア) Ti は S1 ,S2 にそれぞれ 1 点で接している( i =1 ,2 , ⋯ ,n ).
(イ) Ti は T i+1 に 1 点で接しており( i =1 ,2 , ⋯ ,n -1 ),そして T n は T 1 に 1 点で接している.
このとき,以下の問いに答えよ.
(1) T1 , T2 , ⋯ ,T n の共通の半径 r n を求めよ.
(2) S1 と S 2 の中心を結ぶ直線のまわりに T 1 を回転してできる回転体の体積を V n とし, T1 , T2 , ⋯ ,T n の体積の和を W n とするとき,極限
limn →∞ W nVn
を求めよ.
2014-10561-0108
【5】 さいころを繰り返し投げ, n 回目に出た目を X n とする. n 回目までに出た目の積 X1⁢ X2⁢ ⋯⁢X n を T n で表す. Tn を 5 で割った余りが 1 である確率を p n とし,余りが 2 , 3 ,4 のいずれかである確率を q n とする.
(1) pn+ qn を求めよ.
(2) pn+ 1 を p n と n を用いて表せ.
(3) rn =( 6 5 )n ⁢pn とおいて r n を求めることにより, pn を n の式で表せ.