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2015 横浜市立大 前期

医学部医学科

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(1) 数直線上の原点 O を出発点とする.硬貨を投げるたびに,表が出たら 2 裏が出たら 1 だけ正の方向へ進むものとする.点 n に到達する確率を p n とする.ただし, n は自然数とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(ア)  3 以上の n について, pn pn -1 pn -2 の関係式を求めよ (1-ⅰ)

(イ)  3 以上の n について, pn を求めよ (1-ⅱ)

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【1】 以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

2015年横浜市立大前期医学部【1】(2)の図

(2)  x3 -3a xy +y3 =0 a>0 で定義される曲線はデカルトの葉(または,葉線)と呼ばれている.

これによって囲まれる第 1 象限の面積 S を求めたい.極座標 x =rcos θ y= rsin θ を用いると,曲線は

r( θ)= 3 acos θsin θ cos3 θ+sin3 θ ( 0θ π2 )

となる.これより面積は

S= 12 0 π2 r( θ) 2dθ

と表せる. t=tan θ とおいて S を求めよ (2) .ただし,

0 f( t) dt=lim R 0Rf (t )d t

と解釈する.



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【1】 以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

2015年横浜市立大前期医学部【1】(3)の図

(3)  1 辺の長さが a > 0 の正 4 面体を考え,その頂点をそれぞれ A B C D とする.

また,辺 AD の中点を P BC の中点を Q とする.このとき,ベクトル AQ BP の内積 AQ BP を求めよ (3)



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【1】  以下の問いに答えよ.ただし,解答のみを解答用紙の所定の欄に記入せよ.

(4) 数列の和

j= 1n j2 2n- j

を求めよ (4)

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【2】 以下の問いに答えよ.

(1) 平面上に相異なる 3 点がある.この 3 点が同一直線上にないとき,この 3 点を通る円は必ず存在し,かつ,一つだけしかないことを証明せよ.

(2) 平面上に相異なる 3 A B C があり, A B 間の距離は,外の 2 点間の距離より短いとする.このとき,線分 AB を直径とする円は,内部に点 C を含まないことを証明せよ.

(3) 平面上に相異なる 4 点がある.この 4 点が同一円周上になく,かつどの 3 点も同一直線上にないとする.このとき,うまく 3 点を選ぶと,その 3 点を通る円は,残りの点を内部に含まないようにできることを証明せよ.

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【3】 等式

5 +23 -5 -23 =1 (*)

が知られている.左辺を見て,右辺を想像することは一見難しい.これを証明するために,以下の問いに答えよ.

(1) (*)の左辺を変形し,近似式

( 1+x) a1 +ax + a( a-1) 2 x 2+ a( a-1) (a -2) 6 x 3 |x |<1

を用いて( a は実数),その近似値を求めよ.ただし,簡単にするため 5-1 3 0.6 とする.

(2)  3 次方程式

x3 +3x -4=0

を解いて,上の等式(*)を証明せよ.

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【4】 自然数 N に対して,自然数からなる 2 つの数列 a1 a 2 aN b1 b 2 bN +1 があり,条件

i=1 2 N に対して bi< ai かつ bi+ 1< ai

をみたすと仮定する.そして

F= i= 1N ai- N i =1N +1 bi

とおく. N は固定して,以下の問いに答えよ.

(1) 自然数からなる数列 x1 x 2 xn の最小値を x とする.このとき

x= 1n i =1n xi x1= x2= =x n=x

は同値であることを証明せよ.

(2)  F のとりえる最小値を求めよ.

(3)  F が最小値をとるための,数列に関する条件を求めよ.

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