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2014-11831-0301
2014 高知工科大学 AOマネジメント学部
数理マネジメントプログラム
易□ 並□ 難□
【1】 次の各問に答えよ.
(1) a ,b , x ,y を正の実数として,不等式
( a⁢x+ b⁢y) 2≦ (a2 +b2 )⁢ (x2 +y2 ) ⋯ ①
を証明せよ.また, a ,b , c ,x , y ,z を正の実数として,不等式
( a⁢x+ b⁢y+ c⁢z) 2≦ ( a2 +b2 ⁢x 2+y 2+ c⁢z) 2≦ (a 2+b 2+c 2)⁢ (x2 +y2 +z2 ) ⋯ ②
を証明せよ.
2014-11831-0302
(2) xy 平面において,連立不等式
x2 -1≦y , y≦2 ⁢x2 -4⁢x +2 ,y≦ 2⁢x2 +4⁢x +2
の表す領域の面積を求めよ.
2014-11831-0303
(3) 0 から 9 までの数字を 1 つ書いたカードがそれぞれ 1 枚ずつある.この中から 3 枚をとり, 1 番大きい数を百の位, 2 番目に大きい数を十の位, 1 番小さい数を一の位として, 3 桁の整数をつくる.例えば 3 , 2 , 7 をとった場合は, 732 を作る.このような作り方は何通りあるか.また,この 3 桁の整数が 500 以上になる場合は何通りあるか.
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(4) ベクトル a→ , b→ が条件
|a →| =7 , a →⋅ b→ =5
を満たすとき, |b → | のとり得る値の範囲を求めよ.
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【2】 ▵ABC において, ∠A の二等分線が辺 BC と交わる点を D とする.このとき
AB:AC= BD:DC ⋯ ①
が成り立つことを証明したい.次の各問に答えよ.
(1) 点 D から 2 直線 AB , AC に下ろした垂線を DE , DF とするとき, DE=DF が成り立つことを証明せよ.さらにこの事実を用いて ① を証明せよ.
(2) ∠BAD= ∠CAD=θ とおいて, ▵ABD と ▵ ACD の面積を θ を用いて表せ.さらにこの結果を用いて ① を証明せよ.
(3) (1),(2)以外の方法を用いて ① を証明せよ.ただし,複数の方法を思いついても,一通り書けばよい.
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【3】 等式
∑j= 1n ( -1) j-1 ⁢j 2= (- 1) n-1 ⋅ n ⁢(n +1) 2 ⋯ (*)
がすべての自然数 n について成り立つことを証明したい.次の各問に答えよ.
(1) n=5 のとき,(*)の左辺を記号 ∑ を用いない形で表せ.
(2) 等式(*)が n =1 の場合について成り立つことを証明せよ.
(3) k を自然数とするとき,
( -1) k-1 ⋅ k ⁢(k +1) 2+ (- 1) k⁢ (k+ 1) 2
を簡単にせよ.
(4) 等式(*)がすべての自然数 n について成り立つことを数学的帰納法を用いて証明せよ.
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【4】 θ は 0 <θ< π 2 を満たす角とする.連立不等式
cos⁡θ ≦x≦1 , 0≦y , x2 +y2 ≦1
の表す x y 平面上の領域を D1 ,3 点 ( 0,0 ), ( cos⁡θ ,sin⁡θ ), (0 ,1 ) を頂点とする三角形の周および内部を D 2 とする.領域 D1 ,D2 の面積をそれぞれ S1 ,S2 とし, S1 +S2 =S とする.次の各問に答えよ.
(1) θ= π 3 のとき,領域 D1 ,D2 を図示せよ.また,このときの S1 ,S2 の値を求めよ.必要ならば半径 r の円の面積が π ⁢r2 であることを用いて良い.
(2) 0<θ < π2 のとき, S1 , S2 を θ で表せ.
(3) θ の値を 0 <θ< π 2 の範囲で変化させて, S を θ の関数と考える. d Sdθ を求めよ.
(4) (3)のとき, S の最小値を求めよ.また,そのときの θ の値を求めよ.