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2016 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の定数とし,座標平面上において,

C1 x2+ y2= 1 放物線 C2 y=a x2+ 1

を考える. C1 上の点 P ( 3 2 ,- 12 ) における C 1 の接線 l は点 Q ( s,t) C 2 に接している.次の問いに答えよ.

(1)  s t および a を求めよ.

(2)  C2 l および y 軸で囲まれた部分の面積を求めよ.

(3) 円 C 1 上の点が点 P から点 R ( 0,1 ) まで反時計回りに動いてできる円弧を C 3 とする. C2 l および C 3 で囲まれた部分の面積を求めよ.

2016 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【2】 四角形 ABCD において,

DAB= DBC=90 ° BCD= 60° AB=AD BC=1

とする.次の問いに答えよ.

(1) 対角線 BD の長さの 2 BD 2 を求めよ.

(2) 対角線 AC の長さの 2 AC 2 を求めよ.

(3)  BAC= α ACD=β とおくとき, cos2 α cos 2β を求めよ.

2016 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B,数学I・数学II・数学III・数学A・数学B共通

数学I・数学II・数学III・数学A・数学Bは【1】

易□ 並□ 難□

【3】 座標空間に 4

O (0 ,0,0 ) A (s ,s,s ) B (- 1,1, 1) C ( 0,0, 1)

がある.ただし, s>0 とする. t u v を実数とし,

d =OB -t OA e = OC- uOA -v OB

とおく.次の問いに答えよ.

(1)  OA d のとき, t s を用いて表せ.

(2)  OA d OA e d e のとき, u v s を用いて表せ.

(3) (2)のとき, 2 D E

OD =d OE =e

となる点とする.四面体 OADE の体積が 2 であるとき, s の値を求めよ.

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数学I・数学II・数学A・数学B,数学I・数学II・数学III・数学A・数学B共通

易□ 並□ 難□

【4】  xy 平面上に原点を出発点として動く点 Q があり,次の試行を行う.

1 枚の硬貨を投げ,表が出たら Q x 軸の正の方向に 1 裏が出たら y 軸の正の方向に 1 動く.ただし,点 ( 3,1 ) に到達したら Q は原点に戻る.

この試行を n 回繰り返した後の Q の座標を ( xn, yn ) とする.次の問いに答えよ.

(1)  (x 4,y 4)= (0, 0) となる確率を求めよ.

(2)  (x 8,y 8)= (5, 3) となる確率を求めよ.

(3)  x8 +y8 4 となる確率を求めよ.

(4)  x4 n+ y4 n4 k となる確率を n k で表せ.ここで k n 以下の自然数とする.

2016 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【5】  n 2 以上の自然数とする.次の問いに答えよ.

(1) 変量 x のデータの値が x1 x 2 xn であるとし,

f( a)= 1n k= 1n ( xk-a )2

とする. f( a) を最小にする a x1 x 2 xn の平均値で,そのときの最小値は x1 x 2 xn の分散であることを示せ.

(2)  c を定数として,変量 y z k 番目のデータの値が

yk =k k=1 2 n zk =ck k=1 2 n

であるとする.このとき y1 y 2 yn の分散が z 1 z 2 zn の分散より大きくなるための c の必要十分条件を求めよ.

(3) 変量 x のデータの値が x1 x 2 xn であるとし,その平均値を x とする.新たにデータを得たとし,その値を x n+1 とする. x1 x2 x n x n+1 の平均値を xn+1 x および n を用いて表せ.

(4) 次の 40 個のデータの平均値,分散,中央値を計算すると,それぞれ,ちょうど 40 670 35 であった.

120 10 60 70 30 20 20 30 20 60
40 50 40 10 30 40 40 30 20 70
100 20 20 40 40 60 70 20 50 10
30 10 50 80 10 30 70 10 60 10

新たにデータを得たとし,その値が 40 であった.このとき, 41 個のすべてのデータの平均値,分散,中央値を求めよ.ただし,得られた値が整数でない場合は,小数第 1 位を四捨五入せよ.

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数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【2】 次の問いに答えよ.

(1)  a を正の定数とする.関数 f (x )= ex- ae -x 2 の逆関数 f-1 ( x) を求めよ.

(2) (1)で求めた f -1 (x ) の導関数を求めよ.

(3)  c を正の定数とする. x 軸, y 軸,直線 x =c および曲線 y = 1x2 +c2 で囲まれる部分の面積を求めよ.

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数学I・数学II・数学III・数学A・数学B

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【3】 複素数平面上を,点 P が次のように移動する.

1. 時刻 0 では, P は原点にいる.時刻 1 まで, P は実軸の正の方向に速さ 1 で移動する.移動後の P の位置を Q1 ( z1 ) とすると, z1 =1 である.

2. 時刻 1 P Q1 ( z1 ) において進行方向を π4 回転し,時刻 2 までその方向に速さ 12 で移動する.移動後の P の位置を Q2 ( z2 ) とすると, z2 = 3+i 2 である.

3. 以下同様に,時刻 n P Qn ( zn ) において進行方向を π4 回転し,時刻 n +1 までその方向に速さ ( 12 )n で移動する.移動後の P の位置を Qn +1 (z n+1 ) とする.ただし n は自然数である.

α= 1+i 2 として,次の問いに答えよ.

(1)  z3 z4 を求めよ.

(2)  zn α n を用いて表せ.

(3)  P Q1 ( z1) Q 2( z2) と移動するとき, P はある点 Q (w ) に限りなく近づく. w を求めよ.

(4)  zn の実部が(3)で求めた w の実部より大きくなるようなすべての n を求めよ.

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数学I・数学II・数学III・

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【5】 数列

xn= 2n n= 0 1 2

を考える.この数列は 1 2 4 8 16 32 64 128 256 であるが,各項の下 1 桁をみると, 1 2 4 8 6 2 4 8 6 となっており, 2 から循環が始まり循環の周期は 4 である.次の問いに答えよ.

(1) 数列 { xn } の各項の下 2 桁は,あるところから循環する.循環が始まるところと,循環の周期を求めよ.ここで, 1 桁の数に対しては 0 を補って下 2 桁とみなすことにする.たとえば, 2 の下 2 桁は 02 とする.

(2)  4 の倍数で, 25 で割って 1 余る 2 桁の自然数 A を求めよ.

(3)  8 の倍数で, 125 で割って 1 余る 3 桁の自然数 B を求めよ.

(4) 数列 { xn } の各項の下 3 桁は,あるところから循環する.循環が始まるところと,循環の周期を求めよ.ここで, 2m 125 で割って 1 余るような最小の自然数 m 100 であることを用いてもよい.

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