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【2】 ある国はつの州とから構成されている.国全体の人口はで常に一定であり,州の人口を州の人口をとし,とする.
州と州の人当たりの所得は,を変数とする次の関係式で決定されるとする.
ここでは正の定数である.このとき次の問いに答えなさい.
(1) をの関数として置き換えると
である.
(2) 今,として,今後,国民は所得が高い方の州へ移動するものとする.すなわち,とすると,の場合は,州から州へ人口移動が続き,反対にの場合は,州から州へ人口移動が続くことになる.さらに,の場合でも,移動することでがともに増加するのであれば,人口移動は続くとする.
ここで人口移動が止まるときのの値について考える.の場合には,がつだけ存在し,このときの人当たりの所得はである.また,の場合には,がつ存在し,このときの人当たりの所得はである.
図
【3】 半径の円の内部に,右図のように,半径の等しい個の円が,接点以外に重なる部分がないように並んでおり,これらの個の円の集まりを円群と呼ぶ.
ここで,円群の円はすべて円と内接している.また円群のどの円も円群の他のつの円と外接している.
次に,円群のすべての円と外接する円を作り,円群と同様に円の内部に半径の等しい個の円(円群)を並べる.この操作を回繰り返す.ただし,は自然数,は以上の自然数とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) のとき,円群の円の半径を求めよ.
(2) とするとき,円群の円の半径をを用いて表せ.
(3) 円群の円の半径と円の半径が等しいとき,の値を求めよ.
(4) が(3)で求めた値のとき,円群の円の面積の和を求めよ.
(5) 円群から円群のすべての円の面積の総和を求めよ.