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2015-10081-0201
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2015 東北大学 後期
経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 a ,b , c を実数とし,座標空間内の点を
O (0 ,0,0 ), A (2 ,1,1 ), B (1 ,2,3 ), C (a ,b,c ), M (1 , 12 , 1)
と定める.空間内の点 P で
4⁢ |OP →| 2+ |AP →| 2+2 ⁢| BP→ |2 +3⁢ |CP →| 2=30
を満たすもの全体が M を中心とする球面をなすとき,この球面の半径と a , b , c の値を求めよ.
2015-10081-0202
経済学部・理学部共通
理学部は【1】
【2】 a を実数とする. xy 平面において,関数 y =x2 と y =-x2 ++2 ⁢a⁢x -a のグラフをそれぞれ C1 ,C 2 とする.
(1) C1 と C 2 が共有点をもたないような a の範囲を求めよ.
(2) a が(1)で求めた範囲にあるとき, C1 と C 2 の両方に接する直線が 2 本存在することを示せ.
(3) a が(1)で求めた範囲を動くとき, C1 と C 2 の両方に接する 2 本の直線の交点が描く図形を図示せよ.
2015-10081-0203
経済・理学部共通
【3】 サイコロを 4 回投げて出た目の数を順に a , b ,c , d とする.
(1) a⁢b+ c⁢d= 6 が成り立つ確率を求めよ.
(2) a⁢b- c⁢d= 1 が成り立つ確率を求めよ.
2015-10081-0204
【4】 xy 平面において,次の連立不等式が表す領域を D とする.
y≧ |x2 -1 | ,x ≧| y-6 |- 5
(1) 領域 D を図示せよ.
(2) 領域 D の面積を求めよ.
2015-10081-0205
理学部
【2】 a ,b を実数とする. xy 平面において,連立不等式
3⁢x -4⁢y +4≧0 , 4⁢x +3⁢y -28≦0 , x≧0 , y≧0
の表す領域を D とし,不等式 (x -a) 2+ (y -b) 2≦1 の表す領域を E とする.
(1) E のすべての点が D の点となるような点 ( a,b ) 全体のなす図形の面積を求めよ.
(2) E のいずれかの点が D の点となるような点 ( a,b ) 全体のなす図形の面積を求めよ.
2015-10081-0206
【4】 -1<x <1 の範囲で定義された関数 f ⁡(x ) で,次の 2 つの条件を満たすものを考える.
f⁡( x)+ f⁡( y)= f⁡( x +y1 +x⁢y ) ( -1<x <1 ,-1 <y<1 )
f⁡( x) は x =0 で微分可能で,そこでの微分係数は 1 である
(1) -1< x<1 に対し f ⁡(x )=- f⁡( -x) が成り立つことを示せ.
(2) f⁡( x) は - 1<x< 1 の範囲で微分可能であることを示し,導関数 f ′⁡( x) を求めよ.
(3) f⁡( x) を求めよ.
2015-10081-0207
【5】 α ,β , γ を複素数として, f⁡( t)= α⁢t2 +β⁢t +γ とおく.実部と虚部がどちらも整数である複素数全体の集合を R とする.また, i を虚数単位とする.
(1) 次の 2 条件(a),(b)は同値であることを示せ.
(a) すべての整数 n に対し, f⁡( n) は R の要素である.
(b) 2⁢α , β-α , γ はすべて R の要素である.
(2) x が R の要素ならば, x ⁢(x +1) 1-i は R の要素であることを示せ.
(3) 次の 2 条件(c),(d)は同値であることを示せ.
(c) すべての R の要素 x に対し, f⁡( x) は R の要素である.
(d) (1 -i) ⁢α ,β -α ,γ はすべて R の要素である.
2015-10081-0208
【6】 n を自然数とし,
In = ∫01 d x1+ xn , Jn =∫ 01 log⁡( 1+x n+1 )⁢d x
とおく.ただし,対数は自然対数とする.
(1) 実数 t ≧0 に対し,次の不等式が成り立つことを示せ.
log⁡ ( 1+t +12 )≦ t 2⁢( 1+t +1)
(2) 次の不等式が成り立つことを示せ.
0≦J n-log⁡ 2≦ 14⁢ (n+ 1)
(3) 導関数 ddx ⁢log⁡ (1+ xn+ 1) を求めよ.
(4) 極限値 limn→ ∞n⁢ (1- In ) を求めよ.