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2015-11561-0101
2015 大阪府立大学 前期
知識情報システム・環境システム・マネジメント・獣医・応用生命科・緑地環境科・自然科・総合リハビリテーション学類
易□ 並□ 難□
【1】 n を自然数とする.数字 1 が書かれたカードが n 枚,数字 4 が書かれたカードが 1 枚, ▵ が書かれたカードが 1 枚,合計 n +2 枚のカードがある.これら n +2 枚のカードから 2 枚のカードを同時に引き,カードに書かれた数字の合計を得点とするが,引いたカードの中に ▵ が書かれたカードが含まれる場合には,得点は 0 点とする.
(1) 得点が 0 点となる確率,得点が 2 点となる確率,得点が 5 点となる確率をそれぞれ求めよ.
(2) 得点の期待値を求めよ.
(3) (2)で求めた期待値を a n とおくとき, an+ 1- an の符号を調べることにより, an が最大になる n をすべて求めよ.
2015-11561-0102
【2】 異なる n 個のものから異なる r 個を取り出して並べる順列の総数
Pr n =n⁢ (n- 1)⁢ (n- 2)⁢ ⋯⁢( n-r+ 1) (ただし n ≧r≧1 )
に関して以下の問いに答えよ.
(1) k>r ならば Pr k = 1r+ 1 ⁢( P r+1 k+1 - Pr +1 k ) が成り立つことを示せ.
(2) Pr r +Pr r+1 +Pr r+2 +⋯+ Pr n+r -1 = P r+1 n+r r+1 が成り立つことを示せ.
(3) 次の等式がすべての自然数 k に対して成り立つような定数 A ,B , C を求めよ.
k4= P4 k+3 +A× P3 k+2 +B× P2 k+1 +C× P1 k
(4) 14+ 24+ 34+ ⋯+n 41 +2+3 +⋯+n を n の 3 次式で表せ.
2015-11561-0103
知識情報システム・獣医・応用生命科・緑地環境科・自然科学類
【3】 四面体 OABC が与えられており,各辺の長さが
OA=2 , OB=3 , OC=3 , AB=3 , BC=2 , CA=3
であるとする.また,点 O , A , C を通る平面を α , 点 O ,A , B を通る平面を β とし,点 B を通り平面 α に垂直な直線を g , 点 C を通り平面 β に垂直な直線を h とする.
(1) 内積 OA→ ⋅OB→ , OB→ ⋅OC→ , OA→ ⋅OC → を求めよ.
(2) 直線 g と平面 α の交点を P , 直線 h と平面 β の交点を Q とするとき, OA→ ,OB → ,OC → を用いて, OP→ , OQ→ を表せ.
(3) 直線 g と直線 h は交わることを示せ.また,直線 g と直線 h の交点を R とするとき, OA→ ,OB → ,OC → を用いて, OR→ を表せ.
2015-11561-0104
環境システム・マネジメント・総合リハビリテーション学類
【3】 a を正の定数とする.放物線 C:y= a⁢x2 上の点 P (t ,a⁢t 2) (ただし t ≠0 )に対して, C の P での接線を m , P を通り, y 軸に平行な直線を v とする.直線 m に関して v を対称移動した直線を l とする.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) l の傾きを, a ,t を用いて表せ.
(2) l の y 切片は t によらず一定であることを示せ.
2015-11561-0105
【4】 実数全体を定義域とする関数 f ⁡(x ), g⁡( x) をそれぞれ
f⁡( x)= ex ,g⁡ (x) = ex+ 1+e -x-1 2
で定める.曲線 y =f⁡( x) 上の点 ( t,et ) における法線に関して,直線 x =t を対称移動した直線を l とする.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) l の方程式を求めよ.
(2) l は曲線 y =g⁡ (x ) に接することを示し,その接点の x 座標を求めよ.
(3) (2)で求めた接点を P とする. l と曲線 y =f⁡( x) , および P を通り y 軸に平行な直線で囲まれた部分の面積を S ⁡(t ) とする. t が実数全体を動くとき, S⁡( t) の最小値を求めよ.
2015-11561-0106
【4】 a ,b , p ,q を実数の定数(ただし a <b )とする. 2 次方程式
(*) x2-p ⁢x+q =0
について以下の問いに答えよ.
(1) (*)が実数解をもち,それらがともに a 以上 b 以下であるための必要十分条件を p , q についての連立不等式で表せ.
(2) (1)で導いた p , q についての連立不等式を満たす座標平面上の点 ( p,q ) 全体の集合を D とするとき, a , b を用いて D の面積を表せ.