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2016-10271-0201
2016 電気通信大学 後期
配点60点
易□ 並□ 難□
【1】 関数
f⁡( x)= ∫ 0π2 | cos⁡3⁢ θ+x⁢ cos⁡θ |⁢ dθ
に対して,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) cos⁡3 ⁢θ を cos ⁡θ の式で表せ.また, sin⁡3 ⁢θ を sin ⁡θ の式で表せ.
(ⅱ) θ の方程式 cos ⁡3⁢θ +x⁢cos ⁡θ= 0 が 0 <θ< π 2 の範囲にただ 1 つの解をもつための x の条件を求めよ.
以下の問いでは, x は(ⅱ)で求めた条件を満たすものとし, α を
cos⁡3 ⁢α+x ⁢cos⁡α =0 ,0< α< π2
を満たす実数とする.
(ⅲ) sin⁡α を x の式で表せ.
(ⅳ) ∫0α |cos⁡ 3⁢θ +x⁢cos ⁡θ| ⁢dθ を x の式で表せ.
(ⅴ) f⁡( x) を x の式で表せ.
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【2】 媒介変数 t を用いて表された曲線
C:x = 2⁢t 21 +t2 ,y = 2⁢t 31 +t2 ( t≧0 )
(ⅰ) t>0 のとき,導関数 d xdt , dyd t を t の関数として表せ.
(ⅱ) t>0 のとき,導関数 dy dx を t の関数として表せ.
(ⅲ) t=1 に対応する曲線 C 上の点 ( 1,1 ) における接線 l の方程式を求めよ.
(ⅳ) t>0 のとき,第 2 次導関数 d2 yd x2 を t の関数として表し,曲線 C の凹凸を調べよ.
(ⅴ) 曲線 C と y 軸および接線 l で囲まれた図形の面積 S を求めよ.
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【3】 複素数平面上で複素数 z に対応する点 P を P⁡ (z ) と表す.このとき,複素数平面上の 2 点 A⁡ (a ), B ⁡( b⁢i ) に対して,以下の問いに答えよ.ただし, i は虚数単位を表し, a ,b は正の実数であるとする.
(ⅰ) 点 C⁡ (α ) を,点 A を点 B を中心として π3 だけ回転した点とする.複素数 α を a , b を用いて表せ
(ⅱ) 点 D⁡ (β ) を,線分 BD の中点が点 C となるように定める.複素数 β を a , b を用いて表せ.
(ⅲ) 2 点 A ,B を通る直線を l とする.点 E⁡ (1+ i) と直線 l の距離 d を a , b を用いて表せ.
以下の問いでは, d=1 の場合を考える.
(ⅳ) b を a を用いて表せ.さらに, a の動ける範囲を求めよ.
(ⅴ) a が 0 <a<1 の範囲を動くとき,複素数 β の実部 X を最大にする a の値を求めよ.
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【4】 n を自然数とする. 4n より大きく 2 ⋅4n より小さい整数のうち, 3 の倍数となるものを小さいものから順に並べて,有限数列
an , an +3 ,a n+6 , ⋯ ,bn (初項 an , 末項 bn ) ⋯ ①
をつくる.この数列の項数を N n として,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) a2 , b2 , N2 を求めよ.
(ⅱ) 4n を 3 で割ったときの余りは 1 であることを示せ.
(ⅲ) an , bn , Nn を n の式で表せ.さらに, an を N n の式で表せ.
(ⅳ) 数列 ① の和
Sn =an +(a n+3 )+ (a n+6 )+⋯ +bn
を N n の式で表せ.さらに, Sn を n の式で表せ.
(ⅴ) 数列 ① の逆数の和
Tn = 1an + 1an +3 + 1an +6 +⋯+ 1 bn
の極限値 limn→ ∞T n を求めよ.
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【5】で配点60点
【5】 次の[Ⅰ],[Ⅱ]に答えよ.
[Ⅰ] 次の極限値または定積分の値を求めよ.ただし, log は自然対数を表す.
(ⅰ) limx →0 1 -cos⁡x 4+x 2-2
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(ⅱ) limn →∞ 1 n2 ⁢ ∑k= 1n k⁢cos⁡ π⁢k n
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(ⅲ) ∫ 01 x2⁢ log⁡( 1+x) ⁢dx
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[Ⅱ] 複素数
zn =( 3-1 2 + 3+ 12 ⁢ i)n ( n=1 , 2 ,3 , ⋯ )
について,次の問いに答えよ.ただし, i は虚数単位とする.
(ⅳ) |z 1| の値を求めよ.
(ⅴ) z2 を極形式で表せ.
(ⅵ) zn の実部 x n を( i を含まない) n の式で表せ.