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2014 横浜市立大 前期

医学部医学科

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(1)  a b c を相異なる実数とする. x y z に関する連立 3 1 次方程式

{ x-a y+a2 z= a4 x-by +b2 z=b4 x-c y+c 2z= c4

を解きたい.その解を基本対称式

A=a+ b+c

B=a b+bc +ca

C=a bc

を用いて表せ (1)

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【1】 以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(2) 平面上に 3 A ( 2,3 ) B (1 ,2) C (3 ,1) をとる.このとき,三角形 ABC の内心を求めよ (2)

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【1】 以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(3) 行列 A

A=( 2+2 2- 2- 22 2-2 2 2+ 22 )

とおく.このとき,行列の和

A+A 2+ +A7 +A8

を(簡潔な形で)求めよ (3)

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【2】 ある閉区間 D で与えられた関数 f (x ) は, 2 階微分可能で,第 2 次導関数 f ( x) が連続で,更に f ( x)< 0 と仮定する.以下の問いに答えよ.

(1)  a1 <a2 <a3 を満たす D a1 a 2 a3 に対して

f( a2) -f( a1) a2 -a1 > f( a3) -f( a2) a3- a2

を示せ.

(2)  x1 x2 D の実数とする. 0α 1 を満たす α に対して

f( αx 1+( 1-α) x2 )α f( x1) +(1- α) f( x2)

を示せ.

(3)  x1 x2 x3 D の実数とする. α1 α2 α3 0 および α1+ α2 +α3 =1 を満たす α1 α 2 α 3 に対して

f( α1 x1+ α2 x2+ α3 x3) α1 f( x1) +α2 f( x2) +α3 f( x3)

を示せ.

(4)  D=( 0, ) とする.上の議論を用いて, D x1 x 2 x3 に対して不等式

x1+ x2+ x33 x1 x2 x33

を示せ.

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【3】  a を正の実数とする.放物線 y2=4 ax 上に 2 O ( 0,0 ) A ( x1, y1 ) をとる. y1 >0 として,以下の問いに答えよ.

(1)  α>0 として,関数 F (t )

F( t)= 12 { tt 2+α +α log( t+t2 +α) }

とおく.導関数 F ( t) を求めよ.

(2) 点 O から点 A までの曲線の長さ L x 1 の関数として表せ.ただし, x=0 で値が発散する関数 g (x ) については

0ag (x )d x=lim s+0 sa g( x) dx

と解釈する( a >s>0 ).

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【4】  n 4 以上の整数とする. 1 番から n 番までの番号がふられたボールが 1 つずつある.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) 以下のような操作でボールを 1 列に並べる:

1.  1 番目のボールを適当な位置におく.

2.  2 番のボールを 1 番のボールの左または右に同じ確率でおく.

3.  3 番のボールをすでに並んでいる 2 つのボールの左または間または右に同じ確率でおく.

4. 以下 n 番まで番号順に, k 番のボールを,すでに並んでいるボールの一番左または間または右に同じ確率でおく,ことを繰り返す.

 例えば,左から 2 番, 1 番, 3 番のボールが並んでいるとき, 4 番のボールが 2 番と 1 番の間におかれる確率は 14 である.

n 番のボールをおき終えたとき, i 番のボールが左から j 番目に並ぶ確率は 1n であることを証明せよ.ただし, i j 1 以上, n 以下の整数とする.

(2) (1)のボールの列を,(左から)番号順に並び替えるため,以下の操作を考える:

隣り合った 2 つのボールの組で,左のボールの番号が右のそれより大きなもの(入れ替え可能な組と呼ぶ)が存在するとき,そのようなボールの組を 1 つ選び,入れ替える.

入れ替え可能な組があった場合に,入れ替える組をどのように選んだとしても,この操作を繰り返すことにより,すべてのボールの列は,必ず番号順の列になることを証明せよ.

(3) (2)の操作の回数は,入れ替える組の選び方とは無関係であることを証明せよ.

(4) (2)においてボールの列を番号順に並べ替えるとき, i 番のボールを,より番号の小さいボールと入れ替える回数の期待値を E i とする.このとき,

i=1 n Ei

を求めよ.

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