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2015 名古屋市立大 後期

経済学部

易□ 並□ 難□

【1】  10 以下の互いに異なる素数 k l m n と, 10 以上の互いに異なる素数 p q に対して, k+p+ q=l2 が成立する.自然数 a b c は以下を満たす.

{ a=k pq b=k 2m 2 c=k ln6 a+b- c=0

次の問いに答えよ.

(1)  a が奇数であることを示せ.

(2)  b が奇数であることを示せ.

(3)  a b を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【2】 正の実数 a に対して,曲線 C y= |x 2+a x | と直線 l y=- a2 x が原点 O 以外の 2 P ( x1, y1 ) Q (x 2,y 2) で交わっている.ただし条件 x1 -1 x2 を満たすとする.曲線 C と直線 l で囲まれた領域のうち - 1x 0 にある部分の面積を S とするとき次の問いに答えよ.

(1) 点 P Q の座標を a で表し,条件を満たす a の値の範囲を求めよ.

(2)  a1 のとき S a で表せ.

(3) (2)の条件のもとで S の最小値およびそのときの a の値を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【3】 正の定数 r に対して x yz 空間内の原点 O を中心とする半径 r の球面上の点を P ( s,t, u) とする.ただし, s t u は正とする.直線 OP に垂直でこの球面に接する平面が x 軸, y 軸, z 軸と交わる点をそれぞれ A ( a,0, 0) B ( 0,b, 0) C ( 0,0, c) とし,球面と x 軸, y 軸, z 軸が交わる点をそれぞれ D ( r,0, 0) E ( 0,r, 0) F ( 0,0, r) とする.次の問いに答えよ.

(1) 三角形 ABC の面積 S 1 r s t u を用いて表せ.

(2)  3 つの正の実数 l m n に対し不等式 l 3+m 3+n 33 lm n を証明せよ.また,等号が成立するのは l =m=n のときに限ることを示せ.

(3) 点 P が与えられた球面を動くとき, S1 の最小値を r で表せ.ただし,(2)の不等式を用いてよい.

(4) 三角形 DEF の面積を S 2 とする.(3)で求めた S 1 の最小値と S 2 の比を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【4】  n 枚のトランプカードがあり,そのうち k 枚は絵札,残りの n -k 枚は数字のカードである.これら n 枚のカードを裏向きに並べ,次の操作1,操作2を順に行った後に, k 枚の絵札すべてが表を向いていれば「勝ち」とする.

操作1: n 枚のそれぞれのカードすべてについて 1 個のサイコロを 1 回ずつ振り,偶数の目が出たらそのカードを表に向ける.

操作2:表を向いていないカードがあれば,その中から無作為に 1 枚を選び,表に向ける.ただし,操作1の終了後カードがすべて表を向いていれば,なにも行わない.

次の問いに答えよ.

(1)  n=2 k=1 のとき,「勝ち」となる確率を求めよ.

(2)  n=5 k=1 のとき,「勝ち」となる確率を求めよ.

(3)  n=5 k=2 のとき,「勝ち」となる確率を求めよ.

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