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2015-13591-0501
2015 早稲田大学 教育学部
2月19日実施
易□ 並□ 難□
【1】 次の各問の解答を解答用紙の所定欄に記入せよ.
(1) 整式 P ⁡(x ) を ( x-1) ⁢( x-4 ) で割ると余りは 43 ⁢x-35 であり, (x -2) ⁢(x -3) で割ると余りは 39 ⁢x-55 であるという.このとき, P⁡( x) を
(x -1) ⁢( x-2) ⁢( x-3) ⁢(x -4)
で割ったときの余りを求めよ.
2015-13591-0502
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(2) 座標平面に 4 点 A ( 1,1) ,B ( 1,-1 ), C (- 1,1 ), D (- 1,-1 ) がある.実数 x が 0 ≦x≦1 の範囲にあるとき, 2 点 P ( x,0) ,Q ( -x,0 ) を考える.このとき, 5 本の線分の長さの和
AP+BP+ PQ+CQ+ DQ
が最小となるような x の値を求めよ.ただし, x=0 のときは PQ =0 とする.
2015-13591-0503
(3) 1 から 10 までの自然数からなる集合 { 1,2, ⋯,10 } の中から異なる 3 つの数を選ぶとする.このとき,選んだ数の和が 3 で割り切れる確率を求めよ.
2015-13591-0504
(4) 座標平面において楕円 E : x2a +y 2=1 を考える.ただし, a は a >0 をみたす定数とする.楕円 E 上の点 A ( 0,1 ) を中心とする円 C が,次の 2 つの条件をみたしているとする.
(ア) 楕円 E は円 C とその内部に含まれ, E と C は 2 点 P ,Q で接する.
(イ) ▵APQ は正三角形である.
このとき, a の値を求めよ.
2015-13591-0505
【2】 3 種類の記号 a , b ,c から重複を許して n 個を選び,それらを一列に並べて得られる長さ n の記号列を考える.このような記号列のなかで, a がちょうど偶数個含まれるようなものの総数を g ⁡(n ) とする.ただし, 0 個の場合も偶数個とみなす.たとえば, g⁡( 1)= 2 ,g ⁡(2 )=5 である.
(1) 自然数 n ≧1 に対して g ⁡(n +1) =g⁡( n)+ 3n が成り立つことを示せ.
(2) g⁡( n) を求めよ.
(3) 一般に, a を含む m 種類の記号から重複を許して n 個を選び,それらを一列に並べて得られる長さ n の記号列を考える.ただし, m ≧2 とする.このような記号列のなかで, a がちょうど奇数個含まれるようなものの総数を km⁡ (n ) とする.自然数 n ≧1 に対して, km ⁡(n ) を求めよ.
2015-13591-0506
【3】 平面上に長さ 1 のベクトル n → がある.また, a は a >1 をみたす定数とする.平面上のベクトル x → に対して,ベクトル y → を
y→ =x →-a ⁢( x→ ⋅n→ )⁢ n→
により定める.ただし, x→ ⋅n → はベクトルの内積を意味し, a⁢( x→ ⋅n→ ) はその a 倍の実数を表している.
(1) すべてのベクトル x → に対して | x→ |= |y → | が成り立つための必要十分条件は, a=2 であることを示せ.
(2) x→ ≠0 とする. x→ と n → のなす角を θ とし, y→ と n → のなす角を ϕ とする.このとき, a と cos ⁡θ を用いて cos ⁡ϕ を表せ.
2015-13591-0507
【4】 座標平面の第 1 象限に曲線 C0: y= 1x+ x ( x>0 ) と曲線 C :y= 1 x ( x> 0) がある. C0 上の点 (a , 1a+ a) における C 0 の接線を l とする.このとき, l は曲線 C と 2 点で交わっているとする.
(1) このように,接線 l と曲線 C が 2 点で交わる a の範囲を求めよ.
(2) 接線 l と曲線 C とで囲まれた部分の面積を求めよ.
(3) 上の(2)で求めた面積を S ⁡(a ) とするとき,
a31 -a2 <S ⁡(a )< 2 ⁢a1 -a2
が成り立つことを示せ.