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2014 立命館大学 薬学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1)  a を定数とするとき, x 3 次方程式

x3 +(a -1) x2 +x+3 -a=0

について,

(a) 任意の a の値に対し,方程式 x = を解にもつ.

(b) 方程式 3 つの解のうちの 2 つが等しいとき, a の値の中で最も小さい値は a = であり,最も大きい値は a = である.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2)  a>0 a1 とする.

loga 8=1.81 loga 27=2.88 loga 125=4.12 として,次の 4 つの数の大小を考える.

1 log a3 loga 92 log 10a

この 4 つの数を大小の順に並べると, x<y< z<w となる.このとき, x= z= である.

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2月2日実施

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【1】

(3) 座標平面上に 2 P ( cosθ, sinθ ) Q (cos 2θ ,2sin 2θ ) がある.ただし, 0<θ <π 2 とする.

原点を O とするとき, OPQ の面積 S を, sinθ を用いて表すと,

S= 12 ( )

である.

したがって,面積 S が最大となるのは, θ= のときで,最大値は である.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(4)  OAB において, OA=3 OB= 2 AB =2 である. OA =a OB =b とする.

(a) 内積 a b の値を求めると, である.

(b) 辺 OB の中点を M 頂点 O から辺 AB に下ろした垂線と線分 AM の交点を P とするとき, OP を, a b を用いて表すと, OP = 113 ( ) である.

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【2】 放物線と直線で囲まれた図形の面積を考える.

(1) 放物線 C1 y=x2 +1 に原点 O から 2 つの接線を引き,傾きが正の接線との接点を A 傾きが負の接線との接点を B とする. B の座標は ( , ) である.

 次に,放物線 C 1 と直線 y = で囲まれた図形の面積を S1 放物線 C 1 と原点 O から C 1 に引いた 2 つの接線で囲まれた図形の面積を S 2 とすると, S1 = S2 = である.

(2)  a b を定数( b >0 )とする放物線 C2 y=x2 +ax +b と原点 O から C 2 に引いた 2 つの接線を考える. x 座標が大きい方の接点を P 小さい方の接点を Q とすると, P の座標は ( , ) で, Q の座標は ( , ) である.

 次に,放物線 C 2 と直線 PQ で囲まれた図形の面積 S 3 を求めると, S3 = である.放物線 C 2 と原点 O から C 2 に引いた 2 つの接線で囲まれた図形の面積 S 4 を求めると, S4 = である.

(3) 点 ( 0,b+ 1) を通る傾き m の直線と(2)の放物線 C 2 で囲まれた図形の面積を S 5 とする. S5 が最小となるのは, m= のときで, S5 の最小値は である.

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【3】  n 階建て( n 2 )のホテルの全客室に, 2 種類の新聞 A 紙と B 紙(どちらも全客室に比べて十分多い)のどちらか 1 紙を必ず配るときの配り方の総数 a n を考える.ただし, A 紙を配った客室の上下および隣の客室には必ず B 紙を配るものとする.

A B 4
B A 3
B B 2
    1

 ホテルは 1 階に客室はなく, 2 階以上には客室が各階に 2 つある n 階建てとし,客室の下には客室が 1 つのみ存在する.

 例えば, 2 階建て( n =2 )の場合,配る客室は 2 階の 2 客室のみなので, A 紙の配り方で場合分けすると, A 紙を配らない場合と, A 紙を客室 1 つだけに配る場合があり,配り方の総数は a2= 3 となる.右図は, 4 階建て( n =4 )の場合の新聞の配り方の 1 例を示している.

(1)  a3 = a4 = a5 = である.

(2) ここで, 6 階建てのホテルの場合の総数は, 5 階建てと 4 階建てのホテルでの総数を用いて, a6 = a5+ a4 と表される.同様に考えると,一般の場合でも, an+ 2= an+1 + an という漸化式が成り立つ.

(3) したがって, a8 の値は である.

(4) 次に,上で定められた数列 { an } の一般項 a n を求めるため,(2)の漸化式を ( an+ 2-α a n+1 )=β (a n+1 -αa n) に変形する.この式を満たす α β の組を 2 つ求めると, α= β= (複号同順)となる.

(5) (4)で得られる 2 つの漸化式を用いて数列 { an } の一般項を求めると, an = n2 である.

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【4】 座標平面上の 3 A B C を考える.最初,点 A B はともに原点 O ( 0,0 ) に,点 C は点 ( 1,0 ) に位置している.

 表と裏が出る確率が等しい 3 枚のコイン α β γ を同時に投げ,次のように 3 A B C を動かす.コイン α で表が出たとき,点 A x 軸上を正の方向に 1 進み,裏が出たとき,点 A は同じ位置にとどまる.コイン β で表が出たとき,点 B x 軸上を負の方向に 1 進み,裏が出たとき,点 B は同じ位置にとどまる.コイン γ で表が出たとき,点 C は原点 O を中心に半径 1 の円周上を反時計回りに 45 度回転移動し,裏が出たとき,点 C は同じ位置にとどまる.

 このような試行を 4 回繰り返すとき,次の各問いに答えよ.

 ただし,(2),(3)において, 3 点の作る面積とは, 3 点が同一直線上にあるときは 0 とし,そうでないときは,その 3 点を頂点とする三角形の面積とする.

(1)  3 A B C がすべて x 軸上に位置する確率は 3 A B C のうちの 2 点が同じ位置にある確率は 3 A B C が二等辺三角形の頂点となる確率は である.

(2)  3 A B C の作る面積の最大値 S は, S= で,最大値をとる確率は である.また, 3 A B C の作る面積が無理数となる確率は である.

(3)  3 O A C の作る面積の期待値 E は, E= である.

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