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【2】 次の文章中のに適する式または数値を,解答用紙の同じ記号のついたの中に記入せよ.途中の計算を書く必要はない.
関数と定数に対して
とおく.さらに,は偶関数とする.すなわち,任意のに対してが成り立つとする.このときである.定積分の値は,と置換して計算すると,とを用いて
(*)
と表せる.以下ではつの例に(*)をあてはめる.
(1) の場合,
(*)よりである.
(2) の場合,
(*)よりである.
(3) の場合,
と置換するととなる.ここでである.一般に定数に対して(は積分定数)だからである.したがって,の値はであり,(*)よりである.ここで,の分数関数についてが成り立つ.
以上よりである.
【3】 次の文章中のに適する式または数値を,解答用紙の同じ記号のついたの中に記入せよ.途中の計算を書く必要はない.
焼きいも屋さんが京都・大阪・神戸の都市を次のような確率で移動して店を出す(日以上続けて同じ都市で出すこともありうる).
・京都で出した翌日は,大阪・神戸で出す確率はそれぞれである.
・大阪で出した翌日は,京都・大阪で出す確率はそれぞれである.
・神戸で出した翌日は,京都・神戸で出す確率はそれぞれである.
今日を日目として,日目に京都・大阪・神戸で店を出す確率を,それぞれとするとである.
であるとする.このときである.のときをで表すとそれぞれである.を用いると,のときをのみで表すことができる.すなわちである.したがって,の一般項は,が奇数のときが偶数のときである.以上よりである.